全額だと全貌が一目瞭然! | 連結会計よもやま話

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公認会計士試験や日商簿記検定で難解と言われる連結会計その他について色々と書き綴って行きます。
長年培ったノウハウの公開を通じて皆さんのレベルアップのお手伝いをさせて頂きたいと考えております。

皆様、お疲れ様です。

除夜の鐘まであと僅かとなりました。

今回は前回の続きとなります。

内容的には12月17日(日)のスペースの改良版となります。

 

まず『全額による仕訳だと全貌が一目瞭然』

この『全額=全貌』は簿記の基本中の基本。

例えば、前回の商品売買。

全額による売上原価対立法だと全貌が一目瞭然です。

元データはコチラです。

【商品売買】
[01]商品売買取引:記帳方法まとめ①
[02]商品売買取引:記帳方法まとめ②

 

同様にスペースで扱った資産除去債務の両建処理では

取得時に除去債務全額を負債計上すると共に

同額が有形固定資産の取得原価として処理されます。

これにより経済的実態の全貌が一目瞭然になります。

関連リンクはコチラです。

資産除去債務会計基準 結論の背景34・42 まとめ

 

一方、現行の連結会計においては、

①開始仕訳(第2年度以降)で純資産全額が消去されない。

②純利益が消去・振替されない。

以上、子会社の株主資本等変動計算書の項目全てを

全額で消去振替しない為、親会社持分が判明しません。

従って、変動計算書の項目全てを全額で消去振替すれば、

親会社と非支配株主の持分の全貌が見えて来る筈です。

前回と同じ下記資料にてご確認頂ければ幸いです。

 

 
次に、親会社持分と非支配株主持分の概観です。

image

概観図の親会社持分の全貌が一目瞭然になるのが、

全額(総額)によるあるべき連結仕訳(右)です。

 

 

最後により詳細なデータはコチラとなります。

連結会計の新資料

 

これからも皆様に有意義な情報を提供して参ります。

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