百年かぞえ歌
大崎梢 KADOKAWA 2024年10月
著者初の文学館ミステリ! 作家が遺した謎の「かぞえ歌」に隠された事件
百年という時の流れの背後に埋もれた人々の思い、
そして、愛する作家と文学館に自分が出来ること――
里海町の町役場で働く由佳利は、二週間前に婚約破棄をされてしまい人生行き詰まり中。
そんな中、担当している地元出身作家の文学館「貴地崇彦生家館」に関して、刑事二人が聞き込みに来た。貴地は明治末期の生まれで戦後に活躍した作家だ。没後二十年以上になるが知名度はまだまだ高い。
刑事は収蔵物について聞きたいということだったが、なにやら裏に不穏な事件があるらしい。
調べると、数日前に発見された身元不明の青年遺体のポケットから、貴地にまつわる葉書が発見されたようだ。
驚き戸惑う由佳利のもとに、以前いちどだけ会った老齢女性の艶子が訪れる。艶子は若いころ貴地の愛人だったと噂される存在だ。
生前の貴地先生から、やり残したことがあると聞いていたという艶子。その勢いに呑まれて調べを続けた先で由佳利は、中学高校で同級生だった夏央にも再会する。彼も調査に加わり、3人の凸凹チームが誕生した。
百年も前に作られたかぞえ歌にこめられた思いとは?
身元不明の遺体から、作家の貴地のはがきが発見されたので、文学館「貴地崇彦生家館」に刑事が来たことから物語は始まる。
文学館担当の由佳利と貴地の愛人だったと噂される艶子と由佳利の同級生だった 夏央と三人で調べるが……
百年も前のことだから、知っている人は少なく、少しの手がかりを頼りに調査は少しずつ進んでいく。
真相がわかった時、かぞえ歌にこめられた思いも感じられた。
ほのぼのとした話かと思いきや、重い内容が含まれていた。
お気に入り度⭐⭐⭐









