コロナ禍のせいか
患者さんの変化も少なかったのですが。
長年通ってくれた方がこのところ、
急に元気になったり、
良い方向に変わったりするようになりました。
心の病だったり、原因不明の症状で、
学校へ行けなかったり外出が出来ない
患者さんたちがいらっしゃいます。
治療の効果が出てきても、
なかなか状況が改善せず、
長く通院されている方も多いのですが。
ある瞬間に状況が変わって、
急に元気になったり、
治療を卒業していくことがあります。
東洋思想には"陰陽"というものがあって、
世の中のすべてのものは、
陰と陽に分けられる。と考えます。
ざっくりいうと、
陽 → 明るくて活発なもの。
陰 → 暗くて静かなもの。
時間や季節でいうと、
陽 → 昼、春夏。
陰 → 夜、秋冬。
と考えるとイメージしやすいと思います。
で。なにが云いたいかというと。
人生のなかにも
陽の時期と、陰の時期があるということです。
すべてが順風満帆な陽の時期と
すべてが裏目に出る陰の時期が、
必ず交互にやってきます。
それは冬が突然夏にならないように、
ある程度時間の経過が必要です。
なので陰の時期、陽の時期、
それぞれに応じた生き方が必要ですよ。
というのが書かれているのが易経という、
古い中国の本です。
易経、古いし難しいんですけど。
陰陽を知るなら、こんな本も。
以前から本の貸し借りをしている
国語の先生にお薦めしたら気に入ってくれて
若い先生へのお餞別にされたそうです。
小学生でも読めるくらいに
簡単に書いてありますが、
人生のどのタイミングでも
響く内容だと思います。
陰と陽は絶対切り離せない関係なので
ぜひこの二冊をセットで。
(シリーズとしては3冊出ています)
うまくいかない陰の時期にも必ず意味があって
人生において欠かせないものです。
次の、陽の時期のために力を蓄えたり、
自分や病気を、受け入れていくことなのかもしれない。
必要な時間なんだと思う。
今あることが腑に落ちるかもしれません。
長く引きこもっていたけど、

そんな必要なかったのかな。
治療院でもキーキー大声出したり、
ヌイグルミいじめたり大騒ぎだけどコラッ
こういう時期もほんの一瞬。
いつの間にかシラっと
大人になっちゃうのも知っているから、
ゆっくり子どもでいてほしいと思う。

患者さんたちにウケて嬉しかったです

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