コンセントが取り付けられたんだが、グラスウールの防湿シートがえらいこっちゃな状況に。
上の写真は、奨励準耐火仕様にしたので、床と壁の取り合い部は気流止めの木材が施工されているんですが、そこに隙間が。。。
一応、ヤマダホームズの標準の施工では床と壁との取り合い部(境目)で床に30mm以上防湿シートを折り返すことになっています。
折返しをフローリングと石膏ボード挟んで気密を確保する状態です。
それをどうしてなのか?床ではなく気流止めにシートを止めてしまっている。。。
気流止めの施工なので、施工精度がびっくりするくらい高ければ、漏気の心配は無いのでしょうが、隙間が空いていると機密の意味はなさないでしょう。。。ちゃんと意味を解って施工してほしい。。。
この状態で、防湿テープの床折返しを30mm以上確保するのは無理なので、気密テープによる補修をお願いしました。
補修をお願いした理由は当たり前ですが、防湿層が連続していないから。
隙間があると断熱材がカビてしまったり、漏気で温かい家にならなかったりと、あまり良い事はありません。という話を聞きました。
で、こちらの状況を、施主から大工さんに伝えさせて頂きました。
施主からです。
だって、現場監理はいや、こんなもんですよー。気になるところがあれば伝えてくだい、みたいな雰囲気です。
オマエ、自分の家建てるんでもそんな感じなんか?と問い詰めたいですが。。。
一度、現場監督に隙間のことを伝えると、気流止めの木材なんで、気密は確保できてますと。。。
隙間あるのに?防湿層ってなんやったけ?と自信がなくなったので、旭ファイバーグラスに問い合わせしちゃったよ!
その結果、やはり隙間は隙間なのでなんとかしたほうが良いよとアドバイスをもらい、大工さんに説明しました。。。
大工さんが悪いかというと、自分はそこまで悪いとは思いません。
ヤマダホームズ帰属の大工さんでもないだろうし、色々なやり方がありますし、個人によって技量も考え方違うと思います。
品質を管理するのは大工ではなく、現場監理、監督だと思います。
施工にバラツキがあれば、そこを指導、是正するのは監理、監督の責任ではないでしょうか?
で、現場監督が対応してくれないようなので、自分で大工さんに、グラスウールの充填不足と床取り合い部に関して相談しました。
床取り合い部の隙間に関しては、気密テープにて処理をしてくれるとのこと。。。
で、冒頭の画像に戻るのですが。。。
なんで、コンセントが防湿層の中で気密処理じゃなくて、防湿層の前に出とるねん。。。
このままの状態で、石膏ボードを施工するとグラスウールの断熱欠損が大きくなるので、コンセント部分の施工は、コンセントの部分の防湿シートを切り欠き、コンセントボックスと防湿シートを気密テープで止めるという施工になるはずなのだが?
こちらの施工を
コンセントというか電気、配管周りの気密施工がきちんと行われてないように見えるのですが。。。
と現場監督に伝えたところ、
befor
after
ふむ。。。なにが変わったのかわからん。。。
そもそも最初の状態で、コンセントの気密部材がまだ届いて無いから、気密施工はできていないと、現場監督は言っていたのじゃが???
何が変わってん?と聞くと、隙間に気密テープ貼りましたと。。。
いや、そもそもコンセントは?と聞くと、
このままです
という驚きの回答が!
え?気密は何処に施工するん?と聞くと、コンセントボックスです
という回答。
何を言ってるんだ?防湿層の外を気密してどうするんだ?
何度見返しても、コンセントボックスは気密層に隙間を若干作りながら、防湿層の手前で施工されている!
何処で気密を取るつもりなんだ?石膏ボード?
石膏ボードは気密層ではないのだが?
そもそも、断熱の欠損が大きくなるので、コンセントボックスは、断熱材の中で気密処理をするのでは?
と聞くと
気密を心配されていたので、気密優先にしましたと。。。
そしたら、どうして配管周りの機密はテープ処理しないのか?
多分確信犯
なんで、コンセントと配線をグラスウール中に入れなかったのか?その上で普通の施工をすれば、断熱も気密も問題ないレベルで取れるのでは?と聞くと。。。
電気先に施工しないと無理なので。。。。
。。。だから何やねんと。
で、コレはヤマダホームズの標準の品質なのですか?
と聞くと
そうです!
と元気な回答が。。。
わかってても、どうも処理しないという事か。。。それとも本当に問題ないと思っているのか。。。
とりあえず、埒が明かないので営業さんに連絡して、品質管理の部署が無いのか聞いてみよう。。。
その上で、品質管理の部署が、コレが標準の品質ですというのならば、ヤマダホームズでグラスウールを選んではいけなかったということだろうと思います。
何年か後に、グラスウールがカビてたらいやだなぁ。。。はぁ、まだ建って無いのに後悔だよ。。。
こうしてグラスウール駄目説が広がっていくのか。。。
むちゃくちゃ親切に対応をしてくれたのに、こんな日記を書いてスイマセン。旭ファイバーグラスさん。。。多分、若干部屋が狭くなりますが、外壁側は野縁材でシート接合部を抑える様にして、防湿層とボード間に配線層を設けるように指導を変えられたほうが良いかもしれません。。。
あ、ちなみに、コレも現場監督はOKというレベルらしいのだ。
この釘は特に打ち直されてはいない。。。
そして、内部の審査にはコレで通っているということらしい。。。へー。
店の中は圏外が多いぞ。。。