円安150円!株高!今株買う?買わない? | 高校生でもわかる米国株

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2018年まで15年間アメリカ在住の銀行員、クレジットアナリストをしていましたが(三菱UFJ銀行、みずほ銀行など)2018年から脱サラして日本に帰ってきました。
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みなさんこんにちは、花子です!

 

今は何もかもが上昇していますね

米国株上昇!

日経平均株価は最高値を更新中!

ビットコインは暴騰1000万円突破!

そして為替は150円!どうすりゃいいの!?

 

今何もかもが上がってるのに米ドル資産を持っていない、日本株も持っていない、というそこのあなた。

投資において一番ダメなことは何か知ってますか?

 

「焦ること」です。焦ったら負けです。金持ちは焦りません。焦るのは貧乏人の特徴なのです。

 

行き当たりばったり、株価が上昇したら「自分だけ損するのは嫌だ」と言って買う。

 

焦って買うから、何も戦略を持ち合わせていないから、ちょっとの下落で焦る、夜も眠れない、食欲不振、もう何もかも嫌だ、これ以上生きて何の意味がある?

 

ということになります。

 

上昇したら下落するんですよ

 

そして2つ目の貧乏マインド

 

「暴落待ち」

 

暴落待ちって何か知ってますか?

 

「自分だけは得してやる」マインドです。

 

そして大した計画、準備、実行、修正をしていないもんだから、まんまと悪い金持ちの罠に引っかかる。

 

金持ちには2種類います。いい金持ちと悪い金持ちです。悪い金持ちは、貧乏マインドを持つ人を見つけて、根こそぎ持っていきます。どういう貧乏マインドの人を持っていくかというと?

 

短期で儲けよう

簡単に儲けよう

対して調べもしてないのに、自分だけは勝てると思ってる

 

悪い金持ちは、そういう貧乏マインドの人を探す嗅覚が強いんですよ。

 

人生には戦略が必要なんですよ。計画、準備、実行、修正、計画、準備、実行、修正!

 

貧乏マインドを持っている人は、これを1日100回言いましょう。

 

計画、準備、実行、修正、計画、準備、実行、修正!(手を叩く)

 

はい、何もかもが上昇してるけど「焦らない」わかりましたか?

 

このリストは www.financewithhanako.com の経済のページに貼っていてこの本にも載せていますが、

 

まずはこのリストを見てS&P500が毎年どのように上下してきたかを確認しましょう。

 

私が投資をしたのはアメリカに引っ越した1999年の次の年2000年からです。

1997年に31%上昇、、1998年に26%上昇、1999年に20%上昇、ときた次の年ですね。

 

選挙年は株価上昇するなんて言われていますが、ブッシュ大統領になった年に株価は10%下落。ドットコムバブルですね。

それでも「毎月投資は当たり前」という周りの意見を聞いて毎月投資していた2001年にはまた13%下落、

そして2002年には23%下落。普通頭に来ますよね?私も頭にきて「投資の意味あるのか?」と思いました。

そして2003年には26%上昇、そのあとはじわりじわりと上がっていきました。

やっと2000年レベルの株価に戻ったと思ったら、2008年のリーマンショックでS&P500が40%近い下落。

S&P500ってリスク分散できてるんですよね?500社に分散投資してるのに40%下落?

でも自分はすでに銀行員になったところでUCLAがあるウエストウッドに住んでいましたが、そこからダウンタウンロサンゼルスまで車で通勤していたのですが、リーマンショックで解雇された人が多くて急に渋滞してたフリーウェイがスイスイ運転できるようになり、逆に嬉しかったのを覚えています。

そして2009年には23%上昇、2010年12%上昇、

 

2012年から2018年まで2015年が1%以下の下落でそれ以外はほとんど下落せず、GAFAMを中心にどんどん上昇していきました。2018年には米中貿易摩擦でアップルが大きく下落したのを覚えていますが、2019年には29%上昇!

 

しかし、2020年はみなさんご存知コロナ下落でなんと2月14日から3月20日までの1ヶ月ちょっとで、あのS&P500が32%下落したんですよ!!世の中本当にこの世の終わり状態でしたね。

 

しかし結局2020年は16%の上昇で終わり、2021年には27%上昇、

その後久しぶりに大きな下落が、2022年、米政策金利が0%から4.25%も引き上げた年でしたね。

 

そして世の中がまたこの世の終わり状態になった時には銀行アナリストは2023年も下落するだろう、という予想を出す中、2023年は24%の上昇。

 

そして今、S&P500が年初来8%上昇している中、バンク・オブ・アメリカは年末までのS&P500の予想株価を引き上げる。

銀行アナリストはみんな株価が上がれば上がるといい、下落すると下落するというんですよ。全く何のための予想なのかわかりません。

 

今年は選挙年だから上昇するなんていう人もいますが、私の時は下落したのでそんなの当てにできません。

今株持っている人も、いつから始めました?そりゃ2023年から始めていたら誰だって簡単だと思いますよね。

株価はどうなるかわかりません。わからない理由を考えていきましょう。

 

まず、今は1ドル150円です

1ドル150円が140円、130円になっていくと

米ドル資産は為替で7%、13%、損失が出る

 

そして円高になると日本株が下落します。

150円近くになったのは2022年から今回3回目なんですよね。

だから今は円高を心配してる人がだいぶ少なくなりました。

円高とは140円や130円になるということですね。

 

金利と株価の関係ですが、

金利が上がると米国株は下落する。

 

下落しましたよね?2022年

 

何でですか?簡単にいうと

 

金利が上がると、株を買ってた人が米国債に資金を移動させるからですね。

 

債券である米国債は株とは違って「お金を貸す」ということ

お金を貸すんですから約束の期限が終わったら元本が帰ってくる

その上、利子までもらえる

 

その利子が5%近くて元本まで帰ってくるなら、

 

5年で株価55%下落しているダウにも入ってる有名な会社の3Mを買って配当6%もらうよりもいいですよね?

