【絆】娘と言えども、大人の女性ですから… | Tasogare-Madame

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「結婚はビジネス、夫は商品!」これが私の結婚哲学です。70代夫婦には引退という概念はありません。そんな老夫婦の日常です。

私は73歳。

もう若くはないが

さりとてまだ老婆でもない。

 

 

夫と娘はいるが孫はいない。

バーバになれない私は

自称「黄昏マダム」

 

 

※6月4日のストロベリームーンが顔を見せてくれました。

 

 

 

6月の満月、ストロベリームーン

 

 

 

夕食後うとうとしてしまい

9時過ぎに目が覚めて空を見上げると

写真のように美しい姿のストロベリームーン。

 

 

 

 

ほんとに観ることができて

嬉しかったですね。

 

 

 

 

さてさて、

私にはアラフォーの娘がおりまして、

娘は未だ独身でございます。

私の住まいから徒歩で15分ほどの

距離に住んでおります。

 

 

 

 

お昼過ぎ、

娘に一言意見したいことがあって

彼女のマンションを訪ねました。

 

 

 

 

近くのコンビニで

ウィスキーとおつまみを買って

暑い中をスタスタと歩いてまいりました。

 

 

 

 

私は娘をめったに叱ることはありません。

叱るときはきっちりと向きあってと

決めております。

 

 

 

40過ぎの大人の娘を叱るときは

子供を叱るようにはまいりません。

それなりに心の準備が必要でございます。

 

 

 

 

いつでも、彼女のマンションに着くと

すぐに「何か飲む?」と聞いてきます。

 

 

 

 

娘はハイボールとおつまみを準備しながら

「話って何?」と…

普通だったら聞いてくるでしょう?

 

 

 

 

ところが、彼女は母親が何しに来たのか

まったく気にしていない様子です。

 

 

 

 

※ウン十年、断捨離リストに入っている古箪笥です。

 

 

 

それどころか、

「ねえねえ、古箪笥の引き出しから

こんなものが出てきたのよね」

 

 

 

と言って、

テーブルの上に小さな赤い箱を置きました。

あれ、まあ、何と…

 

 

 

 

これはこれは、すっかり忘れていた、

あの「三種の神器」ではありませんか?

 

 

 

 

赤い箱の中には

小さな桐箱に入ったへその緒

赤いサテンの袋に入ったロザリオ

綿の詰まった小さな箱に入ったタンザナイト

 

 

 

 

この3つはウン十年前

お守り代わりに彼女に渡したものです。

すっかり、すっかり忘れておりました。

 

 

 

 

へその緒は彼女の誕生の証。

ロザリオはカトリックの洗礼式で頂いたもの。

タンザナイトはアフリカを旅した時のお土産。

どれも、母と娘を繋ぐ大切なものです。

 

 

 

 

こんなたいせつな「三種の神器」を

すっかり忘れていたなんて

笑っちゃいました。

 

 

 

 

こんなものを出されては

説教する気も薄れてしまいますよね。

 

 

 

 

しばし、この箱の中身に花が咲き

幸せな気分で娘のマンションを後にしました。

 

 

 

 

 

 

 

そして夜、

ストロベリームーンが顔を出して
私に微笑みかけているではありませんか?
なんちゃってーーー!

 

 

 

 

あなたも

ストロベリームーンからの

幸せのメッセージを

受け取ることができましたか?

 

 

 

 

本日も最後までお付き合い頂き

有難うございました。

 

 

 

 

黄昏マダム