古美術花地蔵日記 / アート・骨董品

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古美術、芸術全般、日々気になること。

古美術 花地蔵

TEL 025-526-8910
メール info@hanajizou.com
サイト https://hanajizou.com
〒943-0831 新潟県上越市仲町1-4-12
アーク高田仲町503

福嶋武久

江戸時代末期の絵馬です。坂田さんが扱っていた品です。
絵馬としては大きなサイズに、堂々と描かれているので見応えがあります。
馬が伸びやかに生き生きと描かれ、息づかいさえ聞こえて来そうです。
描かれた馬の曲線も美しく、3頭の馬がリズムカルに構成され、木のやつれが、絵に深みを与えています。
全体からほのぼのとして温かな雰囲気が伝わって来て、坂田さんの、紳士的な優しい眼差しが感じられるようです。

古美術商になろうと思い、骨董店のガイドブック片手にぶらぶらと東京の骨董屋さんを回っていた頃、初めて目白にあった坂田さんのお店に入り「こんな世界があるのか。」と驚き、今までの自分が頭で描いていた骨董屋さんという概念がひっくり返りました。古美術商になり、少しでも坂田さんの眼に近づきたいと思い、お店に伺い自分が買える金額の品をわけてもらっていた頃の思い出が蘇ってきます。閉店されたことが惜しまれます。

■坂田和實(さかた かずみ)
1945年福岡県生れ。上智大学卒業後、商社勤務を経て、1973年、東京・目白に古道具屋を開く。以来年に数回、海外へ仕入の旅に出かけ、ヨーロッパ、アフリカ、朝鮮、日本、南米など、さまざまな国の品物を扱う。1994年、千葉県長生郡長南町に美術館 as it is(中村好文設計)を開館。著書に『ひとりよがりのものさし』(新潮社)、共著に『骨董の眼利きがえらぶ ふだんづかいの器』『日本民藝館へいこう』(ともに新潮社)など。白洲正子や秦秀雄、芹沢銈介などに影響を受ける。

※自在屋・勝見充男氏の、坂田さんが扱った品であるという鑑定書付きです。

 

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コロナ禍のため運動不足です。
家でダラダラしていることが多いのと、妻から「健康のために最低でも2000歩は歩かないと駄目。」という忠告もあり、気持ち良く晴れた日だったので、近くの公園を散歩しました。
暖かく、歩いていると少し汗ばんできます。
道端の落葉も紅く色づいています。
もう11月なので、「こんな天気も今日が最後かな。」と思いながら、散歩を楽しみました。

 

 

 

中国、明時代末期の古染付花卉文輪花皿です。
美しい花が描かれた更紗文様が皿全体に構成され、装飾的で華やかな雰囲気を醸し出しています。
洒落た更紗文様が心を捉え、長く眺めていても見飽きません。
口辺や見込みに向かう輪花の加工も、皿の造形に変化と奥行きを与え、面白味を加味しています。
鑑賞用の絵皿としても美しさ抜群で、目を楽しませてくれますが、菓子皿としてお使いになれば茶席を華やかに演出してくれます。

※図録「古染付と祥瑞─日本人の愛した<青>の茶陶─」出光美術館2013に同手の皿が紹介されています。また、「古染付と祥瑞 その受容の様相」淡交社のP137図44では、同形・同図の皿が祥瑞更紗文皿と紹介されています。

 

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南北朝時代から室町時代中期の銅造観音菩薩立像です。
愛らしさの中にも気品のある表情と、動きのある優美な姿態が魅力的な仏像です。
仏像の下半身の表現が朝鮮半島の統一新羅時代の金銅仏の影響を強く受けているためか、菩薩像にエキゾチックな雰囲気が漂っています。
日本の仏像誕生と制作の祖とも言える地への、仏師の歴史的敬愛さえ感じます。
時の流れを感じさせる古銅の味わいも心を捉えます。
像の周りを流れる空気が、見る人を温かく包んでくれるようです。
眺めているといつの間にか笑みを浮かべてしまい、いつしか穏やかな気持ちに誘ってくれる愛らしくも、魅力的な仏像です。
※「韓国金銅仏研究」松原三郎著・吉川弘文館の図版を参考資料として添付しました。

 
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桃山時代の赤織部はじき香合です。
織部ならではの、洒落た意匠と、時代を経た味わい深い表情が魅力的です。
器の個性的な形状、施された大胆な幾何学的な文様からは、現代美術にも通じる織部焼きの斬新さが現れています。
全体を覆う古色からは、受け継がれて来た時の重みが感じられ、過ぎ去りし幾多の時代が、蘇って来るようです。
生気みなぎるやきものを多く生み出した、桃山という時代の文化の香りが、器全体から放たれています。
手のひらに載せ、織部の造形と赤織部の土味・質感を、いつまでも愛でて、楽しんでいたくなる香合です。