配当もらっても元本が55%なくなるんですからね?株は

 

今はAI株ブームだけど、EV株ブームだった2021年にリヴィアンを買っていたら92%下落

 

EVは参入障壁が低いと言って量産できないルシードモーターズを買って94%下落した株を買うよりも

 

上がるか下がるかわからない株を買うよりも、

 

 

アメリカが潰れさえしなければ元本100%返ってきて、5%近い利子までもらえる米国債を買った方がいいですよね?

 

米国株は配当が貰えても元本が90%下落したら財産無くすんですよ。

そしてこういった株を買う人は、びっくりするくらいダメ株集めます。財産無くしますよ?

なぜかというと、会社の裏に金儲けしようとする人の影まで見えてないからですね。

そんな難しいことするよりも、元本100%戻ってくる米国債の方がいいですよね?

 

だから金利が5%ぐらい上がると株価が下がります。

 

でも逆にこれから金利を下げる時ですよね?

金利を下げるということは?

 

米国債を買う旨みがなくなるので、米国株が上がる。

日本国債買う旨みないですよね?

 

上がっても現在0.171%ですからね。ゆうちょに預けるよりはマシか、くらいですよ。

 

じゃあ米国債を買えばいいと思っても?5%利子をもらったところで、もし150円が140円に10円戻るだけで7%の為替損失が出るので逆に損をする。株みたいに1年で20%、100%、うまくいったら300%上がれば為替損失もカバーできますが、米国債の元本はいつまで経っても0%のまま。利子をもらうだけで元本は上がりません。米国債ETFなんてとち狂ったことはやめてくださいね。米国債を買うなら本物の米国債です。

 

日本は今マイナス金利。だから日本国債はほぼ利益が出ない。

アメリカは5.25%から5.50%だから米国債で利益が出る。日本人は為替があるから難しい。

 

そもそもこの金利差があるから円安になる。そして外国人にとっては日本株が安くなるから上昇する。

 

これからFRBのパウエルさんはこの金利を下げようとしている。

 

これは去年の12月FRBが出してきた計画表、SEPです。・

パウエルさんがいつもいってるのは「FRBの仕事は物価の安定と雇用の拡大。物価を2%にするのがゴール」

金利を上げている理由は、上がりすぎた物価を下げるため。

そしてパウエルFRB議長が重要視してるのは消費者物価指数のCPIではなくてPCE.

 

それが先週発表になりました。

 

結果はFRBが目指している2%にだいぶ近づいた2.8%

 

今年の目標は2.4まで下げることです。まだ0.4足りないです。

2026年には2.0まで下げる予定です。

 

そしていろんなアメリカの経済の調子がいいニュースを最近聞きますよね?

経済がいいということは米株投資家にとってはいいニュースとは言えません。

あまり調子がいいと物価が上がる可能性があるからです。物価とは需要です。需要が上がれば物の価値が上がる。例えばですが、

 

8%の住宅ローンでは借りたくない

そうすると買う人が減って住宅価格が下がる

でも8%でも買いたいという人が増えたら?

まだ物価が上がります

 

それを今確認してるところなんですよね。金利を上げるということは経済を覚ますということです。

なるべくなら経済を壊さずに熱を覚ましたい。それがソフトランディング。

 

次のFOMCは3月20日です。

 

今の所2024年の制作金利の市場の予想とSEPの予想は合致してきました。今年は0.25%、3回利下げするという予想です。

 

しかし、3月には新しい計画表、SEPが発表されます。

 

ここで3回利下げする、といってたのを2回に減らしたら?

株価下落になりやすいですよね?

アメリカの経済はいいニュースばかり。

そして今週はパウエル議長が議会証言をします。半期に一度、米政府に現在の状況を説明するプレゼンですね。そこでまた「利下げは急がない」という話をしたら株価下落することもあり得ます。

 

アメリカ時間水曜日が下院への説明、、木曜日が上院への説明。

私はこれはいつも勉強になるので全部見てます。

 

そしてもうひとつ、これから金利を下げる方向に行くわけですが、それと反対のことを計画しています。

 

金利を上げることと同じこと、市場から資金を引き上げる「米国債とモーゲージ債を売る」ということです。

 

金利を下げながら上げることをするということですね。

 

これに関しては、新NISA会計クラスの会員の方は今週末勉強します。

 

ということで、まだまだわかりませんから、「一括投資するな」「少しづつ投資しろ」ということですね。

 

現在のブームのAIは2021年のEVブームかもしれませんよ?私はEVはテスラだけだと思っています。量産できるのは中国のBYDもありますが、中国の株は買いません。

 

だからと言って暴落待ちをしろってことではないです。気をつけながら少しづつ買いましょうということです。

 

焦らず、確実に、最初に紹介したS&P500の乱高下を見ながらイメージトレーニングをして少しづつ毎月に分けて投資をしていきましょう!

 

それではさようなら!

 

 

 

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