踏み出せ勇気、動かせ運 78 | 花師論

花師論

まるっきり今までの生活を捨てて、ひっそりと身を隠して起死回生をボ~っと見つめるただのおっさん。
世間では「報われない人」と笑われ、「前に出るな」と罵られながらも、いつも笑顔で暮らしている。
さてさて、この先どこまで行くのやら?

「泉谷しげるが吠えた!」


あるロックバンドがイベントのライブ後、バックステージで「こんなノリの悪い客の前でヤッてられるか!」とブチ切れたらしい!

無料イベントだからノリが悪かったンだろうが~そのバンドに人をノセるだけの演奏力が無かったクセに観客のせいにするたぁ、大したプライドだ。


なんとも泉谷さんらしいコメントだ。


素人に「ど」の付くど素人ではあるが、バンド結成当時から、「人を楽しませてナンボ」とメンバーに言い続けて来た。

LIVEのチケットが1,000円としても、そこに附随?する移動費や飲食費やら、何より時間の調整が難しい。

演者はそれら全てを含めてのステージを見せなければいけない。

どんな事があっても、帰り道にLIVEを振り返って「語らせる」事が使命である。

泉谷さんが吠えるのも無理はない。

ノリが悪いとか、音響のせいやら、他人に擦りつけていても何も起こらない。

お金が発生するその瞬間から、観客を楽しませてこそがマストである事を何故わからない!

素人バンドは観客動員に悪戦苦闘する。

自分達の力で観客を動員出来ないから、何バンドかをセットにして動員を図る。

そんな環境下で下積み生活を送っている時は、いつかメジャーに!と必死に腕を磨き、観客を楽しませることに命を賭ける。

一旦デビューが決まり、そこそこ売れ出すとこぞって偉そうに観客に責任を押し付ける。

それはスポーツの世界でも同じで、お金を貰う以上は楽しませるのが当り前だ!

己の下手さや不甲斐なさを恥じろ!


実力とは何か?!


それは興味のない人をも強引に惹き付ける歌唱力=実力なんだと思ってはいないか?

それは上手いに越したことはない!

だがしかし!

結局は「いかに人を楽しませるか」を能動的に考えてないと実力はつかない。

「客に甘えるな!」だ。

「魂を震わせろ!」だ。

自分達のステージを1人でも沢山の人に足を運んで貰いに、自分達のステージを見て貰う努力をしなければならない。

身内であろうとも、親戚縁者や友人知人や先輩後輩や、呼べるだけ呼ばなければ辞めてしまえ!

そうやって泉谷さんは昔から何も変わらず、言いたい事を言い放ちながら、実力をつけながら這い上がって来た。

だからこそ説得力がある。

いつまで経ったもロックだぜ!

でも、泉谷さんはフォークシンガーやけどね。


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