『ベルサイユのばら』が 連載開始されて 50周年とのことです。
NHKのアナザーストーリーズ
『オスカルになりたかった私たち』を 観ました。
池田理代子さんの 『ベルサイユのばら』を描き始めるエピソードや オスカルを男装の麗人に設定したお話など 興味深い内容でした。
宝塚歌劇の『ベルサイユのばらⅡ』を テレビでしていたのを 姉が観て、漫画を買って貰ったのを読んだので、私は 原作が先というのかな?
その後、舞台の実況LPを 姉と半分ずつ出し合って買いました。今でも覚えていますよ。2200円 払いましたね。
原作と 音源と写真で 舞台は 想像していました。
オスカルは ピエール・ユランというモデルになった男性がおられたことを初めて知りました。
なぜ この方を女性にしたかと言うと 男性軍人の生活が想像出来なかったからだそうです。
オスカルの核となる部分を描く上で影響を受けた人物は モハメド・アリさんだと 話されていました。
モハメド・アリさんは ベトナム戦争の徴兵を拒否したために チャンピオンを剥奪され 試合にも出れなくなってしまった。でもこのことにより ベトナム戦争の反対運動が 強くなっていったんです。
チャンピオン剥奪など 多くの犠牲を払ってまで 自分の信念を貫けるんだ と 池田理代子さんはインスパイアされたのだそうです。このことをオスカルに投影させたそうです。
私は オスカルになりたいとは 思わなかったですが、信念を貫く 強い女性の オスカルの 親衛隊にはなりたかったですね。
そして、軍服に身を包んでいても 女心があって、ドレスを着て フェルゼンと踊っているシーンに ドキドキしました。
そして、アンドレの存在が 羨ましかったですね。
『ベルサイユのばら』を 宝塚歌劇で再演するか ということが、度々話題に上りますが、私の意見は…
『ベルサイユのばら』の再演には 賛成です。でも 皆さんと意見が違うのは、演出は 植田紳爾先生に してもらいたいということです。
植田紳爾先生 自身で 完成版を作って欲しいなと思います。
実は、私は 「毒殺の場面」も「今宵一夜」もあまり好きではなくて、好きな場面は「バスティーユの場面の前というか アンドレが死ぬ場面の前の場面」
オスカルが ブイエ将軍に 啖呵をきって、「さぁ選びたまえ!国王の貴族の道具として 民衆に銃を向けるのか。自由な市民として民衆と共にこの輝かしい偉業に参加するのか」という ところです。
あと 凰稀かなめさんのオスカル編で 出てきた オスカルが 初めてアンドレに「愛している」ことを伝える場面。「アンドレ、私は無力だ。部下を守ってやることも出来なかった。アントワネットさまのお情けで処分を免れ、お前の力で父の刃をのがれた」の後 「愛している」ことを告げるのです。
決して、ルルーからとか フェルゼンから アンドレべの気持ちを 教えて貰って気付くとかではないんですよ。
そこらへんの 変なところを一掃して、大仰しい芝居を 植田紳爾先生自身が改変して、演出してほしいです。
最初の頃の オスカルとアンドレ編とか マリーアントワネット編の方が 最近のものよりいいかもしれません。
あっ!フェルゼンの 描かれ方には 文句言いたいです。
結局 文句ばっかりに なってしまいましたね。
『ベルサイユのばら』の再演は あるのか
たぶん みんなが納得するような 再演は難しいように思います。
私は 再演するなら 観に行きますよ
2013年の月組『ベルサイユのばら』を ベルばらだから 観に行って、明日海りおさんの ファンになった1人ですからね。植田紳爾先生に感謝してるんですよ。