前回では、通洞で下車か間藤まで乗るかを迷って、結局終点の間藤駅まで乗車したところまでかきました。
その続きです。
終点の間藤まで乗ったことは、私にとっては大正解でした。
というのは、紀行作家の宮脇俊三さんが、国鉄全線を完乗した終点駅、ということは当然知っていましたが、駅に降り立ってみると、それに関しての展示がありました。
そして、ご本人が原稿用紙に書かれた直筆のコピーが飾られており、これは私にとっては大きなサプライズで感動してしまいました!駅には、「聖地」と表現されていましたが、私は聖地という陳腐な言葉では表現できないような感銘を受けました。
それにしても私自身もそうですが、宮脇俊三さんに感化されたことで、日本の鉄道をコンプリートしようという人が多くあらわれたことは否定できず、この間藤駅はその象徴のように改めて感じました。
この日は、観光目的で10人以上がこの間藤駅まで乗車していましたが、この宮脇俊三さんの展示に興味を示したのは、私だけでした。それだけに私にとっては、おおきな収穫でした。
下車した人達は、しばらく駅にたたずんでいて、このまま折り返すかバスで日光方面に向かうかという様子でしたが、私はせっかく来たので、足尾駅、通洞駅方面にぶらぶらと目的もなく歩きました。
しばらく歩くと、土木工学的には、面白い橋梁もあり、近くで見るとその構造に非常に興味をそそられます。
大学で土木工学を専攻したこともあり、やはり鉄道でも線路やその構造物に一層の興味を惹きます。
気動車では、それほど勾配を感じなかったのですが、実際に歩くとそれなりの下り勾配を歩き、程なく足尾駅。ここまで来たら、通洞まで歩こうと思い、やや気温が高い中汗をかきながら通洞駅まで結局1時間近くかけて歩きました。
そして、ここに来たからには、ということで駅から歩いてそれほど離れていない、足尾銅山観光という銅山跡を見学することにしました。
(次回に続く)



