第十四話




人気のない場所っていっても…




ここくらいしか…





今給食室の裏あたり…



ココ…





汚い…





まぁそんなことはどーでもよかった。




あんなに思っていた翔太がここにいる。




あたしの見方だなんてっ…




翔太「んで??なにがあったんだ??」




あたしは今までのことをすべて話した。





まどかがこの前まで普通だったのにいきなり変わったこと、





トイレのこと、



プリントのこと、




山のこと、




一通り話した。




ゆっくりでいいからって、涙で出にくい声と




思い出したくないことをはなしている




あたしを気遣ってくれた。





話し終わるとあたしの頭をなでてくれた。




嬉しかった。




翔太「なぁ…」




あやね「・・・」



こえがでない。





翔太「このことっ…トシにいってもいいか??」





・・・




やっ…山に?!




なんだかいわないでほしかった。





翔太とあたしだけにしてほしかった。




それになんだた山に言うのは





恥ずかしかった。





なんでだろぅ。




こんなことってあるんだ。




やっぱ特別なのは翔太だった。





あたしは必死で首を振った。




翔太「そっかぁ!!じゃあ二人だけの秘密なっ!!」




あたしは




もう胸が熱くなった。




言葉じゃあらわしきれないくらい




嬉しすぎたっ!!




翔太「じゃあそろそろいこっか…」




うん!!




立って。




教室へ向かった。




翔太、ありがとう。




先生が来た。




挨拶をした。




もぅなにがあっても大丈夫。




先生「あやねー。今日放課後残ってくれ!!」




もぅなにがあっても…




わーついてないっ!!涙





~~放課後~~




今日はなにもあれいらいされなかった。





シカトはあったけど、




でもあたし的には




何かされるよりシカトのほうが楽だった。





先生に残れといわれた理由は




あたしが保健室で休んでる間にやっていた




小テストだった。




時間は30分あったが、10分で終わらせた。




今日は疲れたから早く帰りたかったのだ。



「おわったー!!」




達成感でつい独り言。




先生「じゃあもぅ帰っていいぞ!!とくべつなっ!!

   

   でもいつもは見直ししろよっ!!」




「はーーいっ!!」




いい返事(??)をした。




先生は教室を出て行った。




あたしは帰りの準備を始めた。




ランドセルに教科書をつめた。




ガラっ




教室のドアが開いた。




ん…??先生なんか忘れもん??




振り返ると



山が立ってた。



息を切らして…



いそいで走ってきたみたい…





はぁっ…




朝。




学校に登校中。





もぅ学校いやだなぁ…




昨日まどかに机に入れてもらったプリントは






とくに死ねなどという言葉はなかったが、





ただぐちゃぐちゃに黒のマジックで塗りつぶされていた。






死ねとどっちがマシなんだろーなぁ…


と弱気になりながらも考えていた。




あ…



ついちゃった…




学校についちゃった。




正門の前で一回深呼吸。




「はぁーーーー」




はききったところで




「よしっ!!」




と気合を入れて、正門の階段を下りた。





あと2、3段ってところで




「あやねー!!」





誰かがあたしを呼んだ。





振り返った。




体全部が凍りつくような感覚になった。





まどかだっ…




「おっはよ~ん!!一緒に下駄箱までいこっ!!」





なんだこいつっ…




もぅ夢だなんて思わないぞ



これは現実、昨日のまどかも現実。




あたしは無言でまどかについていくようなかんじで




歩いていった。




やっと下駄箱についた。





すごく長く感じた。




下駄箱にいると翔太が来た。




「おはよっ」




目が合ったから挨拶をした。




あ…



あたし…




まどかにいじめられてるんだっけ??




そっかぁ…




じゃあシカトされるかもねっ




ごめんね話しかけて…




翔太…





まどかは翔太をにらんでいた




目で話しかけていた。




「あやねに話しかけんな」って目だった。




翔太はそれに気づいたか気づいてないか…




わかんないけど…





「あやねっ!!おはよ!!」




普通だった。




まどかはドンドンいらいらいだした。




下駄箱で上履きにはきかえたまどかは




翔太が挨拶を返してくれて




呆然としてくつしたのままのあたしの足を




思いっきり踏みつけた。




「いったぁ!!」





あたしは思わず叫んだ。



まどかは振り返らずに歩いた。




あたしは痛みに座り込んでしまった。




翔太「大丈夫か??お前なにがあったんだ??全部話せよ。

   

    俺はお前の見方だからっ。」





見方っ…??




嬉しくて涙が出てしまった。




「うん…」





なきながら人気のいない場所にうつった。




翔太はあたしを気遣って肩を貸してくれていた。





見方っ…



翔太が見方になってくれた。




あたしは一人じゃないんだ。

第十二話




保健室…




保健室…





保健室?!




なんでこんなとこにいんの??







あっ!!倒れたんだっけ??




翔太の上で、





何で倒れたんだっけ??




トイレいって…




トイレ…




あたしの頭の中をいやな記憶がよぎる。





まどか・・・




やだなぁ、コレって現実だよね??




まどかも冗談だったのかも??




夢だったかもしれない!!




帰ったら普通かも!!





シャッッ!!




ベットのカーテンが開いた。




保健の先生だ…




まだぼんやりとしている頭でいろいろ整理しているとクラクラする。





先生「あらっ!!おきてたのね!!軽い貧血よ!!どーする??

    

    杉田さんしだいで早退してもいいって!!


    今日はおうちに帰ってユックリする??したほうがいいと思うけど…」







あたしはさっきのがどうしても信じられなかった。





だからもう一度まどかに会いたいと思って




確かめたいと思って・・・




あやね「いやっ大丈夫です!!授業に戻ります。」





ベットから起き上がるときに頭が少し痛んだ。





立ち上がるときは立ちくらみがした。





それでも必死でこらえて、





先生にはばれないようにしていた。




先生「大丈夫なの?!」





あやね「大丈夫です!!失礼しましたっ!!」




本当は大丈夫じゃない…





だけど、





とにかく今は確かめたい。





がらっっ




教室のドアをあけるとみんながいっせいに



こっちを振り向いた。




あやね「先生…迷惑かけてすいませんでしたっ」




シンっとした空気緊張で声が出にくい。




先生「おおっ大丈夫なのか??今やってるプリント

    

    まどかが机にいえてくれたぞ  


    お礼いっとけょ」





一瞬ぞくっとしたなんともいえない感じが体中を走った。





まどかはニヤニヤしてこっちを向いている。




まどかがちょうど後ろの席かぁ…




ふーっ



軽く気が遠くなった。




やっぱりさっきのは夢じゃなかったんだ。





席に向かう。




みんながあたしをみてる。




ガタンっ



と椅子を引いて座ると




先生がまた授業を続けた。




あたしは思い切ってまどかに話しかけてみた。




あやね「プリントありがとう」



するとまどかはいつもどおりニコっと笑って




まどか「どいたまー」



と言った。




アレ??



まどか…普通ジャン!!




嬉しかった。




机の中のプリントを早速開いた。




何これっ…




クスクスクスっ



と朝まどかたちといた女子が笑っている。





あたしっ…




どうなっちゃうの??



なんでこんなことすんの??




最悪のはじまり。