一昨日の森の散策では、撮りたい夏鳥を幾つか撮影出来たのですが、
姿は見たのに、“ツツドリ”を撮り逃して、悔しい思いをしておりました。
小鳥の囀りがあちこちで聞こえてくる中で、
低音のテノールを響かせる“ツツドリ”の鳴き声を、今シーズン初めて確認しました。
一昨日は、それだけで帰って来ておりました。
(渡りを確認しても、撮れなかったら意味がありません…)
そこで、直ぐに行動を起こして、
昨日も、違う森ですが、“ツツドリ”を探しに行ってみました。
こちらでも、低音の鳴き声が響いています。
でも、遠過ぎて、それには関係なく散策路を進んで行きました。
すると、私に驚いて、地面から飛び出したのが“ツツドリ”で、
茂みの中の細い枝に止まったところを、そっと近付いて、レンズを向けました。
落ち葉のある地面で、毛虫を探していたようです!?
ただ、シャッターを切れたのはほんの一瞬で、
ここから、奥の方へ飛び去って行きました…
私は、これだけでは納得が行かず、
「“ツツドリ”が入っている・・・」ことは間違いないので、
今日も、再挑戦しに、昨日と同じ森に行ってみることにしました。
ところが、声はすれども姿を見付けられなくて、
さらに、私は、次の昨年も撮ったことのある、別のフィールドに移動することにしました。
車で30分くらい離れているフィールドに、改めて向かったのですが、
その途中に、木の高いところに“ツツドリ”らしきシルエットが見えて、
車を路肩に寄せて、レンズを向けてみると、
ビンゴ、“ツツドリ”でした!!
最初静かだったのが、しばらくして、喉を膨らまして鳴き始めました。
もっと、スッキリと抜けの良い位置を探しているうちに、
飛び去ってしまいました…
それでも、一応目的を達成したので、
私は、10分走っただけで、そこから引き返して来ました。
同じトケン類の“カッコウ”の初鳴きは、ニュースになったりもしますが、
もう少し後で、中旬以降になると思われます!?
毎年“ツツドリ”の方が早くて、北海道の森にテノールの鳴き声が響く季節になりました!!