半導体3倍SOXL上昇中!2024年の半導体株はどう動く? | 高校生でもわかる米国株

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2018年まで15年間アメリカ在住の銀行員、クレジットアナリストをしていましたが(三菱UFJ銀行、みずほ銀行など)2018年から脱サラして日本に帰ってきました。
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皆さんこんにちは、花子です!

 

半導体株上昇してますね!

 

 

SOXLは本日も上昇で、年初来93%上昇!

 

SOXLはブル3倍半導体ですね。半導体セクターの株価の3倍の動きをすると言うものです。

基準になるのはSOX(フィラデルフィア半導体株指数)

 

年初来は25%上昇ですね。

 

楽天証券の米国ETF売買代金ランキング1位ですよ

 

4位の半導体ベア3倍なんて買ったらダメですよ。

今日10%下落

SOXLの逆に動く下落で儲かる方のレバレッジ半導体ですね。

 

 

 

半導体は派遣争いの一部でもありますね。とても大事なセクターで、私が好きなセクターでもあります。

 

さっき3倍って言ったのに、SOXLはSOXの3倍じゃないですね。

その理由は、SOXLがSOXの日々のリターンの3倍を目指してるからとか変動が激しくなると複利効果で3倍以上になることがあると言うことですね。

 

構成銘柄は大体30社で、半導体会社で大雑把に言うと時価総額順に割合が決められます。

 

 

最近流行りのSMCI、スーパーマイクロは半導体会社だと思っている人がいますが、入ってませんね。

よその半導体製品を使って組み立ててるだけなので、私が思ってる半導体会社じゃないですね。

 

年初来293%上昇していますが、聞かれるので返事をすると私は買いませんね。

上昇しすぎだし私が好きなタイプの会社ではないです。

 

SOXLは私も持っています。

しかし長いこと含み損でした。それは想定内なのでいいんですが、今の上昇はその時の熱狂を思い出しますね。

 

今こそ+26%、+15%まで行ってますが、同じ頃にSOXLを買った人は覚えていますよね?

その後長いこと含み損だったのを!

 

買ったのは2021年4月に500ドル、835ドル、

5月に300ドル

9月に3000ドル、2000ドル、1000ドル、

それからは分配金が1株につき25セントだけ出ているのでそれが再投資されている分ですね。

私は基本全部配当金は再投資する設定にしています。

 

米株投資を2021年ごろ一番SOXLがもてはやされていたんですが、それからどんどん下落して2022年の10月には84%下落ですよ。それでももちろん私は売りませんでしたし、そこまで大きな金額ではないのでほったらかしにしました。でもギャーギャー泣き喚く人、いましたよ?

 

それまたくりかえす?

 

下落想定してる人はいいんですよ。

私は下落大丈夫な人なのでいいんですけど、ダメな人は絶対次の下落で文句言うんですよね〜。

私はインデックス以外の詰め合わせパック株を買うのはあまり好きじゃなので、どちらかというと値動きを見るために買いました。

 

これ私のコインベースの暗号通貨ですけど、ほぼ9万ドル2022年に入れて、2022年には80%下落したんですよ。それでも黙って保有で、今やっとあと1263ドルで含み損なくなるんですけど、日本円で考えると当時の為替は115円だったので30%の含み益ですよ。9万ドルが2万ドルだったんですよ?耐えられる?

私は想定してるから耐えられる。耐えられない人は下落でギャーギャー、うるさいんですよー。

中身見てないで株価でしか判断できない人は、80%下落したらぶちぎれるわ、もうゴミ株扱いですよ。

それくらいのリスクがこのSOXLにはあると言うことですね。

 

暗号通貨、SOXLの80%下落って5年とか10年の話じゃないんですよ。ここ数年の話ですよ?

