70代夫婦の移住生活/最悪の事態になってしまいました | Tasogare-Madameの日常

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「結婚はビジネス、夫は商品!」これが私の結婚哲学です。70代夫婦には引退という概念はありません。そんな老夫婦の日常です。

私は74才...

もう若くはございませんが
さりとて、まだ老婆でもございません。



夫と娘はいますが孫はおりません。
バアバにはなれない私です。
そんな私は、自称「黄昏マダム」...

 

 

 

枕崎に移住してから

8か月の時間が過ぎました。

その間いろんなことがございまして

暫くブログをお休みしておりました。

 

 

 

本当にいろいろございましたが

物事は最悪に至ったのです。




実は数日前の夜

夫が心肺停止で救急搬送され

人工呼吸器でやっと心臓は動きだしましたが

力尽きて翌日旅立ってしまいました。

 

 

 

私は覚悟しながらも

奇跡が起きますようにと何度も

神様にお願いいたしましたが

昼過ぎ、夫は人生を完了させました。
時刻は14:11でした。



そのあとは悲しむ暇もございません。

夫の遺体が清められている間

私と娘は家族の控室で待っていました。

 

 

 

その後は

ドクターや看護師さんに見送られて

病院の裏口で待機していた葬儀社の車で

葬儀社に向かいました。

 

 

 

夫の遺体は

葬儀社の和室に安置されました。

明日の通やを待ちます。

今夜は仮通夜ということになります。

 

 

 

夫を一人にすることはできず
新幹線で駆けつけた娘と二人で

夫との最後の時間を過ごしました。

 

 


明後日の葬儀まで

夫を一人にしておくことは忍びなく思いました。

私たちは夫の耳元で何度も声をかけました。

「これまでありがとね」

「後のことは心配しなくても大丈夫よ!」

「また会おうね」

 

 

 

夫からの返事はありませんが

濃密な時間でした。
私はとっても優しい気持ちになっていました。

こんなに優しくしたことがあったかしら・・・

すべてが夢の中にいるような時間でした。

 

 

 

本日は夫の葬儀でした。

小さな壺に収められた夫とともに

自宅に帰ってまいりました。

 

 

夫73才、職業内科医師。

死因は誤嚥による窒息。

 

 

 

以前のブログに書いたことが

現実になったのです。

 

 

 

 

 

黄昏マダム