私は今年１月に第一子を出産しました。
この出産に至るまで、私はいわゆる不妊治療専門の病院に通っていました。
それは私が体重減少による無月経の状態で自然妊娠を望めなかったからです。
あくまで私の個人的な意見ですが、不妊治療は辛いことも多く、自由診療のため費用もかなりかかったので自然妊娠できるならそれに越したことはないと思います。
私の同じようにダイエットから不妊になる人を少しでも減らしたい、また今無月経の状態にあって妊娠へ不安を抱えている方の参考になればと思い経験を文字に起こすことにしました。
書いていて自分の未熟さに恥ずかしいこともあると思いますがありのまま書こうと思います。
長くなるので数回に分けて投稿します。
私は不妊治療中も含めると7年近くピルを服用して生理周期を作っていました。
ピルを飲むようになったきっかけは、大学生2年生の頃にダイエットをして生理が来なくなったからでした。
もともと160㎝で48kgという体型でしたが、このとき短期間で数キロ落としたのだと思います。
細かい数字は今は覚えていません。
痩せると周囲に「かわいい」と褒められることが増えて嬉しかったし、着たい服を着こなせることが楽しかった感覚は覚えています。
もともと高校生の頃は地味な方で、席替えで隣になった男子に「華がない席になった」と言われショックで影で泣いた思い出があります。
胸がとても小さいことや出っ歯で一重であることなど容姿にコンプレックスがありました。
（もう歳を重ねた今ではたいして気にならないんですけどね、、。最近は誰もあんたを見てないよそんなにっていうマインドになってます。これはこれで問題ですね汗）
さて、生理が止まって3ヶ月ほどしてから産婦人科で生理が止まったことを相談し漢方等を処方してもらいましたがうまくいかず、将来妊娠希望すると伝えたところピルを飲んで生理を起こすことを提案されました。
毎月21日間はピルを連続で飲んで休薬すると３日ほどで生理が来る。
その繰り返しが始まりました。
旅行に行く時も常にピルを持ち歩く生活。
毎日同じくらいの時間に飲む必要があったので薬を飲み忘れないようにするのが大変でした。
またジェネリックとはいえ自分のバイト代から捻出するのが大変な月もありました。
数ヶ月に1回通院してピルをもらう。
今でこそ、PMSの軽減のためにピルを飲む人は少なくないですが当時はまだ周りにそのような人はいませんでした。
このまま一生ピルを飲み続けるのかな？という不安が常に心のどこかにはありました。
親からも「どうして生理が止まったの？一生薬を飲まないといけないの？」とことあるごとに聞かれていて、その答えに困っていました。
不安がありながらも、当時学生だった私はサークル、学業、恋愛、バイトと日々の忙しさから無月経について調べたり別の病院を調べることはしませんでした。
何より、重要な問題は私はダイエットが原因で生理が止まったということに気づかないふりをして、体重を増やそうとはしていなかったことです。
初めて産婦人科を受診したときにも生理が来ない原因について「何か思い当たることは？」と聞かれましたが「わかりません」と答えていました。病院では体重計に乗らされることもなく痩せが原因とは先生も思っていないようでした。
今考えると、ピルを飲むこと自体は無月経の治療になっているわけではないので、栄養状態の改善に取り組むべきだったのですが当時の私は太ることへの恐怖心の方が強かったです。
生理はいつか来るようになるし、来なかったら排卵誘発剤を飲めば妊娠するらしいから大丈夫くらいに軽く捉えていました。
24歳のとき結婚を機に無月経の事実ともう一度向き合うことになるのですが、なんと私は結婚後一層痩せて35kgまで体重を落としてしまいます。
続きはまた後日。今日はここまでにします。