皆さん。こんにちは。
今回も引き続き3人の天才について考えて参ります。
天才3人衆。
①②の内容からスマートな勝ち方こそ彼らの真価と思われるかもしれません。
ですが、劣勢に陥った時には別の真価が発揮されます。
実は、彼らは『傍目から見てかなりヤバイ状況に陥っても闘い続け、逆転勝利をたぐり寄せてしまう』のです。
井上尚弥選手。
WBSS決勝。ノニト・ドネア戦(19年11月7日)。
ドネア選手はWBC・WBO王者のモンティエル選手の右頭蓋骨を左フック一発で陥没骨折させた伝説の持主。
井上選手も第2ラウンドで右目眼窩底と鼻を骨折しました。
更に、第9ラウンドでもドネア選手の強打でフラフラとなります。
普通なら、終盤での劣勢に勝利を諦めても不思議ではありません。
しかし、逆に第11ラウンドでドネア選手をKO勝ち寸前まで追い込み、判定で勝者となったのはご存知の通りです。
井上選手は血まみれになりながらも、強打を恐れず攻め続け勝利をたぐり寄せた。
その姿を見て、私も魂を揺さぶられた1人です。
マルク・マルケス選手。
第18戦マレーシアMotoGP(19年11月3日)。
予選ファイナルで転倒し、決勝は11番手でのスタート。
マルケス選手は既に2019年度総合チャンピオンを決めているので、2度目の転倒を避ける為に決勝で無理をする必要は皆無です。
しかし、彼の転倒を恐れないメンタルは安全運転と対極のものでした。
最後尾スタートから他のライダーを一気にゴボウ抜きして、2位!でフィニッシュ。
MotoGPマレーシアGP:11番手から抜群のスタートを決めたマルケス、前夜に「2015年ムジェロのレースを見た」
藤井聡太七段。
勝負を投げ出しても不思議ではない状況で最後まで諦めない。
その姿勢は井上選手・マルケス選手と瓜二つです。
例えば、最近では木村一基王位に挑戦した王位戦第2局の
大逆転による勝利がそれです(20年7月14日)。
また、幼少時代の藤井七段への谷川九段の指導対局。
谷川先生が敗色濃厚な藤井少年に引き分けを提案したところ、将棋盤に覆い被さって泣き始め、引き分けを拒んだのは有名なエピソードです。
当時8歳!の藤井少年は、谷川先生に勝つ積りだったとのこと。
驚き以外の何者でもありません。
今回のまとめです。
『劣勢に陥っても諦めない闘志で勝利をたぐり寄せる』
最後に今回の記事をまとめる過程で以下の点を強く認識しました。
◆革新的な天才のアプローチ・技術・メンタルは洋の東西を問わず同じであること。
今後彼らがどの様に歴史を塗り替えて行くか、同時代人として非常に楽しみです。
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