「わたしは恋人のオイシイとこだけ欲しいんです。」
何とも馬鹿げた台詞である。
右肩上がりに視聴率が伸びる、ドラマのTBSがお届けする火曜ドラマ!
「逃げるは恥だが役に立つ」の第5話の冒頭のシーンだ。
このドラマ、ガッキー人気で見始めた方も多いだろう。
ザッピングで見始めたにもかかわらず、気がつけば毎週録画して楽しんでいる。
あちらこちらに散りばめられた名作のパロディもまた、この「オイシイとこだけ」なのだろう。
例えば"情熱大陸"を妄想するシーンや、鬼気迫るシーンに流れる"エヴァンゲリオン"のBGM、台詞に散りばめられた名作達の名シーンなどなど。
最近ではない"攻める"ドラマ作りに向うTBSがオモシロい!
ドラマのTBSと言われたのは遠い昔…
それが最近攻めるTBS。
バラエティーでは"水曜日のダウンタウン"や深夜の"クレイジージャーニー"。
"砂の塔"なんてのも攻めている。
アニメは日曜の夕方に"鉄血のオルフェンス"や深夜なら"亜人""ジョジョ"。
"ハイキュー"に至っては、白鳥沢戦だけをフューチャーするなんて、これを深夜枠に押し込むのは…どうも合点がいかない。
話はそれたがこの「逃げ恥」のエンディングもまた、ユーチューバー達の格好の餌食となっている。テレビが少し巻き返して来たか?
それとも一過性のものなのか?!
ドラマの中で描かれる台詞もいちいち突き刺さって来る。名優古田新太さんと藤井隆さんの演技や台詞にも目が離せない。
"夫婦喧嘩は負けるに限る。"
名言いただきました!
新垣結衣と星野源のやり取りもこのドラマの人気の秘密だろう。
"地獄でなぜ悪い"の星野源と少し近い感じもするが、こちらの方がしっくりと来る。
"タイガー&ドラゴン"に出てた事はあまり知られていない。叔母の石田ゆり子も見逃せない。
にしても…
このドラマの着地点は平匡さんがみくりを本当に好きになるのか?
こんな恋愛ドラマがあってもオモシロい。
だがしかし!このドラマもまた漫画が原作である。Kissに連載中であるのだが、このKissにはヤマザキマリさんの"スティーブ・ジョブズも連載されている。
これは余談も余談ではある。が、TBSの踏み出す勇気がこれまたオモシロい!