That was the true light, which enlighteneth every man that cometh into this world. ~John1:9~
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すべての人を照らすそのまことの光が世に来ようとしていた。 ~ヨハネ1:9~
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God is Love ❣
・・・
「相変わらずだな、お前ら、仲のいい良い夫婦ほど、
喧嘩するって言うけど、お前らがまさにその通りだ。
ところで二人はもう結ばれたのか?当然結婚したんだろう」
意味ありげにサブは二人をからかう。ラーモセは顔を赤らめ、アルは顔を伏せた。
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「なんだよ、まだかよ。おいラーモセ、情けないぞ。それでも男かよ?信じられないな」
「うるさい、余計なお世話だ。放っていてくれ。別に俺たちはそんなんじゃない」
サブは呆れて首を振り、エセも不思議そうにラーモセを眺めている。
「なんだよ、二人して。そんな眼で見るな。俺をバカにしているのか」
「バカにはしないけど、こんなに長く一緒に暮らしていて、何もないなんて、
ちょうっと驚いただけ。じゃ、二人の関係は一体なんなの」
ラーモセとアルは顔を見合わせ、また顔を赤らめた。
「まあ、ラーモセの気持ちもわからなくはないな。アルは女というより、
まるで少年だ。色気もないし、その気にならないんだろう」
サブの言葉に、アルは抗議の視線を送った。
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ラーモセも面白くないという顔を向ける。
「なんだよ、二人して睨むなよ。だってお前らは恋人でも夫婦でもないんだろう」
「だからってそこまで言わなくても」
アルは痛いところをつかれ憤慨した。
サブは二人を揶揄し面白がっていた。
「アルはいつか自分の国に帰るの?」
エセが突然質問を投げかけた。
ラーモセとアルは視線を合わせ、互いに困惑した。
どう答えたらいいのか判断がつかなかったからだ。
「その、多分帰る日も来ると思うけど、それがいつなのか、まだわからないの。
ちょっと色々事情があって、それで・・・・・」と歯切れが悪い。
ラーモセは話を変える。
「いいだろう、そんなことはどうでも。それよりアケトのみんなはどうしている?」
要領を得ないエセはアルを見つめていた。
サブは途端に顔色が変わった。
何かを含んだような眼の色を見せたが、答えはない。
「なんで黙っている?お前だけ旅から戻ったのか?イウイアはどうした?」
サブは不得要領な笑いを浮かべた。
「サブ、言いたいことがあるなら黙っていないで話しなさいよ。なんだか変よ」
エセが促した。
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「言うか迷ったが、やっぱり黙っているわけにもいかないか。
そのために戻ったんだからな。お前らに大変なことが起きている」
ラーモセは一旦アルに視線を向けた後、サブに戻し、眼で訊き返す。
「ヨセフがラーモセとアルを探しているって噂を聞いた。当然、俺らアケトもな」
誰よりも先にエセが悲鳴を上げた。
「何よ、それ。どうしてよ?なんでアルのことを知っているのよ?
ラーモセのことだって。アケトが名の知れた盗賊なのはわかるけど、
ラーモセの名前は知られていないはずだし、
ましてや、なんでアルなの?おかしいじゃない」
「耳の側で大きな声を出すなよ」
サブが舌打ちしながら自分の左耳を押さえた。
ラーモセは、無表情に引き取った。
「この前の流れ者の誰かが、噂を流したんだろう。それにしても早すぎるな」
アルは急いで思考を回転させていた。
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「そんな冷静でいいのかよ?これはちょっと厄介だぞ」
「流れ者が?なんの噂を流したのよ?」
エセは理解できないと言ったように尋ねる。
ラーモセとアルは黙っていた。
「パピルスの詩」
・・・
エセが間で、取り成すように説明した。
「ラーモセには内緒で、ときどきアルと連絡を取り合っていたの。
私たち今では、大の親友になったのよ。知らなかったでしょう?」
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ラーモセはアルを睨み、忌ま忌ましそうに舌打ちした。
アルは取り合わず無視した。
「だって、私はまたみんなで集まって、
以前のように友達でいてほしかったんだもん。
だから怒らないで。さあ、食べようよ」
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「そうよ、ほら、サブも。実はね、サブったら
旅に出たまま何の連絡もくれなかったのに、
ひょっこり突然帰ってきたのよ。私嬉しくって。
もう帰って来ないんじゃないかって心配だったから。
だからまたみんなで会えたらいいなって、アルに話したら、
アルも同じ気持ちでいてくれて。
そして二人には内緒で、今日ここに来たのよ。
それなのに何よ、二人して黙ったまま、何か話しなさいよ」
「そうよ、ラーモセ、そんな態度失礼だわ」
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再びラーモセはアルを睨み、顔を背ける。
エセとアルは顔を見合わせ、肩をすくめた。
「別に、来たくて来たわけじゃない。
エセに強引に連れてこられただけだ。帰る」
サブは勢いよく立ち上がった。
と、同時にラーモセも椅子から素早く腰を上げた。
「相変わらず礼儀を知らない無礼な奴だな。
他人の家に来たなら、せめて食べて行くもんだろう。
俺の立場がなくなる」
ラーモセは居丈高に言った。
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「そっちこそもう少し、そのひねくれた性格直せよ。
俺にいてほしいなら素直にそう言え。
お前が頼むなら食べてやってもいい」
サブの言葉に、ラーモセは眼を剥いた。
「何?帰りためれば帰れ」
「もう、二人とも子供なんだから。
昔からこうよ、仲直りするのにいつも見栄の張り合い。
いい加減にしてほしいわね、全く」
エセの剣幕で二人は渋々椅子に座った。
アルは内心可笑しくて仕方ない。
それでも食事をするうちに、険悪な雰囲気も和み、
とりあえず仲直りできたようだ。
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一段落すると、ラーモセの不機嫌はアルに向けられた。
どうやら嘘をつかれたことに腹を立てたようだ。
「何が誕生日だ?残さず食べられると約束したよな。
さあ、食え。食べなければ只じゃすまないぞ。
お前が自分でそう言ったよな」
そう言うとアルの頬をつねった。
「痛いな、さっきは本当に食べられると思ったの。でも何か急にお腹が痛くなって」
「そんな言い訳聞かないからな。全部食え、これはお前の分だ」
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今度はアルが気分を害し、ラーモセとの喧嘩が始まる。
エセは笑っていた。
「パピルスの詩」