在外子会社の一部売却・連結除外と組替調整 | 連結会計よもやま話

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公認会計士試験や日商簿記検定で難解と言われる連結会計その他について色々と書き綴って行きます。
長年培ったノウハウの公開を通じて皆さんのレベルアップのお手伝いをさせて頂きたいと考えております。

皆さん、こんにちは。

 

前回の投稿

在外子会社・為替換算調整勘定の求め方

上記投稿に続き、

今回は在外子会社の一部売却と連結除外です。

中でも重要なテーマが連結除外における増分の処理です。

 

元ネタはこちらです。

楽しく学ぼう!連結会計

【 目から鱗!楽々時系列 】

 [14] 在外子会社②(公認会計士試験/簿記1級レベル)

http://renketsukaikei.sub.jp/mekara_14.pdf

 

連結除外については、

親会社持分の中の二つの増分の二重計上の問題があります。

親会社株主に帰属する当期純利益 子会社株式売却損益

為替換算調整勘定 ⇔ 子会社株式売却損益




即ち、子会社株式 → 売却 → 現金預金への実現の過程で

元々親会社持分に含まれていた二つの増分が、

子会社株式売却損益に含まれてしまう問題です。

そこで、親会社株主に帰属する当期純利益については、

当期純利益の二重計上を防ぐ為に

子会社株式売却損益を連結仕訳で消去します。



一方、為替換算調整勘定(その他包括利益)については、

連結包括利益計算書の末尾・包括利益において

子会社株式売却損益(当期純利益)とダブってしまうので、

その他包括利益の区分で組替調整のマイナス処理を行う訳です。

即ち、仕訳での為替換算調整勘定の借方記入による消去を、

その他包括利益の区分においても反映させる仕組みです。


これからも皆様に有意義な情報を提供して参ります。

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