藪木れいこです。
2024年、毎週土曜日は
カードを通じてお経の世界と現実世界がリンクする発見をお伝えしています。
今週のカード
【得安穏楽 世間之楽 及涅槃楽
(とくあんのんらく せけんしらく ぎゅうねはんらく)】
ハレ・派手・華やぎは人生の大切なエッセンス。
どんなイメージがわいてきましたか?
パッと飛び込んできた箇所、「○○みたい」のような連想、浮かんできた言葉…
それらは書き留めたりつぶやいてみて。
同じ絵柄でも気になる部分は自分の状態で変わります。
逆に何度見ても大好きな部分があったり。
記録を振り返って感じ方の変化、心の動きを楽しむのもカードの魅力です。
このカードの基になるお経で書かれている状況はズバリ【雨】。
お釈迦さまは私たちに平等に雨の恵みを降らせるために、この世に出現されたと伝えられています。
この恵みの雨とは法雨で、人間の乾ききった心を潤し、ご利益を得られること意味しています。
しかもご利益とは
安穏の楽(心の安らぎ)
世俗的な楽(現世利益)
涅槃の楽(宇宙の調和の中で得られる安心の境地)
というんです。
仏教って、しんどいイメージがあって「楽」なんて言葉が出てくるのが驚きかもしれません。
これには理由があるんです。
苦行を続けてこられたおしゃかさまは、「苦」だけで悟りを開くことに至りませんでした。
「苦」「楽」極端に偏ることのない中道に悟りがあるとされたので「楽」も否定されていない、というわけです。
「現世利益」なんてワードが出てくるのも驚きませんか?
お経の世界を知り、お経の発想・価値観を実践することで心が整えば、今を生きる私たちは直接安心を得られますよね。
お経に書かれれていることを架空の世界のできごとではなく、今に活かして暮らしていきたいですね。
自分の直感に正解・不正解はありません。
どんなことを感じたのか、何かのカタチで残しておくことが大切で、後で見返した時に新たな気づきのヒントになります!
イラストOK、文字で書くもOK、感じたことを残して、今年の終わりにふりかえりしましょ❤
お寺に参拝することで、身体から感じることも幸せのアンテナを敏感にするきっかけになりますよ。