★小説「ディスティニー・アンダーグラウンド」13の37 | ★ツイ恋:BLロック王子小説「ディスティニー・アンダーグラウンド」ブログ(別ブログで更新中)

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過去に傷を持つ美貌のロックギタリスト・遠藤麻也(まや)はボーカリストの恋人・日向 諒(ひゅうが・りょう)と東京ドームに立つが…●閲覧者さまの性別・恋愛嗜好不問♪
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「えっ…? 」


諒はよっぽど、すれ違いがひどくなるだろうと麻也を押しとどめたかったが、


みんなの前ではそうもいかず…


「ソファ生活、やっぱ厳しいじゃん。俺より、諒の方が心配だったし。」


そう麻也は言うと、須藤に、


「それじゃあよろしくお願いします。社長にもよろしく伝えてください。」


と、諒のとまどいをよそに、話をまとめてしまった。


「ちょっと、麻也さん…」


「もう、諒ったら…続きは後でね。」


諒の口を封じるように、麻也ははにかんだ笑顔で言う。


が、その笑顔が不自然に諒の目には映った。


周りはいつも通り、<恋人同士の2人>を微笑ましく見守ってくれているといったムードだが、


今日の諒には全く嬉しくは思えない。


それどころか、さっきの麻也の態度も、いくら時間がないとはいえ、おかしく思えた。


その一方で、麻也はこの時間の現場では珍しく、いきいきしたムードになったので、


諒は仕方なく、またブースに入り、マイクの前に立った。

 

 

 

 

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