 

SOXLは3倍上がるし3倍下がるんだから。

 

でも半導体株はいいに決まっています。世界の覇権争いに勝てるかどうか?は半導体で勝つかどうかによるんですからね

この世界は覇権争いで成り立っています。国が貧乏になるか?ならないか?の争いだと言っても過言ではありません。

 

覇権争いに勝つにはこれらの分野で勝たないといけません。

 

(1)エネルギー資源

(2)軍事力

(3)半導体

(1)エネルギー資源

 

電気代が急激に高くなりましたよね。日本にはエネルギー資源は少ないです。

ロシアとウクライナの戦争の影響で、日本とロシア間の石油関連の問題がありました。日本は東シベリアでの原油掘削に関わり、パイプラインを通じて日本海まで石油を運び、そこから日本に輸出していました。特に、「INK-Zapad」というプロジェクトや、サハリンでの石油天然ガス開発では、日本企業が大きく関与しており、サハリン1プロジェクトでは原油を日本に多く輸出していました。

 

しかし、ロシアのウクライナ侵攻に対する国際社会の反応として、米欧日などは経済制裁を発動し、ロシア産石油や石炭などエネルギーの輸入禁止を含む措置を取りました。これにより、「日本を含むG7国がロシア産石油の輸入を禁止する方針で一致しました。

 

世界中でエネルギー価格が上がって日本でも、電気代が高くなりました。

 

この2年で円の価値は30%落ちました。つまり外国からエネルギーを輸入すると円安の分もっと高くなると言うことですね。

 

日本はエネルギー源の多角化を目指してきましたが、特に1970年代のオイルショック以降、中東依存度を下げる努力が行われてきました。その一環として、ロシアからのエネルギー調達も一つの手段とされてきました。

しかしアメリカはどうかというと?

 

2位のサウジアラビアが一位だと思ったらアメリカが石油産出国は世界一です。

アメリカのシェール革命によって2018年から世界一になりました。

アメリカのシェール革命とは、以前は採掘が難しかったシェール層からの石油や天然ガス(シェールガス)の抽出が可能になり、世界のエネルギー事情を大きく変えた出来事を指します。これにより、アメリカは世界最大のエネルギー輸入国から転じて、世界最大のエネルギー資源国になると見られています。この革命は、特に天然ガスの価格を下げ、伝統的なエネルギー供給国への依存を減らすなど、世界的に大きな影響を与えました

一方で世界一の天然ガス埋蔵国であるロシア連邦は、シェール革命による天然ガスの大量供給により、最大の需要先であるヨーロッパでの販売が振るわず、世界シェアが低下している

 

シェールガスやシェールオイルの抽出技術は、水平掘削と水圧破砕(フラッキング)という技術を組み合わせることにより進展しました。

シェールオイルの抽出技術の進歩により、アメリカは従来の石油産出国を上回る生産量を達成し、世界のエネルギー市場におけるアメリカの地位を大きく変えました。

そしてそれに大きく貢献したのが、トランプ元大統領。

トランプ元大統領は2016年の大統領選挙キャンペーン中、エネルギー政策としてフラッキング(水圧破砕法)を含む国内エネルギー生産の促進を公約に掲げました。この公約は、特にエネルギー生産が重要な経済活動である州の有権者に訴えかけるものであり、彼の選挙戦略の一環でした。この政策でアメリカのエネルギー独立を強化し、経済成長を促進することに成功しました。

フラっキングを嫌うのは、クリーンエネルギー推進派が多いNYやLAです。そしてフラっキングに賛成なのがブルーカラー労働者が多い内陸部の州です。

 

今週はスーパーチューズデーでした。共和党と民主党の米大統領戦の代表選手を決める予備選挙ですが、

 

共和党は15州のうち14州でトランプさんが勝利確実、対戦相手のヘイリーさんはワシントン州だけ勝ちました。

私も米国籍なのでネット投票しました。共和党に登録してるので、トランプさんを選ぶしかありませんでしたが。本戦では共和党として登録していても民主党に投票することができます。予備選は多分民主党が嫌な相手を排除する目的で投票することもあるので登録した党にしか投票できないのかもしれませんね。

民主党はバイデン現職大統領が15州で勝利確実ですが、アメリカ領サモアでは無名のパーマー氏に負けたそうです。

そして覇権争いの2つ目が

 

(2)軍事力

 

軍需会社の売り上げランキング

 

1位 アメリカ ロッキードマーティン、

2位 アメリカ レイセオン

3位 アメリカ ノースラップグラマン

4位 中国が入ってきました。Aviation Industry Corporation of China

5位 アメリカ ボーイング

6位 アメリカGeneral Dynamics

7位 イギリスBAE systems

8位 中国 China North

9位 アメリカ L3Harris

10位 中国 China South

 

日本は入ってないですよね。

 

そして3つ目が、

 

(3)半導体

 

軍需会社に必要なもの、最先端の半導体ですよ。

つまり、半導体を牛耳れば、軍事力を牛耳ることができる、そして世界の覇権争いに勝てる!

