一言。
あ~面白かった!
という感想です。
ミステリ的な表現をすれば、倒徐ミステリに分類されるのでしょうが、それよりもドキドキ感が半端なかったです。
というよりも冒険小説を読んでいるような感じでした。
直美と加奈子は大学時代からの親友。
加奈子は、結婚していますが、旦那からDVを受けています。見かねた直美は、殺しちゃえ!といいます。
この題材で、王道のミステリであれば、殺そうとするけれども、数々の思いがけない障害によって殺せなかったり、別の解決ですっきりしたりという展開でしょうが、本作は、本当に殺してしまいます。
あくまでもエンタメ小説として楽しむ作品なので、ここで犯罪に対しての善悪とか、裁判になったらどうとか無粋なことはいいません。
直美と加奈子が旦那の殺害後、どうやって難局を乗り切って逃げ切れるかで楽しませてくれます。
そして、我々読者も犯罪を犯したのみかかわらず、彼女たちを応援してしまいます。
さらに中国人の朱美もいい味をだしていて、登場人物も旦那以外は憎めない人たちばかりです。
そして、加奈子の旦那の姉である陽子がとにかく執拗に追い詰めてきます。
それにしても、この直美が考えたトリック、なかなか面白いですね。
このトリック、穴がありながらも、それをどうやって乗り切るかがドキドキなわけです。
広義でミステリでしょうが、上記の通りとにかくドタバタで楽しませてくれる作品です。
それと鉄道ネタとして、最後の場面で成田エクスプレスの場面。
総武線地下ホームから乗るために、丸ノ内線からだと地下ホームに近いという部分、非常に共感しました。
