ハケンアニメ!のスピンオフ作品という位置付けです。

 

そんなわけで、ハケンアニメ!他他の作品を読まずに本作を先に読むとよくわからないところもあるので、まずは、先に下記作品を読了することをおすすめします。

・ハケンアニメ!

・スロウハイツの神様

・島はぼくらと

とここまで書いた段階で、実はネタバレ気味となってしまいますが、それを承知で書きました。

ということは、あの人も登場するということになります。

 

上記で、スピンオフと書きましたが、それを超えて続編というか、ハケンアニメ!と地続き(当たり前ですが)になっており、セットで読むのが一番良いと思います。

 

ハケンアニメ!でも書きましたが、アニメに携わるというか、仕事に一生懸命に打ち込む人たちの想いがそこここに表現されており、昨今話題の「静かな退職」という言葉に代表されるように、仕事や会社に対して幻滅したり、割り切ったりしてワークライフバランスを声高に謳うという風潮に一石を投じているようにさえ感じます。

確かに、私もバブル時代に社会人となり、上記のワークライフバランスも非常に大事だということは、充分に理解しながらこの歳まできました。でも人生のある時期、寝食も忘れて、仕事に全精力をつぎ込む時期があって然りだと思いますし、これを経験するからこそ、次のステージが見えてくることを身をもって体験してきました。

その情熱を本作は思い起こしてくれたように感じます。


日本人の仕事に対する思い入れが、ビジネスという枠を超えて感じられますね。繰り返しになりますが、確かに仕事第一が決して良いとは言いません。でも年齢に関係なく、仕事に心から没入できることもまた幸せなことのように感じます。

 

アニメ業界という業界のお話でありながら、いわゆる「お仕事小説」として、心に残る作品でした。