となりのHSP:癒しの音楽、優しい音楽を選ぼう | 健康は みんなのもの ~皮膚科医のブログ~

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◆HSPはとなりにいる

「ひといちばい敏感な人」「とても繊細な人」は、

HSP(Highly Sensitive Person)と言われています。


5人に1人がHSPですが、「私はHSPです」と宣言する人はまれで、

身近な人がHSPかもしれません。
知らず知らずをのうちに、HSPが嫌がることをしているかもしれません。


HSPは、音、光、におい、肌感覚、味など、五感に敏感な傾向があります。
今回は「音楽」にスポットを当てます。


◆好きな曲はアップテンポ? スローテンポ?

みなさんはどんな音楽を好みますか?
J-POP、ロック、K-POP、アニメソング、ジャズ、クラシック、

演歌、ヒップホップなど、数えきれないくらいジャンルがあります。

私は昔から、ノリのいい、アップテンポな曲しか聴きません。
アルバム等でしっとりとした曲が間に入ると、飛ばして聴いていました。
テンションを上げるために音楽を聴くのに、

なぜ、スローテンポな曲を作るのだろうと、

作曲家に不信を抱いていました。

◆癒しの音楽、優しい音楽がおススメ

概して、HSPはゆっくりとした曲を好む傾向があります。
HSPと一緒に聴く曲は、ゆったり、まったりした曲がいいでしょう。

最近は、ユーチューブでいろんな曲を楽しむことができます。
HSPが好む曲のキーワードは、

「リラックス」「癒し」「優しい音楽」「自律神経を整える」「疲れがとれる」「バラード」

などでしょう。

敬遠したほうが無難な曲のキーワードは、

「激しい音楽」「テンション上がる」「目が覚める」「ノリがいい」「カッコいい」「ロック」

などでしょう。

ここで間違えてはいけないことは、

必ずしも「静かな曲」なら良いということではありません。


「蛍の光」など、セレモニーホールで耳にする曲は、

静かではありますが「悲しい曲」です。
HSPは「悲しい曲」に敏感に反応し、落ち込みやすいので、注意が必要です。