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人間の危機本能に呼応する「クライシス・ウェポン」の使い手、九重慎。
セブンとの激闘を繰り広げた緋扇家襲撃事件のあと、慎は「黒の使徒」が今度は六大財閥のひとつ八芒家へと攻撃を開始したことを知る。八芒家は財閥による共闘組織「五撰陣」を編成。激化する黒の使徒との戦いの中で慎は、幼くして大剣のクライシス・ウェポンを顕現させる少女・サファイアに出会うが…!? 大切なものを守るために、救うために――決意を秘めた慎の刃が戦場を翔ける!! 本能と信念が織りなすバトルアクション第2巻!!
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わたりんとカリスマお二人の帯コメントがよかったです(小並感)
黒の使徒から八芒家へと送られた襲撃予告。慎は緋扇家を助けなかった八芒家に協力することに納得出来ずにいたものの、紗々良の強い意志を知り、黒の使徒と再び戦うことを決める。八芒家からの要請を受けた特防は、六大財閥のエージェントを含む特防正規、非正規エージェントからなる組織『五撰陣』を結成し、黒の使徒殲滅に向けて動いていく。第二種エージェント、千年景四朗をリーダーに据え、五撰陣は黒の使徒のアジトへ攻撃を仕掛けようと計画をしていた。そのとき、突如続々と鳴り出す携帯の呼び出し音。出てみると、なんと八芒家が襲撃を受けているという。連絡を受けた特防エージェントたちは至急、現場へと向かう。
今までは守るだけだった特防が一転して攻撃する側に回った今回。しかしやはり一筋縄ではいかない辺りがまた面白い。
慎は特防の件と並行して、紗々良の日記にあった『カシマダ』なる人物を追っていた。五撰陣の会合に出席した慎の前に、五撰陣への対黒の使徒アドバイザーとして招かれた人物はなんと迦嶋田誠也で……?
新キャラも多数登場。黒の使徒の三人、ルナール、タッカ、ガリ。敵として充分な役割を果たしたのではなかろうか。
柚さんの戦いが見れたのは良かった。やはり第三種エージェントなだけあって相当な実力だなあ。相性の問題もあるとはいえ、第二種相手に相打ちに持ち込んだガリ、半端じゃねぇ…… 黒の使徒の最後の切り札である『奈落』は温存されていたから、再戦とかあるのかなーと思ったり。
霞耶は慎を危険に晒したくはない、慎は霞耶を巻き込みたくはない。お互いがお互いを大事に思っているだけにこのすれ違いは見ていて辛い…… どうにかしてまた元の仲に戻って欲しいな。
霞耶の忠告を受け入れず、迦嶋田誠也との取引に乗ってしまった慎。迦嶋田家と緋扇家、その真実を知るため、慎は何としてもサファイアを連れ戻すことを決意する。
登場キャラの中で個人的には久地楽尋務がすごく気に入りました。最初見たとき、ぽっと出の単発キャラかと思ってましたごめんなさい……(汗) 白のクライシス・ウェポンとかかっけぇ。しかもめちゃくちゃ強いし……! クライシス・ギア開発者白洲みやことの関わり等も気になるし、アナザーサイド的な感じで尋務視点の話が描かれたらいいなあ。慎とのつっけんどんな掛け合いも好き。お互い気に食わないと思いつつもその実力は認め合っている、的な関係がまたいい。
そしていよいよ登場した終末の探偵。郷(紗々良)について、事件の真相がついに明かされるのかしら。そこら辺も含めて続きに期待。