全く、惨め エセやサブやラーモセが人生に背負っている重荷は、 以前の自分の悩みなど吹き飛ばすような壮絶なものだった。 もっとも自分の自殺の理由など、 改めて考えてみれば何だったのかわからなくなっていた。 あえて言うのなら、親への復讐とでも言おうか。 まったく惨めな話だ。 自分でもあきれ果ててしまう。 そう思えるのもきっとここへ来たからに違いない。 だからこそもう一度やり直したいと思ったのも事実だ。 所詮、詮ないことだった。 「パピルスの詩」 ※画像おかりしてますm(__)m
見透かされているような気がした アルにはずしりと重い言葉だった。 エセは見かけとずい分違い、強い女性だった。 両親と姉が眼の前で死ぬのを見て、 なおも力強く生きてきただけのことはあった。 アルは全てを見透かされているような気がした。 わがままで弱く卑怯でずるい自分の心を。 「パピルスの詩」 ※画像おかりしてますm(__)m
素直に表現することもできずに・・・ アルはラーモセと自分がどこか似ているような気がした。 ※画像おかりしてますm(__)m 自分も素直ではなく意地っ張りでプライドだけは高かった。 小さい頃から聞き分けのいい、良い子のふりをして、やたら大人ぶっていた。 でも本当な寂しくて仕方なかった。 それを素直に表現することもできずに鬱積していったのだ。 「パピルスの詩」 ※画像おかりしてますm(__)m
絶対自分の弱さを他人には見せない 「ラーモセもここへ来た当時は結構色白で、 世間知らずというか、何を見ても驚いたり戸惑ったり、 案外可愛かったのよ。 本来プライドが高いから何ともないような顔をしていたけど、 意外と小心だったりしたのよ。 でも好奇心が旺盛で、どんなことがあっても 決して弱音を吐いたりは泣いたりはしなかった。 今でもそうだけど、絶対自分の弱さを他人には見せないのよ。 今も昔も強情で頑固だわね。 しかしお母様を必死で守ろうとしていた」 「パピルスの詩」 ※画像おかりしてますm(__)m
心臓にいくつも棘が刺さったように痛い・・・ だってみんな貧しいんだもの、仕方ないよ。 エセは気負うことなく、そんな悲惨な過去をさらりと語る。 アルは声一つかけられずに、ただ息を潜めて聞いていた。 心臓にいくつも棘が刺さったように痛い。 悲鳴をあげそうになるのをじっと耐える。 「パピルスの詩」 ※画像おかりしてますm(__)m