◆戦うと免疫は低下する
スマホやパソコンが普及して、手軽に動画が見れるようになりました。
みなさんは、どんな動画を好んで見ますか。
先日、ボクシングで井上尚弥が勝利しました。
第1ラウンドで井上選手はダウンを喫しましたが、
その後は圧巻の技術で第6ラウンドTKO勝ちを収めました。
ボクシングや野球、相撲などの格闘技・スポーツが好きという人は多いと思います。
スポーツや格闘技には勝ち負けがあります。
戦っているときは交感神経が優位になり、戦闘ホルモンがドバーッと出ますが、
このとき、免疫力は低下します。
◆病気を治す力
病気が治るのは、何の力によるのでしょうか。
薬の力でしょうか。
薬は病気が治るのをサポートしますが、突き詰めると、
病気を治すのはその人の免疫力であり、治癒力です。
「治る力」とでもいいましょうか。
ストレスにさらされ、緊張が続くと「治る力」は低下します。
「外に出たら七人の敵あり」と言われ、社会に出ると戦いを強いられます。
社会で生き残ろう、勝ち抜こうとすると、交感神経がビンビンに緊張した状態が続きます。
「治す力」は低下し、病気になりやすい危険な状態になります。
「24時間戦えますか」のキャッチコピーの栄養ドリンクがありましたが、
24時間戦ったら人間たいへんなことになります。
外で闘う人ほど、家ではリラックスが必要でしょう。
◆「ぐでたま」で、ぐで~となろう
「ぐでたま」というゆるキャラがあります。
「ぐでたま」とは、ぐで~とした卵のキャラクターですが、
見ているだけで体の力が抜けていきます。
体の芯に力が入らなくなり、とても戦えない状態になってしまいます。
このとき、副交感神経が優位になり、癒しホルモンがドバ~と出て、
「治る力」がアップします。
持病を抱えている人は特におススメです。
病気になったということは、今までの生活に体が悲鳴を上げたということであり、
生活を見直す必要があると言えます。
格闘技のニュースや動画など、刺激が強いものは避け、
「ぐで~」「まったり」「ほっこり」するものに触れてはいかがでしょうか。
参考文献
1)安保 徹:『自分ですぐできる免疫革命』,大和書房,2007