TAKARAZUKAこだわりSELECTION「エトワール2」
フランス語で「星」を意味するエトワール、フィナーレの最初に大階段で高らかに歌声を披露する大役は、まさに歌姫たちの憧れの星です。
草笛雅子さん（1981年雪組「彷徨のレクイエム」）
寿ひずるさんの 唯一の大劇場主演（1部のみ）作品でした。本編でも 草笛さんは ロシアのロマノフ一家の4姉妹の一人マリアの役をされていて 星空の場面で 毬谷友子さんと美声を聴かせておられていました。
「ジャワの踊り子」いーちゃん（寿ひずるさん）の相手役さん（アミナ）で 「雨の街角」のデュエットが大好きです。
寿ひずるさんの コンサートでお見かけしましたが、お変わりなく お綺麗でした。
草笛さんの歌声でたくさんの思い出があるのに ご本人には「バンビーズが印象的でした」と、言ってしまいました。草笛さんは 笑って「よく 言われます」と 言って下さいました。
よく言われるんだ！
バンビーズとは 研1の方8人で「ザ・タカラヅカ」という番組で アシスタントのようなことをされていて 注目されていました。草笛さんは チャレンジ・コーナーで毎回 とても目立っておられたんです。
春風ひとみさん（1986年月組「ラ・ノスタルジー」）
「愛限りなく」の春琴や「野菊の墓」の民子などのヒロインもされていました。ヒロインというより 実力派の方のイメージがあります。「ミー＆マイガール」の初演のマリア公爵夫人が 大好きです。郷真由加さんとバウ「サウンド・オブ・ミュージック」で主演され退団されました。
退団後も 「エリザベート」のルドヴィカなど ミュージカルに多数 出演されています。
「ラ・ノスタルジー」のエトワール・・・「おもい出は薄紫のとばりの向う～」の曲も大好きで 美声にウットリです。
久留実純さん（1988年星組「戦争と平和」）
「ベルサイユのばら」のエトワールを初めて聞いたとき 感動したことを覚えています。
私の記憶の中で 1・2を争う エトワールです。
その前に「戦争と平和」でエトワールされていたんですね。この公演は南風まいさんの退団公演のイメージが強すぎました。
とても優しい歌声ですね。
純名里沙さん（1990年花組「ベルサイユのばら」）
初舞台でエトワールをされていて 当時とても驚きました。首席が純名さんで、2番が風花舞さん。風花さんは スゥエーデンのグスタフ王のお誕生日の舞踏会で 花を撒きながら 舞台の上手から下手にクルクルっと舞っておられました。
純名さんのエトワールは高音が響いて とても美しい歌声ですね。美人ですしすぐにも トップ娘役さんになるのかと思いました。NHK朝ドラ「ピアノ」のヒロインをされ、そのあと 雪組・花組でトップ娘役さんになられました。
峰丘奈知さん（1991年花組「ザ・フラッシュ！」）
この方の歌唱力には 毎回 感動していました。色々なジャンルの曲を歌いこなされていました。
私が特に好きなのは「ベルサイユのばら」の最初の仮面舞踏会の歌「パリ・オペラ座」と 「秋…冬へのプレリュード」のリリーマクレーンの歌です。
「ベルばら」の「あ～パリの夜 踊り明かさん」の歌声・・大好きです。
ヤンさん(安寿ミラさん)と 同期で 花組の歌といえば 峰丘奈知さんでした。
森奈みはるさん（1994年花組「ハイパー・ステージ！」）
トップ娘役さんの エトワール。
みはるさんは、可愛いお顔されていますが 歌声はパンチの効いた 重厚感ある声されています。
歌ってよし、ダンスしてよし、お芝居も上手な娘役さん。
私は トップ娘役さんのエトワールは どちらかというと 反対です。
エトワールをするということは、直前のデュエット・ダンスをしていないということであり、パレードでトップさんの前に 降りないということになるからです。
歌が上手い トップ娘役さんにエトワールを させたいという思いもあるでしょうが、そこは 歌の上手い娘役さんで お願いします。
秋園美緒さん（1997年星組「魅惑Ⅱ」）
秋園さんは、エトワールの経験が とても多そうです。ヒロインも多いです。
「エリザベート」のリヒテンシュタイン伯爵夫人を新人公演でされていますが、今も 東宝「エリザベート」リヒテンシュタインや「ロミオとジュリエット」のモンタギュー夫人でご活躍です。「モーツァルト！」にも出ておられました。
安蘭けいさん（2003年星組「王家に捧ぐ歌」）
アイーダの役をされていて、そのまま 女役としてエトワール。高音も 素敵なエトワールです。
歌うまの とうこさんですが、2番手の方が 女役でエトワールなんて 他にはおられないのではないかと思います。
轟悠さん（2006年月組「レ・ビジュー・ブリアン」）
瀬奈じゅんさんのトップのときに 特別出演。「暁のローマ」の併演ですね。
エトワールで出て、後でトップの大羽根を背負って降りてこられてましたね。
七瀬りりこさん（2011年宙組「ルナロッサ」）
93期でこの公演が退団公演でした。
現在は カラオケ・バトルで有名な方ですね。舞台を中心に活躍されています。
現役時代は 知らなかったのですが、とても 素敵な歌声です。
百千 糸さん（2011年宙組「NICE GUY!!」）
92期生。フェアリーボイスの持ち主と 言われているそうです。今は 市田絢子さんというお名前で音楽活動されています。
「NICE GUY!!」は、大空祐飛さん主演の 藤井大介先生の作品でした。
望海風斗さん（2012年花組「カノン」）
だいもんは、みんな知ってる 歌うまさん。
