常識の闇と立ちかえらせてくれる猫 | いろんなものの鎮め方

いろんなものの鎮め方

物忘れがひどくなったので、メモ代わりに・・

木曜日

降るのか 降らないのか

はっきりしない天気で


野良仕事をしたらいいのか

しなくても 大丈夫なのかよくわからない

う〜ん


朝 ゴミ出しに外に出ると

YUMIちゃん😼が草むらから出てきた


この時間がパトロールなのが

わかってきた・・


なかなか

仲良くはなれないみたい・・

でも 少しずつ

朝のこの時間共に出来るといいなぁ〜


野暮仕事を終えて


曇天で暗いので

今日は

本に浸ることにする




谷崎潤一郎の

『刺青』


短編が並んでるのだけど


読み始めは

たしかに

洗練された言葉の美しさに

惹きつけられた

けど    ですねえ〜


読み進めるにつれて



どれもこれも

気味が悪い


「刺青」なんて

犯罪じゃない?

女の人に・・勝手に・・


明治の人の感覚ってこんなもんか・・

江戸時代のしっぽを引きずり

そりゃ

身分の格差があり

知性(というか偉そうさ)の格差もあり

貧富の差もあり


そんな時代の中で

恵まれた場所にいる(地位にある)

作者のような者の頭の中で作られた


よくもまぁこんな狂気じみた作品が・・

(これが文芸作品として評価されるの?)


恐るべし谷崎潤一郎

恐るべし 文芸評論〜


私には

中世ヨーロッパの貴族の

狂った趣味というか

言い方は悪いが 獣じみた感じがして


肌が合わないわぁ

なにやら おぞましい・・





飛躍しすぎかもしれないけど


日清日露戦争など

当時の日本が軍国で

諸外国相手

特にアジア圏で

あんなにも残酷な戦争をした時


ひょっとしたら

歴史を牽引した権力者の思惑と

それを実行した追随者

信奉することになった庶民のおおかたは

こんな

時代の感覚(常識)にはまってたんじゃないかな・・って

想像する

生活全般がなんだか 血生臭い感じがした

(もし自分がその時代にいたら・・きゃああ〜あ)


その観点で(その前提で)

読んでほしいなぁ 谷崎潤一郎


それとも これは純然・限定

作家 谷崎潤一郎ワールドなんだろうか?

こんなふうに

時代の常識って怖い・・と思ってた時に


Yahooニュースで

(民主主義を守るための国葬)

ってタイトルだけ ちら見した

これも 致命的な謎⁈フレイズじゃないかな・・


たしかに(いろんな意味で)痛ましい事件

だったけど


それはそれ

これはこれ

だということ案外あるよねー


大河に 流されちゃいけないでしょ

だって そんな時

往々にして

流しちゃいけないものまで

流そうとしてる気がする・・


(なんか  自分がバカにされてる気がした・)


常識を疑うーもだけど


自分の頭で考えることを

忘れちゃいけないーと思う


○○をするための△△

♡♡をするために□□


保育児童福祉のために消費税率8%

高齢者福祉の財源確保の消費税率10%


2人のあまい生活を守るための消費者金融する

と大差がない・・感じ


ほんとにそれで

目的は達成できるのか?

理論が破綻してない?

希望的観測で動くと命とりでしょ・・・?


思考がとまらない


太宰治を読んだ時は

TVとかない時代だし

まだ 滑稽な感じがして

むしろ意外性がツボにハマって

面白かったんだけど


ほんと 常識って

時と共に変わってることを

教えてくれた 谷崎潤一郎だった



本の装丁も  上品なんだけど・・

これすら 読む前と読んだ後では

違うメッセージを放ち

おぞましい・・


なんだか

ほんわか〜刺繍の世界に

逃げこみたくなった💨




と言いながら

お天気が悪いので

続いて

壺井栄さんの『夕顔の言葉』を読む



こちらは昭和だから

大丈夫なはず・・


それに

なんてったって

壺井栄さんだし ってとこで・・


お昼ご飯は素麺



今日は少し暑さがましで

冷房なしのお部屋でのお昼ごはん



食後は

トマト達を見ながらの読書

(腐葉土作成中の袋のことも 

 ありがたく 見ながら・・)


イヤイヤ トマト達に

見られながらかな



壺井栄さん

こちらも短編だけど


小豆島を舞台に・・おうどんが出てきたり

(先程食べた素麺も 小豆島の島の光)

孤児が出てきたり

戦時中の話だったり

猫や

子守さんが出てきたり



それでも根底に

人の優しさがにじむ話が 良い良い


" 時代の常識の中でも

心根は個々人が持っていて

それはその人 そのものですよ "

といってもらった気がして

少し ほっとした


いつになく

気分がやさぐれてるのは

読んだ本のせいだけではない


忘れようとしてるけど

3連休明けの

出張が原因だ

気が重い




考えても

なにも変わらない

こういう時は

本に浸って

頭に活字を詰め込むのが一番なんだけどな


椎名誠

『ワニのあくびだなめんなよ』

にしとけばよかったわ


晩御飯は 冷しゃぶ



採れたものを使って

オクラも苺も・・


野球 も やったー


上機嫌



その後

落ち着くために

 岩合光昭さんの『世界ネコ歩き』を見て


今日のエンドロールをし

自分を取り戻す


岩合光昭さんの穏やかな語り


「やっぱり

猫って

そばにいてくれるといいな・・」

が染みとおる









金曜日

明け方降った雨で

水やりがいらない


今日は

朝から

全ての

仕事をほっぽり出して

(本もほっぽって)


自室で

刺繍をすることにした


窓の外を人の話し声

遠くでなく蝉

カラスの鳴き声


家の前の大きな木とベランダの大葉が揺れる


お昼ご飯は予定では

イタリアンだったけど


丼が食べたくなって

お揚げさんを解凍し

衣笠丼にする



大葉を散らしてみた



3時のお茶と夕方のお水やり以外

今日は 刺繍に没頭する


猫刺繍 7日目の成果は


ずいぶん進んだ

首がほぼ終わって

顔の縞の濃いところへ・・

 

3匹目になって

少しだけど(ほんの少しですけど)

 猫の顔の毛の向きが

わかってきたような気がする



未来を見つめるKIJIさん

今回は

ヘラ顔になりませんように


晩御飯はハンバーグ



ズッキーニを入れてみた


プチトマト3種がどれも美味しい


タラコスパは市販のソースで簡単にすます


土曜日

へんちくりん(妙ちくりん+変てこりん)な天気


今日も

朝から

刺繍に没頭

お昼ご飯は

チキンラーメンアレンジ


夕方

空がぐっと暗くなり



鳥が掛け合いで鳴いてくれる

  楽しそう


猫刺繍 8日目の成果は


じわじわと・・不機嫌な表情のKIJIさん

まだ引きずってるのかな

毛並みに気をつけて・・



晩御飯は鶏の竜田揚げ



ポテトサラダが食べたくなって

作った


きゅうりのキューちゃんも添えて


なんでもない 日常

永久ではない命


今日1日も

一期一会なんだよね


今を大切に生きたいな



くたたち 天気が良くなったら

行水させてやろう・・