こんにちは。

 

フリーランス翻訳者&ライターの菅葉奈です。

 

未経験でいきなりフリーランスの翻訳者

になることは大変です。

 

ゼロから取引先を

開拓していかなければいけないからです。

 

 

苦労して、トライアルをパスしても、

そのあとに仕事がぜんぜん来ない

というのは、新人翻訳者が出くわす

よくあるパターンです。

 

新人翻訳者が仕事を見つけにくい事情

については、

翻訳トライアルに受かったのに仕事が来ない!

をご覧ください。

 

トライアルについて詳しくは、

翻訳トライアルとは?内容・分量・難易度について

をご覧ください。

 

 

新人翻訳者には、さらなる試練が待ち構えています。

 

トライアルを受ける以前の「壁」があるのです。

 

 

今回は、その「壁」について

お話したいと思います。

 

 

新人翻訳者がトライアルを受けようと思っても、

なかなか受けられないです。

 

なぜかというと、たいていの翻訳会社は、

応募条件を「2年以上の翻訳経験」と

しているところが多いからです。

 

 

いきなりフリーランスになるんだから、

経験なんてあるわけない。

 

どこかで経験を積もうにも、

どこでも「経験2年以上」とあるから

応募さえできない。

 

という、トライアル以前の「壁」が

あるのです。

 

翻訳会社に応募する

  ↓

2年以上の経験がないとうちではムリです

と言われる

  ↓

経験を作るために他の翻訳会社を見る

  ↓

応募条件には

たいてい経験2年以上と書いてある

  ↓

じゃあどうやって2年の経験を作るわけ!?

 

 

というジレンマに陥るわけです。

 

ここに、未経験者が

翻訳業界に入りづらい事情があります。

 

 

やっぱり、一番いいのは、

先ほども言いましたが、

まず企業内翻訳者

になってしまうことですね。

 

あるいは、学校に通うとか。

 

お金かかりますけどね。

 

 

しかし、いろいろな事情で

それができない人も

いるでしょう。

 

そんなジレンマの解消法

について、次の記事で

私の体験を交えながら

ご紹介していきたいと思います。

 

 

こんにちは。

 

フリーランス翻訳者&ライターの菅葉奈です。

 

 

翻訳者となるにはまず翻訳会社のトライアル

を受けて、合格しなければいけません。

 

いろいろ探して、

これはという翻訳会社を見つけて

トライアルを申し込む。

 

がんばって推敲して

提出する。

 

見事、合格する。

 

登録手続きをする。

 

履歴書やら職務経歴書やらを用意し、

登録用の書類に記入し、

守秘義務契約書や

業務委託契約書に署名するような作業です。

 

面倒くさいですが、

外資系の翻訳会社だとこれに加えて

さらに作業を要求されたりします。

 

登録完了しました。

 

 

でも、依頼がぜんぜん来ない・・・

 

これ、

新人翻訳者あるあるです。

 

 

翻訳業界というのは、

未経験者が入りにくい業界だと思います。

 

特に、いきなりフリーランス

飛び込もうとする場合は。

 

最初に企業内翻訳者になってから

フリーランス翻訳者になるなら話は違います。

 

会社に雇われて、翻訳をこなし、

それから独立するというパターンです。

 

すでに、自分の実力を知ってくれている

会社があるので、

そこが独立後の取引先となってくれます。

 

また、他の登録先を探す場合も、

すでに経験者として実績も積んでいるので、

見つけやすいです。

 

あるいは、翻訳会社に通うとか。

 

学校に通うと、

先生や学校経由で

お仕事を紹介してくれたりします。

 

 

しかし、そういうバックグラウンドなく

独立する場合は、

ゼロから取引先を開拓

しなければいけません。

 

これがけっこう難しい・・・

 

 

翻訳会社の気持ちもわからなくはないです。

 

翻訳会社のコーディネーターは、

きっとこう考えるはずです。

 

