アンティーク長襦袢を人形着物に | ぐうたらキモノケイカク

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縫えました。
60cm級ドール用のお着物です。
背中心の鶴は上手く行ったのですが、上前はイマイチです・・・。

まめたに羽織ってもらいました。
身幅とか諸々考えると、ちゃんと帯を締めて着せるのは厳しいと思います。

まめた(RINGDOLL Crystal)は、手脚がやたら長い子なので、そもそも着物向きじゃないし(>_<)


生地の話。

解く前は撮ってなかったけど、なんと、絵羽模様の、付下げ柄の、超豪華な長襦袢でした。
恐らく正絹の錦紗縮緬。時代的には戦前の可能性が高いです。
傷みや汚れがあって叩き売られていたものです。
ほんとは付下げ柄を活かして柄合わせしたかったのですが、肩山が汚れてて全く使えませんでした(T_T)

アイロン掛けてたら、縮緬のシボの感じが、なんか違うのがあることに気付いたんですが・・・
反物幅が違う!?
広いほうが袖、狭いほうが身頃。
最初から、一反で作ってないみたいですね。
こんな作り方があるとは、初めて知りました。まぁ、絵羽の長襦袢って時点で、そうそうお目にかからないですから。

何にしろ、すごく薄くてすごく弱くて、すっっごく縫いにくかったです・・・。
まだ生地あるけど、次何か縫うなら裏にがっちり接着芯貼ってやろう・・・。

下の長襦袢。
着物も長襦袢の布、襦袢も長襦袢の布で縫ってます。実は二部式です。
中抜きみたいになってた長襦袢でしたが、裾が擦り切れるほど着古されてました。
生地自体は正絹で、いい感じにツヤも重みもあって悪くない生地ですが、汚れを避けながらいいとこ取りで縫いました。

まめたと赤い襦袢の話。
『着物でなんで金髪なん?』っていうツッコミはごもっとも。
ウィッグ持ってないのと、あと、某ゲームキャラの陰間の少年のイメージを拗らせた結果です(^_^;)
18禁BLゲーなのでアレですが、cv.緑川光のショタキャラがまぁ、どツボでした(笑)
目の色もそのキャラに寄せてますが、好みとしてはもっと目力弱くていいかな。

紫の半衿にしたのは、歌舞伎の花魁のイメージです。
赤い襦袢スキーは、たぶんそういう花魁衣裳への憧れを拗らせてるせいです。
歌舞伎はテレビやシネマ歌舞伎などたまに観る程度ですが、坂東玉三郎の籠釣瓶花街酔醒とか、阿古屋とか、廓文章吉田屋とか、マジ、豪華衣裳がやべーですよ!(←語彙力)特に籠釣瓶花街酔醒の花魁道中の玉サマの傾城っぷりたるや。
あと、花魁要素は低いけど、桜姫東文章は玉サマがエロくてとてもオススメです。

てなわけで。
籠の鳥にしちゃいたい雰囲気のまめたです。
ともすると寂しそうな顔に見えるまめたですが、人待ち顔で微笑む君が好きよ。