お父さん、お金を取られる | 線維筋痛症とあれこれ

線維筋痛症とあれこれ

大切なお母さんを亡くし、鬱とパニック障がいは酷くなり、
山あり谷ありな人生。結婚後、義両親からの絶縁宣言。ストレスフリーな生活を目指す為に、知らない土地での生活を辞め、実家の父と旦那さんと暮らし始める。その後線維筋痛症の診断が!



昨年末、お父さんの仕事がいそがしそうだったから、帰省ついでにお手伝いした日。


お父さん「新聞紙持ってきてくれるか?」

私「良いけど、なにするの?」

お父さん「〇〇さんが、お母さんのオムツ処理に必要なんだって」


私「そー。別に良いけど、それって、お父さんがする事なの?」


お父さん沈黙


私の中でざわつく物が。。。


私「お父さん、〇〇さんにお金渡してないよね?」


表情が険しくなり、黙り込むお父さん。


〇〇さんは、お母さんが生きてた頃から、飲み物を配達してくれてた人。
今はそのお仕事は辞めてます。


勘が当たった。

お父さん、〇〇さんにお金を渡してる。


裏切られたようで悔しかった


涙も出て来たから、手伝いを辞め旦那さんにお迎えを頼んで、実家に「帰ります。お母さんが可愛そう。よそのお宅へお金を渡してるなんて信じられない。そういう事をするなって躾けたのはお父さんなのに」そう書いて、自宅へ帰った。
この後妹からもお説教の電話がいったそうです。

この後は暫く連絡を取らず。


お正月には、この話に触れる事なく過ごし、2月の帰省していた日の事。

お父さんの携帯に着信。

声は〇〇さん。

電話を切った後に

私「お父さん、まだ〇〇さんにお金渡してるの?」

お父さん「渡してないけど。。。」

この日も、またもや置き手紙して自宅へ。

どうしてお金を渡してるんだろ?

〇〇さんは確かに生活が苦しいとは話してたけど、何故うちのお父さんが?

そんな事を頭をよぎり、何か解決策は無いかと考えてた。

私は〇〇さんの電話番号は知らない。

でも、元勤務先は知ってる。

辞めたって話してたけど、そこに連絡をしてみた。

〇〇さんの連絡先を教えて欲しいと話したけど、個人情報なので教えて貰えなかった。

しかし、何があったのかを聞かれたので、「〇〇さんは、うちの親からお金を借りているようなんです。困っているんです」と話した。


その電話を切って数分後、お父さんから電話

「〇〇さんの元の職場に電話したか?」と。

私「したよ。だって、お父さんを守らなきゃいけないから」

そう言って電話を切ると、今度は知らない番号から着信。

私「はい」

「どーして、元の職場に電話したの?何でそんな事をするの?」

〇〇さんだった。

私「悪い事してるのは誰ですか?」

〇〇さん「私が悪いのよ!でも今はお金は借りて無いのに!何で電話したのよ!」


私「一体うちのお父さんから、いくら借りてるんですか?」

〇〇さん「だから、今は借りて無いの!うちも母親が認知症で大変なのよ!」

知ったこっちゃありません。

他人の親がどうあっても。

私は一方的に話してくる〇〇さんにうんざりして、電話を切り着拒した。

再度お父さんに電話した。

私「お父さんは、勝手に私の番号を〇〇さんに教えたの?」

お父さん「教えた。ダメだったか?」

私「ダメに決まってるじゃん。個人情報は勝手に漏らすとダメなの!誰にも教えないで!」

そう言って切った。

それからまたお父さんと連絡を取ることもせず。

毎年一緒に行っていた確定申告も、わたしが書類の整理や計算をして、お父さんへ送り1人で行ってもらった。

結構なダメージを受けた様な感じだと妹から連絡があった。


とりあえずきちんと話をしようと思い、実家へ。

気まずい感じのお父さん。

食後に、話してもらった。

するとお父さんは

「年末に助けて欲しくて話したかったんだけど。。。怒らせてごめん」と。

私「助けて欲しいのなら、遠回しに言わずにしっかり話してくれれば良かったのに。」

お父さん「どう話して良いのか分からなかった」


私「いつからお金貸してたの?」

お父さん「お母さんが死んで、お前が結婚して、この家を離れて1ヶ月後位から」

私「え?そんな前から?お父さん狙われてたね」

お父さん「〇〇さんが、自分のお父さんの命日にお寺へ行きたいけどお金が足りないから、貸してって言ってきた。お父さんは、お前はオレオレ詐欺か!って言ったけど、返すと言ったから貸してしまった。でも、その後も1〜2万円位貸して欲しいと言われれば貸してしまってた。ズルズル貸してって言われるのが嫌で、お前にどうにかして欲しかった」と。

私「借りた〇〇さんは悪い。でも、言われるがままに貸したお父さんも悪いよね。借用書は?」

お父さん「書いてない。でも返すって言ってた」

私「お父さん、そのお金はもう諦めて。〇〇さんは他にも借金してそうな気がするから。」


お父さん「他にも借金してるって言ってた。返してくれないかな?」

私「お父さん残念だけど、貸したお金はあげたと思って。そんな人なら絶対に返さないから」


お父さん「無理か…。」

私「無理だよ」


配達員の〇〇さんは、旦那さんは亡くなったと話していた。けれど、成人したお子さん2人も一緒に住んでいる。
お金に余裕がなければ、子供達に助けて貰えば良い事で、赤の他人のお父さんが手を差し出す必要なんてこれっぽっちもない。

そうお父さんに話して、今後何かあったら必ず連絡をする様に念押しした。


70超えての独り暮らしは怖い、そう感じた出来事だった。


ザックリと書いてしまったけれど、私が悩んだり泣いたりした期間は、約3ヶ月。


身内でもお金の貸し借りはするなと躾けてきたお父さんが、まさかのお金を貸してしまった。

これには、兄妹みんながビックリした。


〇〇さんも懲りて、実家に来る事も無いだろうから、一先ず1つの闘いが終わった。、