オヤマボクチ(雄山火口)
<学名:Synurus pungens (Franch. et Sav.) Kitam.>
キク科 ヤマボクチ属 多年草


                        撮影日 2020.10.03: 群馬県(榛名山)

 

本州東部以北、北海道に分布する多年草。
茎は直立して分枝し、白い綿毛がある。


 

葉は互生、卵状長楕円形、基部は心形、裏には白色の毛が
フェルト状に密生
する。
花期は9~11月。上部た枝先に4~5cmの暗紫色の頭花を
下向きに咲かせる。
総苞にくも毛がいっぱいあります。

くも毛がたくさんある薊に似た頭花を付けるのが特徴です。

根は山菜「ヤマゴボウ」として漬け物にするなどして食べられる。
蕎麦のつなぎに葉の繊維が 使われたり、ヨモギの代わりに草餅に
用いられることもある。 

 

過去記事から・・・→群馬県南牧村で「ごぼっ葉餅」売ってました。

 

名前は、葉の裏の綿毛を火起こし時の火花を移しとるための
火口(ほくち)として利用したことからつけられた。

 

 

 

私が中学生の頃、半世紀も前になりますが・・・
榛名山で林間学校があり、榛名湖でカッター操船訓練があったり
榛名富士登山があったりしました。


天気が良く榛名富士の頂上から駿河富士が見られました。
頂上には小さな祠が祭られていて、その横の草むらに
アザミに似た植物が花をつけていました。


そう、オヤマボクチでしたが、中学生の少年には?でした。
友達と薊だろうか、ばかに毛が多い花だと友人USA○○君と
しばらく後まで図鑑を見たりしてあれだこれだと話し合った
一秋の思い出の花です。

 

一秋の地元で撮ったオヤマボクチ ⇒ ◎