『僕らの戦争なんだぜ』を読んで猫と平和に感謝した日 | いろんなものの鎮め方

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物忘れがひどくなったので、メモ代わりに・・

火曜日

外泊の疲れが取れない・・


午前中は

たまった仕事をエイヤアとできず

ヨイショと片付けていく


合間に

縄張りの見まわりをする


クローバーを少し落ち着かせ



アゲハの幼虫の食事を確認


下に落ちた枝を発見!

一本食べ尽くしたようだ



😼に餌



午前中

仕事をほぼすませ

お昼ご飯は衣笠丼



食後外に出てみると

朝掃除した道には

落ち葉・・秋だなぁ


気兼ねなく葉を落としてください

落ち葉の掃除は好きですから



午後から

高橋源一郎さんの本に集中する




「戦争」を考える時


リアルな経験がないから

惨状の話を聞いても

対岸の火事みたいに思ってしまう・・あるかもな


そのアルアルに⁇をはさむ

高橋源一郎さん



第2章の

「大きなことば」と「小さなことば」で

勢いのある空を向いたことば(戦時中の男)

地を見つめる地味なことば(戦時中の女)

戦時下の文学作品を覗きながら

対比させる

さらに

人間の個性(傾向)と振る舞いを分析し


その疑問に迫る・・・


山本和夫さんという詩人が書いた


野戦の手帳

戦 争


誰かに

思辨

誰かに

ユーモア


戦争・思辨・ユーモアは確かに

同時に並びにくい言葉だ


猫が飼えない猫好きにとって

戦争・エア😼・ブログ猫・ねこ刺繍も

同時に並ぶことはない


戦時下って

息詰まる世界で


何気ない日常や

ふと見上げる なんでもない自然を

そしてユーモアを

忘れさせられるんだ・・


今日の空が青いこと

雲が流れていることなんかに



気持ちを向けられなくなるんだろう


嫌だなぁ・・そんなのは辛い





死に直結することは

悲惨だと

頭ではわかったような気になるけど

ドラマを見た後のように

どこかが フィクションにしてる・・


でも 戦争は

今の生活を失うことだということは

(夢みたいだけど)

忘れちゃいけない

覚えとかないといけない


エア😼・ブログ猫・ねこ刺繍が

なくなることなんだと・・

能天気みたいに思えるけど

無理にでも

刻んでおかねば・・




第4章ではいよいよタイトルテーマ
『僕らの戦争なんだぜ』だ

向田邦子さんの「ごはん」は
戦時中の
それも空襲
家にあるありったけのご飯を調理し
食べて
皆で
昼寝をする一家がえがかれている

この一家は戦時下の 非常時のその時
当たり前の日常を実行する・・
(なんて肝が座った父親なんだろう)

平時と戦時の間に
"非常時"が割り込んでくることで
平時の自分(平時の日常)をなくす「自由」を得る
(異常がまかり通る自由なんて・・よく考えたら怖い)
多くの人はパニックになり
普段はできない(してはいけない)ことをする
 その恐ろしさを指摘する

・・平時の時の思想は「思想」ではない
「思想」で抵抗してきた人は「転向」する
(転向できると言ったほうがいいのかもしれない)

逆に
「感覚」で抵抗する人たちは、最後まで抵抗できたのだ・・
(感覚を失くすことは生理的に
できないいんじゃないかなぁ)

かもしれないなぁ

読んでいて 動悸とともに戦時の恐怖が
自分のものとなっていくのがわかる

「地震が怖い」
「雷が怖い」と思うレベルで

「日常を失う非常時が怖い」
つまり
「戦争は怖い」と思える

その恐怖は自然災害ではなく
人為的なだけにやりきれない・・
日常生活を消されてしまう
(忘れさせられる)なんて・・

思えば今日という日が
明日もその先も
変わりなく続くと思える状況こそが
平和ということなんじゃないかな

さらに
高橋源一郎さんは
知識だけの「思想」でなく
「日常」に根付いた「思想」の大切さを主張する



最後5章では
太宰治が出てくる
う〜ん
彼は作家人生の期間は
ほぼ戦時中
だったんだ

以前 太宰治の『正義と微笑』を読んで
高校球児のような一途さが
意外で
(今思えば失礼極まりないが)
ゲラゲラ笑ってしまったことを思い出した



思えば
戦前に書かれたものだったんだよね・・
夢を持って日々熱く過ごす青年
(その夢は太宰治本人のものではなかった
かもしれないが)
その後青年のたどる人生を
考え
戦時下の非常時を経験した彼の人生を
想像すると
やりきれないなぁ

太宰治と同じように
多くの若者には
戦争がなければ
別の人生があったはずた

読み終えたのは夕方だった
2022年8月30日刊

図書館まで🚶返却に行く

本の刺激が強すぎて

どこかで
平和な日常に浸りたかったのか
普段
あまり手にしない本を借りて帰る



『おやつめし』ーなんか楽しそう



ひろゆきも



晩御飯は
焦がしネギ鍋



寒い季節になって

陽が落ちると
鍋が食べたくなる
家族で囲む温かさも・・永遠には続かない



オイスターソースの味付けが

豚肉に良く合う


夜半目覚めて 

ジェットストリームを聴き

そのまま

丑三つ読書


ひろゆき 

『がんばらない勇気』



浮世からはなれたかったのに

(なんだかなぁ・・・)

冒頭の日本の将来分析

から始まる


「だよなぁ」

「ほんとになぁ」

と思いながら読み進め

寝落ちしてしまった

  猫大好きな私・・


少し読書"がんばりすぎ"じゃない?

夢中になるのも

ほどほどにしないと・・

腹も

頭も身のうちだニャ


心配してくれてありがとう

猫と平和に感謝しかない