朝鮮時代後期、日本では李朝民画として親しまれている文字絵「義(ぎ)」です。
文字絵は朝鮮の民画の代表と言ってよいほどユニークな絵です。
儒教思想の根本を支える「孝(こう)・悌(てい)・忠(ちゅう)・信(しん)・禮(れい)・義(ぎ)・廉(れん)・恥(ち)」の倫理道徳観を子弟に教えるために考えられた絵であり、
その八文字を絵画化して八曲の屏風絵にしたものは、真に朝鮮独特の美意識が感じられます。
この画はその中の「義」の部分を軸装したものです。
「義」の文字が、シンボリックに描かれ、一目で「義」の文字が飛び込んでくるようなインパクトがあります。
また、文字と絵が混然一体となり装飾的で、華やかな雰囲気を漂わせ、魅力的です。
義の文字が分かりやすく解読出来ますので、文字絵の中でも時代は古いと思います。
キリっとした清々しい印象の軸です。
■『義』とは、利害を捨てて条理に従がい、人道・公共のために尽すことです。
※軸というと、床の間に飾るものとお考えの方もおられるかもしれませんが、タペストリーを壁に飾る感覚で、リビング等の洋間の壁の一角に飾って楽しんではいかがでしょうか。この軸は軸装もシンプルなすっきりとしたデザインですので、洋間にもしっくりと納まると思います。お洒落な、センスの良い空間を演出できるのではないでしょうか。函付きですので、季節ごとの画の掛け替えの際の保管にも場所を取らず便利です。
花地蔵のサイトとfufufufuのサイトに掲載中ですので詳細をご覧ください。
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