皆さん。こんにちは。
今回から何回かに分けて、3人の天才について考えて参ります。
最年少記録を塗り替えているだけでなく、生きる伝説となるであろう3人。
彼らの共通点が、皆さんの参考になれば幸いです。
まず、井上尚弥選手。
全ての点で完成されたボクサー。
パンチ力に注目されてばかりですが、
ディフェンスとフットワークの素晴らしさも一目瞭然です。
ボクシングWBSS決勝戦ではレジェンドのノニト・ドネア選手に勝利、遂にバンタム級の世界NO.1となりました(19年11月7日)。
続いて、藤井聡太七段。
自陣の守りは最小限とし、敵陣の攻めを最優先する画期的な棋風を開拓。
最小限のダメージと最大限の有効打でもって最短の勝利を目指す点は井上選手と重なります。
王将戦トーナメントでもレジェンドである羽生善治九段に勝利するなど、順調に勝ち星を積み重ねています(19年10月)。
最後に、マルク・マルケス選手。
オートバイレースの最高峰MotoGpのレジェンド。
2015年を除き、2013~2019年度にかけて通算6回チャンピオン。
タイヤを滑らせながら、車体を倒す異次元のコーナリングの開拓者。
MotoGpへのステップとなる125ccクラスでも2010年にチャンピオン獲得。
では、以下の記事をご覧下さい。
井上尚弥にも階級の壁は存在する?気鋭トレーナー3人が語る強さの核。
藤井聡太新王位の勝因は「封じ手」「あと2段階は強くなる」勝利後に師匠・杉本八段に聞いた
2019年型ホンダRC213Vが“マルケススペシャル”の理由/ノブ青木の知って得するMotoGP
彼らに共通するのは『勝負所で躊躇なく攻め込んで行く勇気』
井上選手についてはWBSS準々決勝のパヤノ戦1R残り2分2秒~のシーンをご覧下さい。
一気に『攻め込んで』右ストレートでKO。
藤井七段については『藤井聡太 攻め込み』での検索・ヒットが非常に多い。
マルケス選手については転倒を恐れないアグレッシブさ、
名物『肘擦りコーナリング』(リンクp.1下段写真2枚)。
思うに、『勝負所で躊躇なく攻め込んで行く勇気』から
彼ら3名はライバルにはない体験や景色を得ているのでしょう。
従って、この『勇気』をライバル達が獲得しない限り、
今後も彼らの後塵を拝するであろうと考えます。
2023.7.28追記
その後、藤井聡太七冠やマルク・マルケス選手について
『余りにも集中力が高い為、恐怖心を抱かないのでは…』
とここ2〜3年言われています。
成程、頭の中は最善手を考えたり、速く走ることだけで、
恐怖心は感じないから、勇気は必要ないかもしれません。
井上尚弥選手もKO率88%(25戦22KO)と日本歴代1位で、
接近戦を恐れないファイターであると断言できます。
思うに、3人とも長いキャリアの中で恐怖心という
戦いに邪魔な心理に支配されない様に心を鍛えて来た
のではないでしょうか。
では、他の共通点については次回と致します。
次回以降はコチラです。
押して頂けると励みになります。
宜しくお願い致します。