9月4日 イソップ童話・ オオカミと子ヒツジ | ☆かおりキャンドル®☆CANDLE ARTIST☆手作りキャンドルのお花のお部屋☆ フラワーキャンドルアーティスト☆きょうちゃんのブログ☆

☆かおりキャンドル®☆CANDLE ARTIST☆手作りキャンドルのお花のお部屋☆ フラワーキャンドルアーティスト☆きょうちゃんのブログ☆

蝋で花の芯から作り、花びら一枚一枚全て手作業でお花のキャンドルに仕上げていく工房での出来事を綴ったブログです(*^。^*)  

オオカミが罪のない子ヒツジに、いいがかりをつけますが。



川で水を飲んでいる子ヒツジを見つけたオオカミが、何か言いがかりをつけて食い殺してやろうと考えました。
 そこで、自分は川上にいるのに、
「おい、お前がそこで水を濁らせているから、おれは水が飲めないじゃないか!」
と、怒鳴りました。
「でも、ぼくは、舌の先で舐めているだけですよ。それに、ぼくの方が川下にいるんですもの、川上の水を濁らせる事なんて、出来ませんよ」
 オオカミは、
(しまった。確かにそれもそうだ)
と、思ったので、
「水の事はどうでもいい。だがしかし、去年、お前はおれの親父に、恥をかかせたぞ」
「あの、ぼく、去年なんて、まだ生まれてもいませんでしたよ」
 また、やり返されたオオカミは、
「うるさい! いくらつべこべ言い訳しても駄目だ。とにかく、おれはお前を食ってやる」

 

おしまい

ペタしてね