 

本日AMDの株価があまり上がっていませんが、

 

数日前にこのニュースが出て株価が下落していました。

 

AMDの中国向けAI半導体輸出、米政府が性能が高すぎるとして米商務省、産業安全保障局(BIS)から許可を取る必要があると主張

 

エヌビディアも米商務省に目をつけられています。

去年の12月、米商務省長官がエヌビディア批判。中国に半導体を渡さない。

 

国は半導体会社にとっては大きな客になりますが、最先端の半導体は売ってはいけないんです。

なぜかというと、覇権争いですよ。半導体を取られたら、軍事力も取られてしまう。

 

それを売ろうとするのを止めるのが商務省の仕事。それでもいうことを聞かないと米政府親分が出てくるというわけです。特にトランプ元大統領はファーウえいを追い出しましたし、もしトランプさんが大統領になったらそのあたりはさらに厳しくなると思います。そのあたりはズルをしようとしない会社に投資をしたほうがいいですね。

 

 

 

 

そして私の半導体の説明を聞いたことある人なら見たことある経済産業省作成の図をまた説明します。

 

ファブレスには有名な会社がたくさんありますが、アップルからエヌビディア、AMD,ブロードコム、クアルコム、グーグル、マイクロソフト、AWS IBM、メタ、しかし、彼らは製造を委託しています。誰に委託してるのか?台湾のTSMCです。TSMCが3ナノ、4ナノを作れると言うことです。しかし製造ができるアメリカの会社がある。それがインテルです。だけど、その3ナノ、4ナノが作れない。だけど半導体で必要なのは3ナノ、4ナノばかりではない。だから売り上げはインテルが一番。ナノナノ戦争で負けているインテルは、バックアップがあります。アメリカ政府です。

 

TSMCは台湾ですから当然中国が台湾ごと取ろうとしています。もし中国に台湾を取られたら、アメリカの有名なファブレス会社は目も当てられない状態になります。そして半導体補助金8兆円近くを使うので債務上限を引き上げないといけないのですが、もうすぐそれは引き上げられて一件落着しますが、アメリカ政府は台湾のTSMCにもアメリカに工場を作ってもらいます。今はどうしてもTSMCが必要だからTSMCにアメリカに工場を作ってもらいたいですが最終的にいらなくなったら外国を切るのがアメリカです。インテルを一番にしたいに決まってますよね?日本も昔それをやられて半導体協定というものを作られて日本の半導体は終わってしまったんですよね。

 

しかし、TSMCの素材、ウエハーを作っているのは日本の信越化学やSUMCOです。目立たないようにしっかり売り上げは上げているわけです。そして横には製造装置で有名なアプライドマテリアルズやASML、ラムリサーチなどもHanako30に入れています。優秀な半導体会社は大好きです。

 

こちらは半導体技術者のユノガミさんの作成された半導体シェアですが、

 

半導体には前工程と後工程がありますが、前工程の材料の企業シェアはこちら

ウエハは信越化学とSUMCOで半分のシェアをとっってますね。

ほいかでも日本の半導体会社が活躍しています。

 

そしてこちらが前工程装置のシェア。

露光装置ではASMLがほとんどですが、コータデベロッパというのは東京エレクトロンがほとんど。

 

ASMLの売り上げがどんどん上昇しています。

 

こちらの湯之上隆さん

 

早稲田大学オープンカレッジ講義

楽しそう

 

受講料14000円くらい。

 

ライブ配信!エヌビディアGPU祭りと半導体布教本格回復への羅針盤セミナー

 

5万円!すごい。うちの会計クラスの1年分より高い。

 

ユノガミさんは経済産業省に呼ばれて説明をしていたし、すごいですよね。

もっと勉強しないとダメですけど時間がないですよね。熊本のTSMCについてもいろいろ説明してるみたい。

 

