こんにちは。
未消化な感情をセルフヒーリングして、心から笑顔になるお手伝い
舛川英衣子です。
お久しぶりです
先日、娘が、
「エスペラントって知ってる?」
と聞いてきました。
それを聞いてビックリしたのは私の方です。
というのも、私は大学の時からしばらくの間、エスペラントを習っていたからです。
もともと、いろんな国に行って、いろんな背景を持つ人々と話をしてみたいと思っていたこと、誰もが学びやすいように作られた人工語なら、英語以外のヨーロッパの言語を学ぶときに比較が出来て面白いかも、と思ったのが、当時エスペラント語を学び始めたきっかけでした。
娘が見たいというので、ちょうど実家に帰ったついでに、当時使っていた参考書を探してみると、こんなに出てきました。
そしてすっかり忘れていたのだけれど、文通までしていたんですね。
しかも、ポーランドの女の子と!
あの頃は、毎年、世界のどこかで行われているエスペラントの国際大会に、いつか参加してみたいと思っていたのだけれど、その数年後の、ちょうどイギリス滞在中に、本当にポーランドへ行くことになったんですよね。
今はなかなか海外に行くことはできないので、昔を思い出して、ちょっと写真をひっぱり出してみました。
こちらは、ヨーロッパ最古の塩の坑道ヴィエリチカ。
アリの巣のような坑道で、洞窟は総延長300km、深さは327m。
2000以上の部屋があり、ユネスコ世界遺産にも登録されています。
採掘の様子が人形や模型で再現されていました。
塩の結晶でできたシャンデリアが暗闇の中に浮かぶ礼拝堂は、とっても幻想的で荘厳でした
そしてこちらの写真は、
『働けば 自由になる』
と書かれたアウシュヴィッツ強制収容所の入り口。
現在(と言っても、私が行ったのは、もうすでに20年くらい前の話になるのですが)、アウシュヴィッツ・ビルケナウの敷地内は、そのまま保存され、博物館として一般公開されています。
このときは、主に東ヨーロッパをバスで旅行していたのですが、スロヴァキアからポーランドのクラクフに向かう途中、バスの中で『シンドラーのリスト』を観ました。
日本の映画館でもビデオでも何度か観ていましたが、この時は、これからまさに、その場所へいくという、暗いバスの中で観たので、自分が実際に運ばれていくような感覚を今でも忘れることができません。
この時の旅では、ポーランドの近隣諸国へも訪れましたが、負の遺産として残された建物や現地ツアーが、主な観光スポットとして数多く残されている、というのが印象的でした。
そう言えば、私の住む広島市に来る訪日観光客の出身地は、アジア諸国と比較して欧米からの旅行者が多いのが、他の県と大きく異なると聞いたことがあります。
それはやはり、原爆ドームに感心のある方が多いためでしょう。
なんだか今日は、いろいろ考えさせられる日です。
ところで、国際共通語エスペラントって?という方のために、
簡単にご紹介しますね。
エスペラントは、1887年に、当時のロシアの植民地だったポーランドで、眼科医ザメンホフが創案した国際語です。
異なる民族が混じり合って住んでいた町で育った彼は、その中でも最も迫害されていたユダヤ人でした。
小さい頃から、お互いの言葉が通じないために起きる争いを見て育ったザメンホフが、
『どの国の言葉でもない、すべての民族にとって平等で、差別や偏見から中立の立場で使える国際共通語』
として生み出したエスペラント。
このタイミングで再び私に思い出させてくれたのは、何か意味があるのかな?
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