動物対話が今の時代に必要な理由 その2 | 保護動物を出さない人創り。保護動物にならない動物育て。

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一社)動物対話協会代表理事、井泉はなんの公式ブログ。

いつもお読みいただきありがとうございます。
人とペットさん、両方のカウンセラー
動物対話士の伊東はなんです。

昨日の記事続きです。
昨日は、動物対話ができるようになると
動物たちにもいろんな感覚があり、
言葉も分かっていることを知るので
残虐な事件を起こせなくなる、というお話しでした。

今日は別の視点から動物対話の必要性をお話しします。

ペットと呼ばれる彼らのほとんどは
私たちよりも生きている時間が短いです。

これがとても大事なことです。
この中には2つの大事なことが凝縮されています。

私たちより生きている時間が短いことが大事だというひとつめは
生きざまのすべてを見せられて学ばせてもらえる」。
私たちより後に生まれて、私たちより先に死んでいく。
その短い時間で、どう生きていくことが最善かを見せてくれます。
私たちはペットと呼ばれる彼らを深く深く愛してやみません。
それは彼らが「自分の生きたいように生きている」と見えるからです。
人間はどうしても周囲に足並みをそろえることを強いられがちですが、
ペットたちはそれを強いたところでイヤだと思えば断固拒否します。
私たちはその強さがうらやましいのです。
で、生き方のロールモデルとしてそういうのもありだな、と気づいてくれたら
ペットたちはあなたと出会えたことに喜びを感じます。


私たちより生きている時間が短いことが大事だというふたつめは
死の恐怖は教育の結果である」ということを見せてくれることです。
本当は死に限った話ではないのですけどね。
彼らは周囲からの不要な刷り込みに私たちは翻弄されて生きているというのを
自らの人生を通じて見せてくれるのです。
現に、ペットさんたちから届いてくる死に対するイメージは
「そういうものでしょ」「なるようにしかならないからしょうがない」など
悲しみとはちょっと異質のもの
を感じさせられます。
一方で人間はというと、
今上の別れとして二度と会えなくなるさみしさに打ちひしがれます。


なぜそんなに違いが出るかというと、
明らかに子供のころからの周囲の刷り込みがあるかないか、です。
死を恐れないというか、生に執着を持たないというか…。
この潔さは私たちが見習うべきものの一つでしょう。
日々を悔いなく生きれば、明日死んでも悔いはないのです。
これは人も動物も同じ。
やることをやり切ったら「あがり」
すっきりとあの世に旅立てます。
その覚悟がほとんどの人間ができていない、ということは、
ほとんどの人間は日々を苦なく生きていない、ということ。
彼らを通じて「生きるとは」を考えさせられます。

非常に仏教的な考え方でもありますが、これを学べるのは、
私たちよりも生きる時間の短い動物たちと暮らすからにほかなりません。

そんなペットの彼らでも、
人と長く暮らし、死を悲しむ人間を何度も見ていると、
「死ぬとは今生の別れなのだ」と理解して
ペットのペットロス、という状態に陥ることもありますし、
別れを惜しんで人間のような悲しみに暮れることもあります。

20180424芽依とぼーず
芽依のお葬式の時の一枚。
台の下にいるのは芽依の同胎のぼーず。
彼は芽依の前に3頭の家族を見送っています。
なので、もう会えないというのを知っていて、
ボクは芽依ちゃんとずっと一緒にいたいんだ!というのを
台の下から動かないことで私たちに伝えてくれました。

今を生きる。
これが動物対話によって見えてくる
大切な教えの二つ目です。


さらに3つ目の
動物対話が今の時代に必要な理由その3に続きます。


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2007年より専業アニマルコミュニケーターとして活動。
2013年夏に職業名を「動物対話士」に変更し、名称は商標登録済み。
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※シーズー1頭、猫3匹がサロンにおります。あらかじめご了承ください。