クライアントから新しい仕事が依頼された。

 

この前、応募してきた新しい翻訳者がいたな。

 

でも、類似案件ですでに

何回も依頼している他の翻訳者もいる。

 

どっちに依頼しよう。

 

新しい翻訳者は、

トライアルに受かるだけの能力がある

翻訳者であることはわかったけれど、

まだ一度も仕事をしたことないので

不安

 

それなら、既に何回も依頼して

問題なく納品してくれた

翻訳者に頼もう。

 

ちゃん、ちゃん。

 

 

トライアルの訳文を読んで、

 

「この人は素晴らしい!逸材だ!

次に仕事が来たら絶対頼みたい!」

 

くらいに惚れ込んでくれない限り、

こういう状況で新人に仕事が

回ってくることは

ほとんどありません。

 

 

このような理由で、

翻訳会社のトライアルに受かったけれど、

仕事が来ない、という

悲しい出来事が起きてしまいがちなのです。

 

 

しかも、これから翻訳者になろうとする

人には、トライアルを受ける以前の

大いなる壁が待ち構えています。

 

その壁とは何なのか?

 

次回に続きます。

こんにちは。

 

フリーランス翻訳者&ライターの菅葉奈です。

 

 

今回は、翻訳の解説です。

 

和訳です。

 

 

翻訳者になる前、私は思っていました。

 

ここってどう訳するんだろう?

 

でも、誰にも聞けない・・・

 

あるいは、通信教育を受講していて、

講師に訳文を添削してもらって、

返してもらうんだけど、

どうしてそう直されているのか

わからない・・・

 

この記事が、そんなお困りを

解消するような記事になればいいと思います!

 

今回取り上げるのは、以下の英文です。

 

As a result, we tend to have less tomatoes.

 

この中で、テーマとなるのは、

As a resultを除いた部分です。

 

As a result, we tend to have less tomatoes.

 

上の赤字の部分ですね。

 

 

どのように訳しましたか?

 

その結果、私たちはより少ない量のトマトを食べる傾向があります。

 

うん、これでも間違いではありません。

 

tend toは「~する傾向にある」。

 

have less tomatoesは、「より少ないトマトを食べる」

 

この2つをくっつけると、

「より少ない量の

トマトを食べる傾向にある」

 

という訳が出来上がります。

 

「より少ないトマト

を食べる傾向にある」

でも間違いではありません。

 

でも、「少ない量のトマト」

と、「量」を入れたほうが、

意味が取りやすくて親切ですね。

 

 

ただ、ここで問題があります。

 

「より少ない量の

トマトを食べる傾向にある」

だと、良い訳文とは言えないのです。

 

こういう訳文だと、

翻訳会社のトライアルに受かるのは

難しいかも・・・

 

 

だって、なんだかおかしくないですか?

 

「より少ない」っていうネガティブな意味が

前に来てるのに、「食べる傾向」って、

ポジティブな意味で終わってるっていう。

 

食べるのか食べないのか、

どっちなの!?

って思いません?

 

 

では、どのように訳せばいいのか?

 

私たちのトマトを食べる量は減る傾向にあります。

 

このように訳すといいですね!

 

あー、減ってるんだなー、

と、自然に頭にイメージが浮かんできます。

 

少ない量のトマトを食べる

  ↓

食べる量は減る

 

lessという形容詞

動詞的に訳して

「減る」としているわけです。

 

食べる量がより少ないってことは、

量が前よりも減ってるってことです。

 

だから、

より少ない→減る

という思考回路が成り立つんですね。

 

 

一字一句訳しても、

なんか変だなー、意味がよくわからないなー、

って思うときは、

コアの部分を保ちつつ、

大胆に変えてみるのも1つの方法です。

 

品詞を変えてしまうなんていう

大胆な手法も、

許容されるのです。

 

というのが、今日のお話でした!

