午前10時入院
お昼12時より左胸インプラント(シリコン)入れ替え手術開始
13時過ぎに無事終了
終了と同時に、声をかけられ目覚める。
病室にベッドごと帰ってきてから意識鮮明。
主人を見つけて、
「手術台に上がってさぁ〜麻酔で落ちる3秒前まで話してたわ」と言って笑われる。
そこから3時間の絶対安静。←ただただ天井を見つめ、これが1番つらい時間だった。
絶対安静3時間後、口からお水が飲めたら点滴を外します。と言われて、渡されたミネラルウォーターをごくごく飲んだ。
毎回思うけど、術後、初めて飲むお水って、、、マジで美味しい![飛び出すハート](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/610.png)
![飛び出すハート](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/610.png)
そこから、スタスタと自分でおトイレも行って部屋をうろうろし、家族や友だちに無事だとLINE、もう部屋を歩き回ってるって言ったら驚かれた。
手術当日なのに、数時間後の夕方は普通食が出て完食!
何もかも順調でホッとした。
前向きに平常心で手術を受けたら、こんなに結果もいいのかと思ったけど、いや、きっとそうじゃない。
家族や友だちが、わたしのために、手術の成功や術後の経過の順調を願い祈ってくれていた![愛](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/609.png)
![愛](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/609.png)
たぶん、先に旅立った仲良しの病友Yちゃんもそばにいてくれたと思う。
そんなみんなの見えない力で、わたしは無事に生還したように感じた。
わずか1時間の手術に大げさだなと笑う人がいるかも知れないけれど、人生、何がいつ起こるかわからないと思うと、湧き上がる感情は感謝しかなかった。
ただ一つ、、、
すっかり忘れてた![あせる](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
![あせる](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
わたしは、枕が変わると寝られないことを![ゲロー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/038.png)
![ゲロー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/038.png)
そこから退院する日まで、長い長い夜を修行のように何度も迎えた。
もちろん、眠剤も飲んだけど、全く眠くならない。
毎日、夜が近づく度に、テンションダダ下がり![汗](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/028.gif)
![汗](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/028.gif)
しかも、アフターコロナの病院、面会は家族のみ2人まで、15分原則を徹底してたから、主人でさえ来たと思ったらあっという間に帰って行く。
人とゆっくり話せないことって、こんなに寂しいし、つまらないのか。と思い、、、
事前に用意してた「52ヘルツのクジラたち」を読んで、寂しさを紛らわそうとして、ますます孤独になる![笑い泣き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/050.png)
![笑い泣き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/050.png)
もう早く帰りたい。。
術後5日目より発熱あり。
術後の微熱なので想定内だけど、今回発熱するのが遅かった。
歳がいくと運動した後の筋肉痛は、後から来ると言うけど、その理屈?って自虐的に思った。
先生も看護師さんもわたし自身も、1番注意しなければいけないのは、術側の感染。
傷口を何度もチェックして、そのせいでないと思われる微熱には、術後6日で、あっさり退院許可が出た。
が、この前夜、腰をかがめて洗顔しようとして、右腰に衝撃的な痛みが走った。
まさに、ギクッてなる痛み、、、
人生最大のギックリ腰だ![ゲッソリ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/041.png)
![ゲッソリ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/041.png)
看護師さんに術後、
「お痛みどうですかー?痛み止め持ってきましょうか?」
と、何度言われて、何度断ったことだろう。
「全然大丈夫です」は、「おはようございます」より言ったぐらい。
なのに、ギックリ腰は泣くほど痛くて、マジで看護師さんにすがりつくように「痛み止めを!」と懇願した![泣き笑い](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/592.png)
![泣き笑い](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/592.png)
退院後は、微熱と強烈なギックリ腰と長い睡眠不足で、まともに歩けないズタボロなわたし。
帰ったらすぐ寝られると思ったら、痛みのためかぐっすりというより、ぐったり眠れたのは、退院後3日経ってからだった。
あぁ‥入院中が1番元気だったと気づく。
それでも、いつも「回復する」という光の挿す方向を見つめてた。
わずかでも、昨日よりマシになったと思えることを探し、こころは小躍りした。
ほんとうに、薄皮をはがすようにゆっくりだけど、確実に回復して行った。
つくづく人間て、希望がないと生きていけないものだなと思った。
光が射す方向へ、手を伸ばしてみる。
頑張らないけど、あきらめない。
そして
やっと
ここにきて
わたしは日常を取り戻しつつある。
泣きたいほど、
愛おしいほど
の
日常よ、これからもよろしく。