となりのHSP:「極端な言葉」や「断言」を避けよう | 健康は みんなのもの ~皮膚科医のブログ~

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◆極端な言葉

「絶対」「まったく」「すべて」「~だけ」などの極端な言葉は刺激が強く、

相手の心を動かします。

「〇〇は、絶対にいいよ」
「△△は、まったくダメだった」


非HSPにとっては、ハッと気を引く表現ですが、

HSPにとっては心に刺さって、脅迫と感じることがあります。

「あの店のスイーツは、超おいしかった。今度絶対に行こうね!!」

「おいしいスイーツだったので、今度食べに行こう」という誘いですが、

「絶対においしいよ!」

「絶対に食べに行こう!」

「断らないでよ!」

「断ったら絶交だ!」

と鬼気迫る脅しに聞こえるかもしれません。

◆売り文句は刺激が強い

広告などの情報にも、強い影響を受けてしまいます。

「〇〇という有効成分が入っているのは、当社のサプリメントだけです

商品の説明は、心をつかむために極端な表現が使われることが多いですが、

それをま受けにしてしまいがちです。
 

“この会社のサプリメントはすごい”
“他の会社の商品はいい加減だから、だまされてはいけない”

危機感をあおる健康情報にも、強く影響を受けてしまいがちです。
良きにつけ、悪きにつけ、非HSPなら気にならない表現が、

HSPの心には突き刺さってしまいます。

◆HSPは大阪人が苦手?

大阪人の「アホちゃうの」は日常語ですが、

HSPにとってみれば、「あなたはアホですね」「あなたは大馬鹿者です」

と言い放たれた思いかもしれません。
 

HSPは大阪弁の「どつき漫才」は苦手なのではないでしょうか。
「おまえに言われたくないわ!」 パン
「おまえが悪いんだろ!」  パン
「おまえはボケか!」  パン


人が叩かれ、いじめられ、HSPにとっては、とても笑えないでしょう。


◆極端な表現や断言を避ける

HSPに対しては、「極端な言葉」をさけ、

「あいまいな言葉」を使ってはどうでしょうか。

極端な表現
“極端な言葉は、決して使ってはなりません。あいまいな言葉を使うべきです。”

あいまいな表現
“極端な言葉は、なるべく使わないほうが良いかもしれません。

 あいまいな言葉の方が無難でしょう。”

「極端な表現」とは、「絶対~だ」「~に違いない」「~すべきだ」などです。
「あいまいな表現」とは、「~かもしれない」「~でしょう」「~したほうがいい」などです。


0点か100点かの「断言」を避け、

ぼんやりとした表現が良いのではないでしょうか。

色に例えると、白黒をつけるのではなく、

「少しグレイ」「なんとなくグレイ」「グレイより白寄り」「グレイだけど黒寄り」

という微妙な色合いが、HSPにとっては安心かもしれません。