私が森田童子さんを知ったのは、まだ学生の頃でした。
フォークソングやニューミュージックが流行りのころで
髪は肩まで伸ばして、厚底のサンダルに
ラッパズボン穿いて裾擦りながら歩いてました。
将来のことなど何も見えず、ただ毎日ブラブラと
煙草とテレピン油のにおいがする部室と
友だちの下宿にいつも四~五人でたむろしていました。
親に高い学費出してもらっていたのに
ほんと、親不孝ですよね。
悲しいかな、その時は分からないんですよねぇ、、、
その年も、暑い夏だった気がします。
うちわ片手に友達の下宿で
次の講義の時間まで時間を潰していました。
そんな時FMラジオから流れてきたのが
~さよならぼくのともだち~です。
、、、、、「だれ?、、、、」
、、、、、「森田童子、、、」
そんな会話があったような気がしますが、、、
そのあとは、みんな黙ったまま、終わるまで
じっと聞いていたように思います。
なんて切なくてキレイな声なんだろう、、、
その時の声が頭から離れず、語り掛けるような歌声に
すっかり虜になってしまいました。
アルバムを買い、コンサートにも行きました。
今でもアルバム~good-bye~に収録されている
「早春にて」や「まぶしい夏」を聴くと学生時代の
切ない思い出が甦り、いろんな感情が沸き上がってきて
思わず涙が出てしまいます。
~good-bye~のあとに出されたアルバムの中にも
好きな曲はいくつもありますが、私の中では
やはりこのアルバムが一番好きです。
ユーミンの~流線形,80~とともに
私の宝物です(´∀`)
1983年アルバム~狼少年~を最後に活動を
休止されてからは2018年4月に亡くなられるまで
一度も表舞台に姿を見せることはなかった
森田童子さんですが、ドラマ「高校教師」で
童子さんの曲が流れたときは本当にびっくりしました。
懐かしくもあり、そして嬉しかったです。
私は福岡の少年文化会館で行われたコンサートだけしか
行ったことがなかったので、これを機に活動再開して
また、コンサートを見られるかもしれないと
淡い期待をしていました。
残念ながら期待は叶いませんでしたが
このドラマをきっかけに森田童子さんを
知ってファンになった方も沢山おられるだろう
と思うと、何か自分の事じゃないのに
嬉しくなってしまいますね。
名前は聞いたことあるけど曲は知らないって方は
ぜひ、一度聞いてみてください。
「さよならぼくのともだち」や「ぼくたちの失敗」も
有名ですが、
~A BOY~収録の「セルロイドの少女」や
~夜想曲~収録の「孤立無援の唄」も
イイですよ~オススメです。
「セルロイドの少女」を聴くと丸尾末広氏の
「少女椿」のみどりちゃんを思い出しますね。
これ書きながら聴きたくなりました。
今からお酒でも飲みながら聴きます、、
また、泣いちゃうかも、です。
それでは、、おやすみなさい。
石亀童の童は、森田童子さんが大好きで
使い始めました。