古事記に記された神話の「誓約」は、天照大神と素戔嗚尊の兄妹喧嘩から始まり、その結果生まれたのが宗像三女神です。
誓約の神話
天照大神と素戔嗚尊の兄妹喧嘩は、素戔嗚尊が天照大神の治める高天原に乱入したことから始まりました。
この時、素戔嗚尊は潔白を証明するために誓約を行います。
天照大神は素戔嗚尊の剣を噛み砕いて息を吹きかけ三柱の女神を生みます。
これが宗像三女神です。
一方、素戔嗚尊は天照大神の勾玉を噛み砕いて息を吹きかけ、五柱の男神を生みます。
宗像三女神
宗像三女神は、多岐理毘売命(たぎりひめのみこと)、市寸島比売命(いちきしまひめのみこと)、湍津姫命(たぎつひめのみこと)の三柱の女神です。
宗像大社
宗像三女神を祀る神社が宗像大社です。
福岡県宗像市に位置し、沖ノ島、大島、田島の三島にそれぞれ奥津宮、中津宮、辺津宮の三社が鎮座しています。
2017年には、「神宿る島 宗像・沖ノ島と関連遺産群」として世界文化遺産に登録されました。
古事記の「誓約」から生まれた宗像三女神は、宗像大社で祀られています。
宗像大社は、世界文化遺産にも登録されており、多くの人々が訪れる信仰の地となっています。
宗像三女神は、航海、縁結び、勝運など、様々な御利益があるとされています。ぜひ、宗像大社を訪れて、宗像三女神に参拝してみてはいかがでしょうか。
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