第十一話








あやね「何か隠してるの??ねぇちょっと教えてよ!!」








言った瞬間きつすぎたと思った。







やばいっと思ったけどもう遅かった。









まどか「さっきから聞いてればあやね一方的過ぎるよ!

    

     親友だったらもっと優しく聞くとかできないの??

     

     だいたいさ!!いくら親友でも言いたくないもんは

      

     いいたくないっつーの。ちょっとは人の気持ち考えてよ!!」









今思うとまどかも言いすぎだ。








でもあたしもすべてが思い当たってしまって。









なにも言い返せなかった。







悔しくはなかった。







怒りもなかった。







ただ悲しかった。







本当に自分が親友なのかな・・・







あたしはまどかといてもいいのかな・・・







まどかは無理してあたしといてくれるだけじゃないのか??







って…








自分を追い詰めすぎた。








追い詰めて追い詰めて追い詰めて…








手にしずくがたれた。








正直言うと手袋をしていたため水がしみこんできた。









下を向いて手を見ようとした。







やっと気づいた。







あたし・・・泣いてるんだ・・・







知った瞬間こらえきれなくなってまばたきをした。







そしてダッシュで学校へ向かった。








必死に走った。








何も考えずに走った。







まどかに一言声をかけたっけ??







なにも覚えていない。









ただひたすら走った。







気づいたら自分の席に座ってた。





後ろを向くとまどかがいた。




友達と楽しそうにしゃべっている。




「はぁ…」




あたしは軽くため息をついてトイレへ向かった。





鏡を見ると見事に目がはれている。




「うわ~こりゃだめだ。」




独り言を言っているとトイレのドアが開いた。




はいってきたのは






まどかたちだった。





まどかはあたしの顔を見もしなかった。




ほかのまどかの連れも話しかけてすらくれなかった。




トイレを飛び出て教室に出ようと考えたあたしは





早歩きでドアへむかった。




「痛っっ!!」





なにかにつまづいてころんだ。




なんだろう…




って、恥ずかしい・・・・




と思い足元を見ると





「えっ…」




あたしは思わず顔を上げてしまった。




上履きに「まどか」と書いてあった。




あたしはまどかの足に引っかかって転んだのだ。




違う。




足をかけられたのだ。





「ぷっ、なにその顔・・・きもーい。その顔で男おとすんだ」




キャハハハハ・・・



という甲高い声がトイレ中に響く。




なにこれ…



夢じゃないよね…




まどか…




さっきまで一緒にいたよね??




話してたよね??




なんでこんなことすんの??




あたしそこまでひどいことまどかにした??




あたしはまた泣きながらトイレを出た。




目がおもい・・・



なんだか体も重いっ・・・




一瞬



宙に浮いた感じがした




と、ともに




痛いっ…




「痛ってー…」




翔太??




「翔太ー!!」




叫んだつもりが声にならない




翔太「んだよ。いきなりびっくりしたジャン!!つか…どけ」





どけって…



あ。




翔太のうえだった。




「ごめんね。今どくから…今どくから」





声が出ない・・・!!




なんで??




あたしは意識を失った。




そのあと、翔太が先生を呼びにいってくれたらしい。




そして…




先生を呼びにいってくれてる間





たまたま通った山がつきそってずっと声をかけてくれてたらしい。




それは別の先生に聞いた話。






ただひとつだけ。




あたしはトイレの目の前で倒れたこと。




まどかたちがみていたなんて考えてもいなかった。




まさか地獄の始まりだなんて…




まどかとずっと親友だったあたしは




まどかのすべてを知ったつもりだった。





でもそれは全部表の顔だってことを知るはめになった。





まどかの裏があんななんて。。。




まどかがそんなに怖がられてたなんて…

第十話





チチチチ・・・





『ピリリリリリリ・・・』




ばしっ!




今日は木曜日か・・・





うるさい目覚ましでお目覚め。




「いってきまーす★」





あたしは元気に家を出た。





家を出た瞬間




「あっやねーおっはー」




振り向くとまどかがいた。




なんとタイミングがいいんだろう…




あやね「おっはよーん♪」





まどかはいつものように話し出した。




まどかの話が切れたら昨日のことを詳しく聞こう…






相槌を打ちながら話を聞くあたし。




話すまどか。




………。





なっながいっっ!!




