虹の約束♪ -24ページ目

虹の約束♪

「いつも喜んでいなさい・・・」

 

エセやサブやラーモセが人生に背負っている重荷は、

以前の自分の悩みなど吹き飛ばすような壮絶なものだった。

 

もっとも自分の自殺の理由など、

改めて考えてみれば何だったのかわからなくなっていた。

あえて言うのなら、親への復讐とでも言おうか。

 

まったく惨めな話だ。

 

自分でもあきれ果ててしまう。

そう思えるのもきっとここへ来たからに違いない。

 

だからこそもう一度やり直したいと思ったのも事実だ。

所詮、詮ないことだった。

 

 

 

「パピルスの詩」

 

 

 

 

 

 

 

※画像おかりしてますm(__)m

 

 

 

 

 

 

 

アルにはずしりと重い言葉だった。

 

エセは見かけとずい分違い、強い女性だった。

 

両親と姉が眼の前で死ぬのを見て、

 

なおも力強く生きてきただけのことはあった。

 

アルは全てを見透かされているような気がした。

 

わがままで弱く卑怯でずるい自分の心を。

 

 

 

 

「パピルスの詩」

 

 

 

 

 

※画像おかりしてますm(__)m

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アルはラーモセと自分がどこか似ているような気がした。

 

※画像おかりしてますm(__)m

 

 

自分も素直ではなく意地っ張りでプライドだけは高かった。

 

小さい頃から聞き分けのいい、良い子のふりをして、やたら大人ぶっていた。

 

でも本当な寂しくて仕方なかった。

 

それを素直に表現することもできずに鬱積していったのだ。

 

 

 

「パピルスの詩」

 

 

 

 

 

 

 

※画像おかりしてますm(__)m

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ラーモセもここへ来た当時は結構色白で、

 

世間知らずというか、何を見ても驚いたり戸惑ったり、

 

案外可愛かったのよ。

 

本来プライドが高いから何ともないような顔をしていたけど、

 

意外と小心だったりしたのよ。

 

でも好奇心が旺盛で、どんなことがあっても

 

決して弱音を吐いたりは泣いたりはしなかった。

 

今でもそうだけど、絶対自分の弱さを他人には見せないのよ。

 

今も昔も強情で頑固だわね。

 

しかしお母様を必死で守ろうとしていた」

 

 

 

 

「パピルスの詩」

 

 

 

 

 

 

※画像おかりしてますm(__)m

 

 

 

 

 

 

 

だってみんな貧しいんだもの、仕方ないよ。

 

エセは気負うことなく、そんな悲惨な過去をさらりと語る。

 

アルは声一つかけられずに、ただ息を潜めて聞いていた。

 

心臓にいくつも棘が刺さったように痛い。

 

悲鳴をあげそうになるのをじっと耐える。

 

 

 

「パピルスの詩」

 

 

 

 

 

 

※画像おかりしてますm(__)m