あなたが何か「変えたい」、「改善したい」などと望んでいるものがあったとして、それでもなかなか変わらないのは何故でしょうか?
あなたは毎朝目が覚めてから、無意識に洗面台へ行って顔を洗い、無意識に朝食の準備をし、無意識に食べ、無意識に洋服を選んで、無意識にドアに鍵をかけ、無意識に車に乗り込み職場へ向かう。
どれもが【無意識】、つまり【習慣】なのです。
それらが全てあなたの【記憶】の中に在るので何も考えずに出来るのです。
さて、あなたが起きてから行っている様々な行動の順番を変えてみたらどう感じるでしょうか?
あなたは起きてからすぐに服を選んで着替える。顔を洗う前に朝食を取る。ドアに鍵をかけている時にあなたは気づく。『あっ!顔を洗ってなかった!」と。
あなたはいつもと違う順番に心地悪さを感じるでしょう。
そうしてまたいつもの順番に戻すのです。
これがあなたが変わらない理由です。
私たちが真に変わる為には【習慣】という名の【記憶】の外側に出る必要があります。
当たり前だと思ってきた事や、正しいと思ってきた事、不可能だと思ってきた事、苦手だと思ってきた事、重要だと思ってきた事など、数々の習慣(記憶)の外側に出るのです。
それは冒頭の例のように心地悪さを感じるでしょう。
ポイントは、その心地悪さによって従来の自分に戻らない事です。
不慣れな意識や思考、行動などは得てして心地悪いものです。
しかしながら、それに慣れてくれば、あなたは変化を感じ取るでしょう。
では、また。
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