 

半導体戦争は国の覇権争いと同じです。

前大統領のトランプさんがファーウェイを追い出したのはとてもよかったですが、ブロードコムもシンガポールの会社ですから中国が絡んでいます。ティックトックと同じですよ。シンガポールの会社だけど実権は中国が握っているという。ブロードコムがクアルコムを買収しようとした時にはアメリカのインフラが牛耳られると言うことでそれをトランプさんが却下しました。イギリスの優秀な半導体設計会社のアームをソフトバンクGの孫さんが買収しましたが、そのアームはファブレスであるアメリカの大手会社たちの半導体設計をしているのに、その競争相手のエヌビディアがアームを孫さんから買おうとしました。

 

そこでブーイングが起きて米政府がその買収を阻止しました。そもそもがそう抜け駆けをする会社が好きではないんですよね。設計はアームがして製造はTSMCなのに3ナノで褒められていたりとか。褒められるべきはTSMC! TSMCはアップルの製造もしてるわけですから、アップル株をたくさん持っているウォーレンバフェットさんはTSMCを買っていました。しかし最近中国台湾リスクを思って売ってましたよね。そう言うことがあったからアームに設計を頼んでAMDにGPUなどを作ってもらっていたアップルは自社製品のM1を作ったんですよ。賢いですね〜。

 

ところでインテルは工場の完成は2024年の予定で、TSMCの3ナノよりももっと高性能な1.8ナノメーターを作ろうとしています。

 

しかしその工場の完成が2026年までずれ込むという報道がありました。その理由が政府の補助金を受け取るのに時間がかかることに原因があるようです。

 

半導体製造拠点の国内誘致や研究開発に資金を振り向ける米半導体投資法が22年に成立したが、同法に基づく補助金の遅れています。半導体メーカーへの数十億ドル規模の補助金について、バイデン政権が3月末までに発表を目指しているとのこと。

 

でもインテル株は過去1年で81%上昇してます。

インテルは去年のHanako30の1位ですが、2024年Hanako30に入れてないですからね?もう仕込みは終わってるので今年は買わないと言うこと

 

私はこれからは「製造する会社」が大事になると思ってる

そうなるとアップルは製造してなけど?ということにもなりますがやっぱり製造する会社が好きなんですよね

その技術に敬意を表してるわけで、旅行代理店みたいな会社は相当な能力がなければいいとは思わない

「そんなにお金、お金言わなくても、毎日ご飯が食べれて健康に暮らせれば何もいらない」

なんて寝言を言う人がいるのですが、今ガツガツしなくても素晴らしい国民健康保険があり、外が綺麗なのは日本の高度な技術力とイノベーション能力、自動車、エレクトロニクス、ロボット工学、半導体などの産業で世界をリードしているからですよ!

 

半導体は確かに私も一番大好きなセクターですが、もう聞き飽きたと思いますが、買い時じゃないですよね。

 

私は買い時じゃなくても、2022年の暗号通貨とか2021年のSOXLとか買って、そのまま保有するんですよ。

だから80%下落に耐えられる人はSOXL買っていいと思います。長期では伸びるでしょうしね。

80%無理なら、買い時ではないですけど、ちょっと下落した時に半導体の個別株を買ってみたらどうでしょうか。私はセットで売られてるのはあまり好きじゃないんですけど、レバレッジのかかっていない半導体インデックスにSOXXというETFはあります。日本のETFや投資信託については詳しくないですけど、SOXに連動した商品を探せば何かあると思います。

 

日本だと楽天SOXインデックスファンドですかね。為替ヘッジなしなのでちょっと円高になった時に買うといいと思います。SOXLよりも緩やかなので、それほど下落は怖くないです。

 

 

でも半導体株を買うといろいろ勉強になって楽しいですよ。

米株マニアの私はそうやって下落しても楽しく株を買っています。

全体の投資の30%ぐらいならいろいろ高値で買ってみるのもいいんじゃないでしょうか?

下落上等で買ってくださいね。

 

私のいつも見せてる個別株は、下落上等でやってきて円高にも負けず1億3000万円を超えました。

今後も下落上等で行きます。

 

それではさようなら!

 

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