お世話になった方の死に思うこと | 保護動物を出さない人創り。保護動物にならない動物育て。

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一社)動物対話協会代表理事、井泉はなんの公式ブログ。

みなさま、いつもご覧頂きありがとうございます。
動物対話士(R)の伊東はなんです。

すっかり冬になりました。
みなさまいかがお過ごしですか。
HANAnファミリーはみんな元気です(^^)


そんな私のつい先日の夜のこと。

久しぶりの方からメールが来ました。
…が、内容は訃報。
もよちゃんと出会った福島の避難所の担当さんが
お亡くなりになったとのこと。
若干26歳。
心筋梗塞だったそうです。


この方がいなかったら
福島での動物対話の震災ボランティアができなかったし、
避難所で保護されたもよちゃんとは出会っていませんでした。

今ではもよちゃんもすっかり大御所の風格で、
大切な大切な我が子です。
ですから、担当さんにもよちゃんの姿を見せたくて
連絡を頂いた翌日早朝に、
もよちゃんと一緒に福島までご葬儀に行ってきました。
キャリーバッグの中でいい子にしてくれてて
とっても助かりました。
もよちゃん4歳半。福島に行く道中。

往復600kmの車移動はさすがにこたえました。
でも行ってよかった。
福島ボランティアでお世話になって以来、
なかなか連絡ができなかった方々みんなに会うことができました。
担当さんのおかげだねって、みんなで口々に言いました。

今回のご葬儀、
エンジェルペットさんとの対話もするという仕事が役に立ち、
担当さんといろいろお話ししてきました。

26歳という年齢ですから、
ご両親はもとよりおばあちゃまもご健在で、
年寄りっ子の私にはそれが何より辛かったけど、
担当さんの魂は別段悲しそうな感じではなく
ご葬儀のあいだ中、式場の上をふわふわと飛びながら
みんなの様子を温かく見守っていました。

参列者のお焼香の段になり、
私の順番が回ってきた時に担当さんに
「あの時の猫、大きくなりましたよ。今日は連れてきたよ」
って話をしたら、
「まじっすか♪見たいっすー!」って
嬉しそうな思いが伝わってきました。
あー、4年前と何も変わってないなぁって、嬉しく思いました。
この言葉を聞いて、担当さんは悔やんでないし迷ってないし、
きちんとやることやったし行くべき所に行けるんだね、って思いました。

精進落としの時に、生前の担当さんの話をたくさん聞きました。
陰徳を積むってことを自然にやっていた人でした。
「やることをやったから逝ったんだね」と感じたことの裏付けを頂いたようでした。
きっと、神様に「おかえり」って言って温かく迎えられたんだろうなと思いました。
…とは言っても、やっぱり残された側はさみしいですけどね。

ご葬儀が終わり、車に戻ってもよちゃんに
「誰か来た?」って聞いたら、
「うん、知らない人が私のことをじーっと見てたよ」って。
伝わって来る感じが担当さんでしたから、
ちゃんともよちゃんの成長っぷりを見てくれたんだなって思いました。
それを感じ取ったもよちゃんも偉いね。
なんだろなーと思いながらじっとしてたそうです。

普段のお仕事で行うエンジェル動物対話の時も今回も、
同じことを思いました。
死ぬってとっても大変なことで
辛くさみしいことだと思っている人が多いけど、
逝く側からすると、ハレの舞台なんだなと。
肉眼で、耳で、その存在を知ることは難しくなるけど
この世での学びを終えた卒業式なんだから
お疲れ様、ありがとう、で見送ってあげたいなと。

お別れは、家族も他人も、人もペットも、相手が誰であろうと、
何度経験しても慣れるものではないけれど、
でも、すこしずつ心の中で死に対する理解が深まっているなぁと感じました。

その理解をたくさんの人に伝えるべく、
これからも世間のお役に立つお仕事をしていきたいと改めて思いました。

Mさん、ステキなご縁をありがとう。
心から感謝しています。
またいつかどこかで。

                  

HANAn ~動物対話&各種ヒーリング~
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動物取扱業:14東京都訓第004535号
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ペットの種類、生死、状態等一切不問。
2007年より専業アニマルコミュニケーターとして活動。
2013年夏に職業名を「動物対話士」として商標登録済み。
ペット入室可能なサロンにて、安心してセッションを受けていただけます。