【住宅街はお化け屋敷と同じ(前編)】 | JRTハナのあらえっさ日記~犬と子供と時々株式投資~

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ジャックラッセルテリア愛犬ハナの日常を綴ります。
2018年3月、CMで女優犬デビューしました(^○^)
2018年に生まれた娘と微妙なライバル関係です。

おはようございます。

 

この記事を書いている前日・前々日と連続して、ハナと散歩中に「他の犬と挨拶が出来ない愛犬」を連れた飼い主さん2人とお話する機会を持てて、色々と考えた事を記事にしてみようと思います。

 

2人の飼い主さんの内、1人(Aさん)は2歳♂のジャックラッセルテリア、もう1人(Bさん)は7歳♀のチワワ&5歳♂のチワワの2匹飼いでした。

 

3匹の犬に共通して私が感じた印象は…

 

「他の犬と良い形で交流を終わらせられた経験がほとんど無いのではないか?」

 

「パニック状態に達するのが早い⇒

他の犬と会った時に、平静を保てない程の何か具体的な嫌な経験を重ねている?」

 

「上記が毎回では…楽しい散歩にはならないだろう。」

 

という感じでした。

 

ここで私が行きついた結論は、住宅街というロケーション自体が

 

犬に無意味なストレスがかかる、学びや交流には不向きな環境

 

という事なのです。

 

これは現在ご紹介中の「多く学ばせて頂いたブログ(Ⅳ)」の(その①-①・④)(その②全部)でも挙がっていますが、犬と散歩をする際は、刺激の少ない場所から徐々刺激の多い場所を通るような配慮が必要というのがあります。

 

これは精神許容量の大きい犬であっても同様ですパー

 

散歩の最初から最後までずっと刺激の強い場所だけを散歩させていたら、パニックにもなり易いし、飼い主の声も届きにくくなってしまうのはむしろ必然であろうという事です。

 

 

 

以前にもご紹介しましたが、人間よりも体高が低い犬からすると住宅街を歩くのはお化け屋敷を歩くのと同じ様な緊張感であると個人的には思っています。丁度、上のアドベンチャーゲーム画面のイメージです。

 

これは歩く通行人、走る自転車やバイクや自動車、散歩中の他の犬を難なくやり過ごせる愛犬であったとしても、それなりに外的刺激を受けていると考えておいた方が良いでしょう。

 

例えば

①:歩く通行人 

②:走る自転車

③:ブルルとうるさいバイク

④:自動車

⑤:向こうから来る他の犬

 

これら①~⑤の項目において、刺激が1~10mlの間で加算されるとします。

 

愛犬の精神的許容量を空のコップの器と仮定して、何mlで一杯になるかはその犬それぞれで異なります。例えば、先程の飼い主Bさんの連れているチワワでしたら30mlで一杯になるかもしれませんし、Aさんのジャックラッセルでしたら50mlはイケるかもしれない。

 

身体の大きさや犬種としての背景も違うので、そもそも①~⑤の項目それぞれで何ml加算されるかの違いはある。チワワとジャックラッセル比較でしたら、ジャックラッセルの方が音や環境変化には強い。

 

①~⑤のそれぞれ反応が無い様に人からは見えても、全然気になっていないという訳でも無いと思う。

 

 

 

ゾンビ…ここでは他の犬=怖い&ネガティブ。

現れただけで漠然とした恐怖で、理性は消えてパニック。

理性が無ければ、学びや馴化は期待できない。

 

 

ですので、刺激のある場所=住宅街の中を散歩している時点で、愛犬の精神許容量にある程度負担がかかっていると思っておいた方が賢明だと思います。

 

 

そして、もう一つ。

 

私が思う住宅街散歩の良くない点は…

 

見通しが悪い

 

という事です。

 

いきなり交差点から歩行者や自転車が出てきたり、そこに犬連れなんか急に出て来たら、そりゃ…

 

パニックにもなる!

 

これは相手の犬にも同じ事が言えます。では、お互いパニックになってしまったらどうなるか?

 

脅威を排除する

 

という行動に出てもおかしくはありません。何故かというとパニックだからです。

下手をすると、飼い主さんも狼狽えてしまい平静になれない事があります。

 

それまでの犬生の中で他の犬との良質の交流経験が無い・パニック状態・そこに運動習慣や質の高い散歩が成されていない…だから八つ当たり的なケンカとなり、それは悪い経験として確実に積み重ねられてしまう。

 

住宅街という状況と比較して…

静か・見通しが良い・動ける範囲が広い

これだけで犬にかかる圧は大きく下がる

 

 

ご紹介した2例はこの悪循環に陥っていて、私の近所の住宅街では他にもよく見かける。

 

パニック状態の相手が突っ込んでくると、正常な個体も当然身を守る為に迎撃します。

 

でも、これって正当防衛ですよ…もやもや

パニックになってる方が当事者なんです。そうなってしまう背景を考えれば、無理もありませんが…。

 

よく出会い頭の犬同士の咬傷事故というニュースを耳にしますが、加害者側の過剰反応やパニックによって事故に至ってしまう事ももちろんあります。しかし、被害側の犬が過剰なパニックに陥ったのがキッカケになって誘発された事も、実際は沢山あるのではないかと個人的には感じている。

 

例えば、子供、小柄な成人、小柄な老人といった一見自分より弱い人が、果物ナイフを持ってパニック状態で突っ込んで来たら、普段は冷静な人でも咄嗟に本気で迎撃してもおかしい事ではないと思いませんか?

 

よって、単に被害側というだけで、起きた背景が不明瞭である限り、私は右に倣えの共感はしません。

 

 

話を戻します…

 

パニック状態が続けば、もはや相手との交流を学習するなんてモードとは程遠いですし、犬からすればそんな悠長な事は言っていられません。

 

それだけ精神が恐怖に支配されて、理性が働かなければ、冷静な判断が出来なくなるのは人間でも犬でも同じだと個人的には思います。

 

 

 

経験不足の犬の気持ち的にはこんな感じ

 

 

 

これでリードを持つ飼い主さんが、愛犬の背後から叱ったらどうだろう…?

 

上の画像ですと、仲間が後ろから怒りの大声を出したら、果たして愛犬は冷静でいられるでしょうか?

 

 

 

 

もう、四面楚歌です…ガーン

パニック街道まっしぐら炎

 

 

 

つづく。

 

ではこのへんで。

 

 

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