ちょっと笑える、けど、ちょっと怖い話 | 保護動物を出さない人創り。保護動物にならない動物育て。

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一社)動物対話協会代表理事、井泉はなんの公式ブログ。

ペットショップでよくあるちょっと怖い話をご披露します。
私がアニマルコミュニケーターじゃなかったら
もしかしたらまんまと引っかかってたかもしれない…。

数ヶ月前の話です。

ショッピングモールに入ってるペットショップの
パピーウィンドウを見ていた時のこと。
超有名犬舎出身のポメラニアンが展示販売されていました。
生後2ヶ月のポメラニアンの赤ちゃん、40万円也!

ずいぶん昔の話になってしまいますが、私も以前は
オーナーハンドラーとしてドッグショーに出ていたので
その犬舎がどのくらいメジャーなのかは知っています。
そこで直接買い付けをしたら40万円じゃ買えないかも…
ってくらい、大御所出身のワンコさんとのことでした。
で、そんなすごいところのワンコがなぜ40万円で
ショップに出されているのかという理由を
カラーや体型から推測すべく、ジーっと見てました。

程なくして、店員さんが笑顔で寄ってきました。
「あのワンちゃん、かわいいですよねー!
 この犬舎のワンちゃんが40万円で飼えるなんて
 お値打ちですよー。このブリーダーさんはねー(延々…)。
 一回抱っこしてみません?」って。

きたきたー。抱っこして買わせちゃう作戦!(笑)

動物たちはどんなに小さくても自分が行くべきところは心得てます。
だからこその、出会いと共存生活なわけです。
なので当然ショーケースにいたポメさんも知ってます。
我が家に来るべき子ではないということを…。

でも、店員のお姉さんはそんなこと眼中ナシ。
さっさとケースから取り出して私に抱かせてくれました。
そうしたらそのポメさん、抱っこされたとたん
肩によじ登って向こう側に行こうとするんです。
私は「だよねー(笑)」ってお姉さんに返そうとしました。
だってうちにはすでに5匹の先輩がいるし、
君は間違ってもしょータイプではないし、
我が家に来る意味はないのです。
ワンコさんもそれは重々承知。
だから「ここじゃなーい」って脱出しようとしていたのです。

でも、ワンコが肩に登る姿を見たお姉さんはこう言いました。
「早くおうちに連れてってーって言ってますよー♪」と。
えーーーーー!?
ワンコは真逆の事を言ってるんですけど…(汗)
私がアニマルコミュニケーションを知らなかったら
まんまとお姉さんの口車に乗せられてたかもしれません…。

もちろんこのスタイルでの出会いはNGとは一概には言えませんが、
こうやって売り上げポイントを稼いでいくんだなぁと思ったら
お姉さんの無茶っぷりには目をまん丸にしてしまいました。

どのような出会いも縁ですが、
自分の心がなんと言っているかを最優先にしてあげるのが
いい縁を結ぶきっかけとなります。
みなさまもお気をつけくださいませね。


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