 

 

解説してほしい文章がある方は、ぜひこちらまでお寄せください:

https://www.hanakan.org/contact

 

ブログのメッセージ欄からもぜひ!

こんにちは。

 

フリーランス翻訳者&ライターの菅葉奈です。

 

長かった私の自己紹介も終わったので笑、

ここからは翻訳のヒントになるような解説や、

フリーランスとして働く中で

思ったことなどを書いていきます。

 

 

今回は、翻訳の解説です。

 

和訳です。

 

翻訳者になる前、私は思っていました。

 

ここってどう訳するんだろう?

 

でも、誰にも聞けない・・・

 

あるいは、通信教育を受講していて、

講師に訳文を添削してもらって、

返してもらうんだけど、

どうしてそう直されているのか

わからない・・・

 

この記事が、そんなお困りを

解消するような記事になればいいと思います!

 

 

今回取り上げるのは、以下の英文です。

 

If you fall into the 55% of Americans who feel the shortage of exercise, you should go out more.

 

 

カンマ以降の英文は、

今回は関係ありません。

 

テーマとなるのは、カンマ以前の部分です。

 

If you fall into the 55% of Americans who feel the shortage of exercise

 

どうやって訳しましたか?

 

もしもあなたが、運動不足を感じるアメリカ人の55%に該当するなら

 

このように訳していませんか?

 

 

もしも、そう訳してしまった場合、

それは正しい訳文とは言えません。

 

もしもあなたが、運動不足を感じるアメリカ人の55%に該当するなら

 

この赤字の部分が問題です。

 

正しく訳すのなら、以下のようになります。

 

もしもあなたが、運動不足を感じる55%のアメリカ人に該当するなら

 

え、そうなの?

 

ofがあるときは、後ろから前に

訳すんじゃなかったの?

 

そう思いませんでしたか?

 

中学校の英語の授業で、

そのように習った人はとても多いともいます。

 

でもこの場合、ofを含む部分を前から順番に訳します。

 

the help of related people

(関係者の助け)

 

the success of her books

(著作の成功)

 

 

などなど、普通は、ofを含む文章は、

後ろから前に訳すのがセオリーです。

 

でも、英語には、ときどき

前から後ろに訳すこともあるんですね。

 

まあ、

 

もしもあなたが、運動不足を感じるアメリカ人の55%に該当するなら

 

という文章は、普通に考えたら変ですよね。

 

アメリカ人の55%じゃなくて、

55%のアメリカ人のほうが、

自然に聞こえるはずです。

 

なので、まずは普通に後ろから前に訳してみて、

変だなと思ったら、

ひっくり返ってみてください。

 

それでしっくりくるようなら、

それが適切な訳文です!


 

 

あと、数がofの前に来る英文は、

前から訳すことが多いので、

こちらも覚えておきましょう。

 

 

ご参考までに、全文の訳文は、以下になります。

 

If you fall into the 55% of Americans who feel the shortage of exercise, you should go out more.

 

(もしもあなたが、運動不足を感じる55%のアメリカ人に該当するなら、もっと外に出てみることをおすすめします。)

 

というのが、今日のお話でした!

 

 

解説してほしい訳文がある方は、ぜひこちらまでお寄せください:

https://www.hanakan.org/contact

 

ブログのメッセージ欄からもぜひ!

こんにちは。

 

フリーランス翻訳者&ライターの菅葉奈です。

 

 

私がこれまでにいただいた、

翻訳者&ライターのお仕事の詳細を

ご紹介していきます。

 

ほかの翻訳者&ライターのお仕事については、

以下を参照してください。

翻訳者&ライターだからできた外資系大企業とのお取り引き

ライターに翻訳力が求められるとき

英語のスピーチが翻訳だけでは訳せない理由

英語を読むときに役立つライターの嗅覚

 

 

今回は、オウンドメディアに掲載する、

自社開催のセミナーレポートです。

 

当該セミナーに参加して、

その内容を英語のレポートとしてまとめます。

 