■赤織部とは、鉄分の多い土を使って、酸化炎で焼成するもので、赤といっても真っ赤に発色するものではなく赤い色調である。この色が透明釉の長石釉を通して映り、白濁気味の赤い色となる。多くはそこに鉄絵を描いたり、白泥を塗ったりしている。通常の鉄絵では素地に赤い色がついているため意匠が不鮮明になることから、赤織部では文様となる部分を白泥で描き、その周辺を鉄絵で区画するという方法が行われた。

 

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朝鮮時代後期の螺鈿(らでん)細工・蓮花水禽文です。
裏面に穴を開けようとした跡がありますので、本来、枕隅(ちんぐう)として制作しようとしたのを、制作途中で、器等の敷物として転用されたものと思われます。螺鈿や漆のやつれ等から実際に使用されていたことも窺えます。
螺鈿(らでん)は、貝片を器物等の木地や漆面に装着して施す装飾法をいい、李朝工芸では、簞笥(たんす)、鏡台、ものさし、糸巻きなどの品々に用いられました。
螺鈿という凝った装飾からも、上流階級の両班(ヤンバン)等のために制作されたもののようです。
螺鈿には、朝夕とその当たる光により、虹色の多彩な変化を見せ、宝石を眺めているような、人を魅了する美しさがあります。図のおおらかさとともに、華やかな中にも優美な雰囲気が漂っています。螺鈿装飾が発する色彩の魅惑的な美しさに惹かれます。
すぐに飾って鑑賞出来るように、撮影時の黒い敷板と皿立を商品と一緒にお送りします。

※最後の画像は「李朝工芸と古陶の美」朴徹 著 東洋経済日報社 刊より抜粋した「螺鈿枕隅・蓮花水禽文」の参考写真です。

■枕隅(ちんぐう)とは、布製の枕や、座右に置き肘をついて安息するための調度脇息(きょうそく)の、両側の縢(かが)った部分を留め、かつ装飾したものです。本来穴が有り、この穴に糸を通して枕の本体に縫い付けました。

 

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桃山時代の鳴海織部脚付四方鉢です。
美濃の白土と、鉄分を含んだ赤土の二種類の土を繋ぎ合わせ、左右に二分割した、いわゆる鳴海織部(なるみおりべ)と言われるものです。白土の上には、緑釉が掛けられています。赤土の部分には、白泥と鉄絵で文様が描かれ、透明釉が掛けられています。
織部焼きならではの、大胆な装飾に心惹かれます。
斬新奇抜な文様は、20世紀に流行する抽象意匠のようであり、現代美術の先取りとも評されるでしょう。
風流で大らかな造形の中に、それまでのやきものの枠を打ち破った桃山茶陶の精神性と、美意識が感じられます。
迫ってくるような豪快な力強さを持つ器であり、その存在感と迫力には圧倒されます。


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朝鮮時代前期の粉引鉢です。
凛とした緊張感と、迫力のある造形が心を捉えます。
粉をはいたような柔らかな白で包まれた姿も魅力的です。
白土と、その上に掛けられた透明釉の下から、胎土が所々に露出して、味わい深い景色を描き出しています。
口辺から見込みに向かう金繕いの線が、生命を宿し、宙を浮遊しているように見えます。
その数本の線が、軽快でリズミカルなテンポを器に与え、魅力を高めています。
古格を感じさせながらも、お洒落な雰囲気を放っている粉引の器です。
彫刻作品を眺めるような趣きがあります。

■粉引とは、朝鮮時代前期の15、16世紀に焼かれた白化粧陶器の一種です。韓国でいう紛青沙器に属します。かなりきめの粗い陶胎を白泥の桶にずぶりと浸け込んで化粧掛けするところに特色があります。これを素焼きして、さらに透明釉を掛けて高火度の還元炎で焼成しています。透明釉は、高麗青磁の系譜を引き、つやつやとした釉はほんのりと淡い青色を帯びています。

 

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久しぶりに公園に行って来ました。
毎年、公園の堀に咲く蓮の花を見るのが楽しみだったのですが、
今年は、連日異常に暑い日が続き、ついつい足が遠のいていました。
蓮の花も盛りを超え、咲いている花もまばらな状態です。
そろそろ、夏も終わりそうです。

 

 

 

 

平安時代後期の木彫地蔵菩薩立像です。
生気を発しているような緊張感のある造形と、凛とした佇まいの中から発する優美さが眼を惹きつけます。
古(いにしえ)からの時間を感じさせる枯れた木味が魅力的です。
像の木目は浮きたち、美しい木目の流れは旋律を奏でているようです。
浅い衣文、優しい像容が、平安仏の特徴をよく表しています。
顔立ちからは気品が感じられ、像の周りには静かな時間が流れているようです。
貴族の時代に求められていた優美さが漂う、平安の美意識が堪能できる木彫仏です。
平安という時代の空気を感じ、古き時代に思いを馳せれば、穏やかな気分に誘われるでしょう。

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