なんかいつもと違うような…




あたしは思い切って聞いてみた!!




「ねぇまどか!!話の途中悪いんだけど…」




まどか「なに…??」





はっとしたようにこっちを向くまどか




まどか「ごめんごめん…あたし自分ばっかで…」



あやね「まどか…山すきって本当??詳しく聞かせて!!」





しばしの沈黙が流れる




これって…きいちゃいけないことなのかな…




まどか「山…って呼んでんだ…苗字でよばなくなったの??」




あやね「あ…昨日帰り道が一緒でさぁ、山って呼んで!!っていわれて」




まどか「そ…そーなんだ。あっ…あたしも言われたんだ!!」




ズキン…



心のどこかが痛んだ。



あれっ…この気持ち…



あやね「そうなんだぁ!!よかったじゃん!!」




なんだかよくわかんない。



自分の気持ちが全然読めない



なんで…??



あたし…翔太が好きなんじゃ…




まどか「ねぇっ!!もうすぐバレンタインじゃん!!うちで土曜日一緒に作んない??」




あやね「いいねぇ!!誰にあげる??」




誰にあげる??




あたしはまどかに聞いてから自分へも聞いてみた。




翔太…??



とおるは毎年義理あげてたし、




翔太は…一緒に遊んで仲良くなったら!!




山…



なんであいつの顔が出てくんの??




まどか「あたしは女子と、とおると…」




あやね「山??」




あたしは真顔でなにも考えずに聞いてしまった。




だってすきなんでしょ??



と、思って。




ほんとうに、まじめに聞いたんだ。





まどか「…え…」




まどかは一瞬動揺していた。



まずかった??



今日のまどかなんか変だよ。




あやね「やっぱまどかおかしい!!なんかあったでしょ!!」




まどかは黙ってばかりいる。




あやね「黙ってちゃなにもわかんないよ!!

正直に話してよ!!あたしたち親友でしょ!?」





するとまどかが



まどか「親友…そーだよね…親友…あたしね…ごめんね・・・」




なにあやまってんの??




ねぇまどか



なにを言いたいの??



なにか隠してるの??


第九話





疲れたぁぁっ…





あのあと男子たちと無理やり遊んで、




みんなと気まずくなんだか





ギクシャクしたような空気を



無理やり押しのけていた。




そして…




今やっと帰れるーヾ(@°▽°@)ノ




まどかは方向逆だし、翔太はこの後塾だから




もうすこしとおるの家に残ってくって言うし!!




さ!!



かーえろっと★




あやね「じゃーね!!また明日ー!!ばいばーい!!」





まどか「ばいばーい!!」




まどかは結局アレ以来何事もなかったかのように





接してくるし…





詳しくはまた落ち着いたらきこう。





いろいろと考えながら





一人で帰り道を進んでいく。




一人で…



ひとっ…




!!!!!!!!!!!!!!





しっ…しまった!!




山崎って帰る道同じだったのかっ!!





ふーっ…



二人で気まずいといってもチャリだし…





って、




タイミング悪いわー




信号赤。




沈黙。




どうしよう…




山崎「今日おもしろかったね」




いきなり




満面の笑みで話しかけてきた山崎。





あまりいきなりだったのでビックリ。





とりあえず答えを返すあたし。




あやね「う…うん!!ってか遊ぶの初めてだよね??」





そーいえば…




山崎ってあだななんだったっけ…??





えーっと…えーーっと…




うーん…うー




困ってるのに気づいてくれたのか





山崎「…山!!山って呼んで!!苗字じゃなんかもろ他人ですみたいで…」




照れながらいう山崎…




いや!!




山!!




あたしはなんだか山と話してて心が癒された。




いごごちのいい場所。




なんだかいいところ。





あたしはちょっとずつ



山について知りたいと思い出した。





同時に今日のまどかの言葉も




深く意味を知りたいと思った。