かつてこの二十数年アロマの無い時間は一日たりとも無いくらい
本当に熱心でした(笑)
ワインは勿論、ミイラ取りがミイラになり
とうとうソムリエになってしまたくらい…
スコッチ文化研究会にも所属していましたし、
日本酒の会や焼酎の会も葉巻の会にも参加していました。
香りに魅了されて
香りの何たるかを常に考え思い過ごしていました。
もともと匂いに敏感で
其れゆえの苦痛もありましたが
香りを趣味とすることで
過去の香りの記憶から
世界がことのほか明るく広がりました。
「日本ワインを愛する会」発足時のボランティアや
日本ワインを愛する会に寄稿した記事
ソムリエとして
ライラックワインガーデンのソムリエ
私の恩師で、アカデミー・デュ・ヴァンの人気講師であり
ワインライターでもある遠藤誠先生のワイン会
「イタリア20州を巡る美食の旅」を
札幌バージョンとして
イタリアンならではのコネクションから珍しいワインを少々登用しながら
当時私が勤務するレストランで主催させていただき
非常に盛況で同じ州のワイン会を月に3回開催、
これを9ヶ月繰り返しました。
土着の葡萄のルーツからワインの歴史や裏話等
各州の郷土料理とのマトリモーニオ(マリアージュ・相性)を楽しむ
ワインに興味を持ちの方の心をくすぐる内容でした。
また、独自に「魅惑の会」という知る人ぞ知る的な趣味のワイン会を開催させていただいたり
以下は「魅惑の会・パルメ編」より
まだまだ力強かった’67パルメ
1967年は一般的にボルドーの赤に関して
あまりよい年という記録はありません。
しかし、パルメの公式サイトや過去の文献でヴィンテージデータを見ると
パルメに限っては「素晴らしい年」
なぜ???
シャトーのデータに興味を持って垂直(ヴィンテージ違い)で
ワイン会を開催してみました。
この会は
「薀蓄で料理やワインが興ざめになる」「単純に楽しみたい」
と、おっしゃる方は遠慮していただきまして
じっくりとデータと比較して冷静にワインの背景を楽しむ方オンリーで(笑)
なるほど、流石
パルメは
どのヴィンテージも
最後にボトルに残る香りは
パルメなんです

それは、シャトーパルメに従する醸造家、アロマティシャンの誇りが生み出した
セパージュのマジック
その年の天候による葡萄の生育や熟成を把握し
徹底的にデータ採取して葡萄を分析する事により
香りや味わいを引き出すための
カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、プチ・ヴェルドーの品種構成(葡萄の比率)を調整
42区画の葡萄畑ごとの醗酵槽で厳重な温度管理の下
ポンピング・オーバーを日に8回も繰り返す
シャトーパルメ公式サイト
因みに61年66年67年70年75年等などボルドーの格付け1級を凌ぐと言われています。
お客様の所望するワインをセレクトし、
ワインの液面やコルクの状態を確かめ
ソムリエナイフでキャップシールをはがしコルクを抜く
みなが息を飲み、ピンと張り詰める空気の中
~瞬間~
封じ込められていたワインがその時間の経過とともに
現在の空間に解き放たれる。
至福の広がりを見せるアロマやブーケ
何とも言えない素晴らしい時間
ワインの色を確かめ、ワインを聴き、葡萄やワインの歴史的背景を伝え
そのワインのヴィンテージの気象条件を察しそれゆえのセパージュを感じ取る
ソムリエは、詩的な表現でその繊細さや素晴らしいアロマを表現する
甘く甘美な麗しい時間にお仕えする職業
ソムリエの一連の所作に続き
テースティングを求められたホストは
誇らしげに自分の所望したそのワインを
見て、聴いて、味わって
じっくりと感じ取りOKを出す。
そしてようやくゲストのグラスに注がれる。
ただ、そうこうしているうちに…
エクセレント、ゴージャス、カジュアル、チャーミング
例えいかなるワインであろうとも
「最高の状態」で味わっていただきたい
そんな悩みを持つようになりました。
アロマを愛するが故に
そこから、建築に引き込まれたわけです。
つづく






