そう、日本語ではなく英語で記事を書くのです。

 

読み物としての記事をご希望でした。

 

 

セミナーの会場は、

人として生まれたら

一度は泊まってみたいなと思うような

高級ホテルでした。

 

 

ICレコーダー持参で参加します。

 

 

会議はすべて英語。

 

ただし同時通訳が入っています。

 

 

帰宅後、

ICレコーダーで録音した英語音声と、

エージェントから提供された同時通訳の日本語音声

を基に、記事作成していきます。

 

英語のスピーチが翻訳だけでは訳せない理由

のときと違い、

テープ起こしは提供されませんでした。

 

原文は、セミナー参加時に私が自分で

録音した音源だけです。

 

 

私はまず、同時通訳の日本語音声を使い、

記事に使えそうなところを

黄色マーカーで印をつけながら

テープ起こしをしました。

 

テープ起こしは、適宜

読みやすいように加筆修正しながら

進めます。

 

英語音源を聞いて、

印をつけたところに該当する部分を

見付けます。

 

 

見つかったら、今度はその部分を、

英語でテープ起こしします。

 

英語でのテープ起こしをする際も

加筆修正します。

 

できあがった

英語のテープ起こし

を使って英語で記事作成します。

 

英語でタイトルや見出しを加え、

構成を整えます。

 

 

ここで注意点があります。

 

私は通訳者の方々を尊敬しています。

 

とても負荷の高いお仕事だし、

緊張感もはんぱないと思います。

 

音というのは発したそばから

どんどん消えていくものだし、

通訳するときにそれを聞きなおす時間は

ありません。

 

ですから一発勝負で、

すぐ成果に結びつけなければいけません。

 

そのようなお仕事をされていることに対して、

深く敬服しています。

 

 

しかしそれでも、

いえ、だからこそなのかもしれませんが、

通訳には誤訳が生まれてしまいます。

 

おそらく、以下のような流れで

起きているのではないかと想像しています。

 

発話を聞いて、

瞬間的に理解できなかった、

あるいは

正確に意味がキャッチできなかった。

  ↓

すぐ通訳しないと、

間に合わなくなる ←時間ほんと無いと思います

  ↓

発話内容と違うけれど、

聞いて不自然のない内容で

まとめてしまう

 

 

オーディエンスは、

不自然を覚えることなく

聞くことができます。

 

しかし、あとからテープ起こしをして、

発話内容と照らし合わせてみると、

まったく違う内容だとわかります。

 

 

ですから、同時通訳の日本語音声が

必ずしも正ではないということに

注意しないといけません。

 

 

このお仕事でも、

日本語音声を聞いて

「これは使えそう!」と思った箇所を

英語で聞いてみたら、

ぜんぜん違うことを言っていた

ということがありました。

 

そういうとき、それでも

探した箇所の発話が使える内容なら、

同時通訳の日本語は考えに入れずに、

英語のテープ起こしを

記事に使います。

 

探した発話の箇所が使えない内容なら、

マークした部分を使うのはやめて、

別の箇所を使って

記事作成します。

 

という感じで作業を進め、

完了となります。

 

 

この作業をまとめると、

 

①同時通訳の音声を、

使えそうなところをマークしながらまとめつつテープ起こし

ライターのスキル

 

②使えそうな部分を英語音声から探してまとめつつテープ起こし

翻訳者&ライターのスキル?

音声聞き取りが入るのでちょっと違うかも

 

③使えないときは構成を変えて

別の箇所をテープ起こし

翻訳者&ライターのスキル?

これも違うかも

 

④英語のテープ起こしを使って英語で記事作成

翻訳者&ライターのスキル

 

という流れになります。

 

 

このタイプの原稿作成で重要な、

 

②③④の作業は、

翻訳者&ライターでないとできない

ということになります。

 

このお仕事に関しては、翻訳&ライター+αが

必要でしたね。