男役さんのエトワールは 珍しいですが、さすがのエトワールです。
この映像で 少し映る デュエット・ダンスのお辞儀。トップコンビだけでなく、壮一帆さんと実咲凜音さんの2番手コンビも 銀橋でお辞儀されてました。
れいちゃん(柚香光さん)が ラインダンスの ダルマ姿でパレードなのも 映っていました。
仙名彩世さん（2014年花組「TAKARAZUKA∞夢眩」）
現在 花組トップ娘役の ゆきちゃん。素晴らしい歌声です。
りおさんのプレお披露目の「ベルばら」もエトワールでしたし、「メロディア」の エトワールの代役もされていました。
凪七留海さん（2014年月組「TAKARAZUKA花詩集100！」
初舞台生に囲まれて エトワールされています。
100周年の公演で「花詩集」の曲ですね。
実咲凛音さん（2014年宙組「ベルサイユのばら」）
ロザリー役の トップ娘役さん。
さすがの歌唱力で、堂々とした「青きドナウ」です。このエトワール見て、マリー・アントワネットされたらいいのにと、思っていたので 全国ツアーの マリー・アントワネットが決まったときは よかったと思いました。
妃海風さん（2014年星組「パッショネイト宝塚！」
パッション溢れる 歌唱ですね。
後に 北翔海莉さんのお相手 トップ娘役さんになられました。
朝夏まなとさん・実咲凛音さん（2014年宙組「ＰＨＯＥＮＩＸ宝塚－蘇る愛-」）
2番手の朝夏まなとさん、トップ娘役の 実咲凜音さんの 大きな羽根を背負ってのエトワール。
トップの凰稀かなめさんの さよなら公演でしたので、次期のトップコンビということになります。
でも、この時も 2番手と トップ娘役が パレードでトップの前に 降りないことに ちょっとモヤモヤしてしまいました。
エトワールは とっても 歌うまの歌唱でした。
音花ゆりさん（2015年星組「Dear DIAMOND!!」)
歌姫 音花ゆりさんの 退団公演のエトワール。エトワールの回数は多いです。
「ロミオとジュリエット」のキャピュレット夫人が 印象深いです。
透水さらささん（2015年雪組「La Esmeralda」）
この方も とても歌が上手く、澄み渡るような歌声。タカスペで歌われた「白い花が微笑む」が思い出されます。
この公演が退団公演でした。ジョセフィン・ベーカーでバナナをたくさんつけてパワフルに歌っておられましたよね。
桜木みなとさん・和希そらさん・瑠風輝さん（2016年「HOT EYES!!」）
新進の男役さんの エトワール、珍しいですね。
この3名ともに 歌に定評がありますね。
私は 娘役さんのエトワール推奨派ですが たまには こういう若手の男役さんもいいですね。
このショーは 大階段を全場面使用していました。
月城かなとさん（2016年雪組「Greatest HITS！」）
組替え前に エトワール。なんだか まだぎこちない感じかありましたが、今は ルキーニですからね。
麗泉里さん（2017年月組「カルーセル輪舞曲」）
この公演を観劇したときには 麗さんのことを まだ知らなかったので、上手で驚きました。
その次の公演から 注目するようになりました。今 公演中の「エリザベート」の新人公演では ゾフィーをされています。
真彩希帆さん（2017年雪組「Ｄｒａｍａｔｉｃ”Ｓ”！」）
トップに なられる前、前トップコンビの退団公演での エトワール。
真彩さんの方を 知ったのは 多くの方が そうであるように 明日海りおさんのディナーショーです。鈴を転がすような声だと 思ったら 重厚感ある声も・・・。「エリザベート」の 美容師の声と新人公演のマダム・ヴォルフの声 に驚いたことが懐かしいですね。
花組→星組→雪組で 雪組トップ娘役さんに。
星風まどかさん（2017年宙組「クラシカル ビジュー」）
宙組トップ娘役さん。トップ就任前に エトワール。この公演はトップ娘役さんが不在の公演でしたので、エトワール以外にも 大活躍されていました。
組配属前から 注目されていた方で、配属前に 主役グスタフの子ども時代で オープニングでセリ下がりがありましたからね。
天彩峰里さん（2017年星組「Bouquet de TAKARAZUKA」）
この方を初めて認識したのは、北翔海莉さんのディズニーのコンサート「LOVE＆DREAM」。トークのコーナーでみっちゃんに「あまいろ みねり！」と、連呼されてました。天然の方ですよね。東京のトークスペシャルでも 天然を連発されていました。なので、こんなに歌が上手いとは 驚きです。小桜ほのかさんと いい勝負の天然＆歌唱力だと思います。
城妃美伶さん（2018年花組「ポーの一族」）
でました贔屓の花組のエトワール。「極上の美 ～永遠の命」
この歌い出し 難しいと思いますが、クリアに聞こえます。誇らしいですね。このエトワールのお衣装も よく似合っていて 美しいですよ。
花組の娘役さんが出てくると 嬉しいです。
パレードの前に 一瞬 明日海りおさんが デュエットダンスが終わって はけて行く姿も見れます。
今回の「ビューティフル・ガーデン」でもマノレテの場面でカゲソロをされています。歌も上手く 可憐な娘役さんなので 今後も活躍されること期待しています。
宝塚の舞台で 大好きなのはパレードです。その中でも 最初に歌い出すエトワールは とっても大事！今から パレードが始まるという 高揚感があります。永遠のマンネリが 好きなので、豪華なお衣装の 娘役さんが 下級生たちに囲まれて 主題歌を 歌い上げるのが 大好きです。
とっても楽しい30分でした。