となりのHSP:ブラックな冗談は言わないようにしよう | 健康は みんなのもの ~皮膚科医のブログ~

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◆冗談を言う人、言わない人

「冗談を言うか言わないか」という視点で、

身の回りの人を区別してみましょう。

「いつも冗談ばかり言う人」
「たまに冗談を言う人」
「滅多に冗談を言わない人」


などに分けられます。

「いつも冗談ばかり言う人」は、確かに存在します。

サービス精神が旺盛というか、常に何か面白いことを言って、

みんなに喜んでもらおうと心がけているのでしょう。

「冗談を言わない人」も存在します。
20年の長い付き合いで、一度もその人から冗談を聞いたことがない、

冗談を言う姿も想像できないという人がいるでしょう。

どっちが良いとか悪いというわけではありませんが、

脳の構造が異なるのでしょう。

◆冗談の種類

また、冗談の種類も色々です。

「人を落とすような冗談」
「人を持ち上げるような冗談」
「自慢するような冗談」
「自分を落とすような冗談」
「ブラックな冗談」
「誰も傷つけない、物が対象の冗談」


人によって、言う冗談に傾向がありそうです。
「人を落とすような冗談」「自慢するような冗談」「ブラックな冗談」ばかり言っていると、

周りから嫌われるでしょう。

◆HSPは冗談が苦手

「ひといちばい敏感な人」「とても繊細な人」を

HSP(Highly Sensitive Person)と言います。

HSPは冗談が苦手です。
 

冗談の中身は、「ウソ」だったり「誇張」だったりしますが、

それらは刺激が強く、HSPは冗談を真に受けてしまいがちです。

「おーっ、久しぶり。生きてた?死んだかと思った。」
こんなブラックな冗談を言われたら、しばらく立ち上がれないどころか、

何年もそのことが忘れられないでしょう。
 

人を落として笑いを取る冗談も、

HSPからすると、人間性を疑ってしまいます。

しかし、困ったことに、HSPは空気を読んで冗談を笑ってくれるのです。
それで調子に乗って冗談を連発し、軽蔑されてしまいます。

そもそもHSPは滅多に冗談は言いません
言ったとしても「人を褒めて持ち上げるような冗談」でしょう。


冗談を言わず、それでいて冗談を喜んでくれる人はHSPかもしれません。
そんな人には冗談(特にブラックな)は言わないようにしましょう。